社員が顧客になる日

ポストコロナでは
個への流れが加速するだろう。
一人ひとりが情報発信し、
それぞれの見込み客とつながり、
自分の商品を販売することによって生計を立てる。
自立した小さなビジネスが無数に生まれる時代。

ではそのような時代には
会社は不要なものとなるのだろうか。
おそらく会社は二極化して生き残っていくだろう。
ひとつはこれまで通りの会社モデル。
いくら個の時代とはいえ、
すべての人がそれを望んでいる訳ではない。

これまで通り決められた時間に出社し、
指示された通りの仕事をこなし、
報酬を受け取る安定した生活を送りたい。
そのような人材を雇い、
これまで通り組織としてビジネスを展開する会社。
もうひとつは社員を顧客とする会社モデル。
個の時代の新型企業である。

一人ひとりが集客と商品開発を行う
個人完結型のスモールビジネス。
そこには出社、指示管理、固定給という概念がない。
では会社そのものが不要になるのか。
もちろんなくても機能する。
その結果フリーランス人口は増えていくだろう。

だが時間とともに彼らは再び集まりだす。
一人でやるよりも快適で稼ぎまで増えてしまう。
そういう会社が現れてくるからだ。
一人ひとりが情報発信し、
一人ひとりが見込み客と繋がり、
一人ひとりが自分の商品を開発する。
これは決して簡単なことではない。

情報発信が苦手な人もいれば、
商品開発が苦手な人もいる。
ではそのような人はどうしたらいいのか。
これまでなら会社に雇われるという選択しかなかった。
だがそこに新たな選択肢が現れる。

情報発信をサポートする。
商品開発をサポートする。
苦手な事務作業もサポートする。
そういう会社が現れてくる。
一人でやるよりも快適で、
サポートしてもらうことによって稼ぎも増える。

その代わりに増えた稼ぎの中からサポート費用を払う。
会社はその費用によって収益をあげる。
言うなればすべての社員が
独立採算制で成り立っている組織。
それが個の時代の新型企業である。

固定給を払わない。
採用も育成も管理もしない。
やることは徹底したサポート。
どうすれば所属するフリーランスが快適になるのか。
どうすれば彼らがもっと稼げるようになるのか。
それを考え実行する。

会社が給料を払って指示を出すのではなく、
会社に費用を払って快適な場を利用させてもらう。
これまで従業員という役割だった人が、
会社にとっての顧客に変わっていくのである。

 


尚、同日配信のメールマガジンでは、コラムと同じテーマで、より安田の人柄がにじみ出たエッセイ「ところで話は変わりますが…」と、
ミニコラム「本日の境目」を配信しています。安田佳生メールマガジンは、以下よりご登録ください。全て無料でご覧いただけます。
※今すぐ続きを読みたい方は、メールアドレスコラムタイトルをお送りください。
宛先:info●brand-farmers.jp (●を@にご変更ください。)

 

どうすれば企業は生き残っていけるのでしょうか。私は今後、中小企業の経営は二極化していくと予想しています。それは「人を雇い続ける経営」「人を雇わない経営」です。

*私自身の経験を元に相談に乗ります。
*相談は無料(もしくは食事代)です。

1件のコメントがあります

  1. 全ての産業で↑のような業務形態というか企業形態というか、緩い役割分担での商売になるのは?です。
     フリーランスや1人起業(法人)が増加する中、「会社に費用を払って快適な場を利用させてもらう。これまで従業員という役割だった人が、会社にとっての顧客に変わっていく」企業形態になるのは、自然な流れかと思いました。

感想・著者への質問はこちらから