【コラムvol.32】
「企業課題の解決」
という言い方にこそ、
大きな課題がある。

ところが、<企業課題の発見>
という言葉で企業をウオッチすると、
“木を見て森を見ず”といった
視野狭窄に陥ってしまう。

事業や商品ではなく、
組織風土とか組織の人間関係や
一体感とか、上下の意思疎通とか、
人材評価の不透明感とか、
<枝葉の課題>に目を奪われてしまう。

いや、それも非常に大事ですが
優先順位が狂っては、
本末転倒だということです。

まずは自社の強みを
明快に言語化し自覚してこそ、
その優位点をさらに強化発展させるために
どんな組織をつくればいいのか。
どのような能力を持つ社員を採用育成し、
どう評価すればいいのかが、
ようやく見えてくるものです。

強みの理解が不明瞭では、
組織づくりも人材計画も
ノービジョンにならざるを得ない。
へたすると企業の方向性と
ミスマッチな人材をリーダーに選んでしまう。
これでは企業を強化することはかないません。

まずは、
『企業の強み』の明文化という
ポジティブな重要テーマに取り組む。
その次に、分析と討議によって
何を深め、どう新展開していくか、を考える。
組織づくりや企業風土についても検討する。
その順序が大事なのではないでしょうか。

「いや、自社の強みは
みんななんとなく
わかっているんじゃないかなあ」
というその「なんとなく」はかなり危険です。

言語化こそが意識化ですから、
「たぶんなんとなくわかっている状態」とは、
「誰一人はっきりとわかっていない状態」だと
自覚することが重要だと思います。

なんとなく、では意志は芽生えません。
意志なくしては、
何かを切り拓くことはできませんから。


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中小企業に、発展のきっかけを投げかけたい。だから、ハッテンボールです
【ハッテンボール・グループ 代表取締役 伊藤英紀】
企業表現コンサル/コピーライター 1961年生
広告学校と大学をダブルスクール。㈱リクルートで、バイトなのに制作チーフを務めたのち、同社契約コピーライターに。1990年 前身 伊藤英紀事務所を創業。※元ワイキューブ取締役
有限会社ハッテンボール ◎創業1990 ◎設立2006 ◎資本金1000万円 〒169-0073  東京都新宿区百人町2-27-7 ハンドレッドステイレジデンス1108 ℡03・6698・4863
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