パンダ侍が斬る 其の参
安田からの紹介。「パンダ侍とは?」
女性と出会うことは稀有な私ですが、こんな面白い人がいたのか!と初対面で衝撃を受けた女性。それがパンダ侍の小野ゆうこさんです。ものの見方が面白い、表現の仕方が面白い、そして彼女が作った「イノベーションカード」がこれまた面白い。ということでイノベーションカードを使ったコンテンツを書いてください!とお願いしました。(イノベーションカードとは?)
このコンテンツについて
このコンテンツはその日のお題から始まります。たとえば「めがね」というお題に対してパンダ侍さんが「イノベーションカード」を一枚引く。するとそこには「違う場所に置いてみる」というメッセージが。「めがね×違う場所に置いてみる」というテーマでパンダ侍があなたの先入観と思考を斬りまくります。
「社長の愚痴がもたらした」
本日のそもそも:時間
時間が足りないんすよ。
対応せなならんことが
増え続けて。
時間がないっすよー。
と経営者交流会で
同じテーブルになった
社長が言う。
パンダ侍さんはどうですか?
気楽そうでええですな。
こっちは時間がなくて大変ですわ。
ひとり辞めるっちゅうて。
と淹れたてコーヒーを
あつっ。
と言いながら
慌てて啜る。
パンダ侍さん、
タイムイズマネーですよ。
時間が金を産むんですわー。
むむむ。
社長よ、勝手ながら
時間のそもそも、
パンダ侍、
ふんわりズバッ!と
斬らせていただきます。
ズジャっ!
イノベーションカードが知らせる
そもそも時間とは何か。
この文字面だけみると
深淵で、拙者の
手に負えない匂いが
むんむんしているが、
まっ、所詮パンダ侍の
言うことですから。
どれどれ、今回の斬り口、
イノベーションカードをチャッと1枚。
よくある間違いは?とな。
ふーむ。。。
時間についての
よくある間違いといえば、
拙者、先日、
果し合いの仲裁に
出かけていったところ、
待てど暮らせど、
誰もこない。
肉球メモを検索して
果し合い当事者たちに
連絡したところ、
みんな笑い転げて、
1か月先ですよ。
あはは、さすがだなー。
でも、それはきっと、
果し合いは起きない。
っていう未来の姿ですね。
果し合いやめて、
話し合いにしますわ。
ってなったことがあった。
まっ、結果的に
丸くおさまり
めでたしめでたし。って
パンダ侍、嘘のような
ほんとの話シリーズが
またしても更新されたわけだが、
このとき、
拙者、この仲裁のために
本当に、未来に
行ってきたのでは?
ということばが
くるみ大の脳内を
ぐるぐる回りはじめ、
豆乳をごくごく飲んで、
気をとりなおしたでござるよ。
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時間のギャップ物語というと、
日本では浦島太郎氏の
逸話が有名だが、
禅語に壺中日月長
(こちゅうじつげつながし)
という話がある。
むかしむかしあるところに
薬売りの老人がいて、
店じまいすると
壺の中に飛び込む。
これは秘密だったけど
ある日、ひとりの役人が
目撃し、一緒に
壺の中に入る。
壺の中は極楽別天地の
まさに桃源郷。
薬売りの老人は仙人で
この世界の主人だった。
とってもいい思いをして
数日過ごした壺の中から
現実に戻ってくると
十数年経っていた。
って話。
案外、過去や未来なんて
連続せずに、
ただ漂っているのかもしれない。
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あやふやな反面、
正確さを求められるのも
時間だ。
いつ、どこで、何が起きるか。
いつ、誰が、どこで、何をするか。
と、出来事を管理記録する
システムという一面を
時間は持っている。
このシステム上で
1日は24時間、
午前12時間午後12時間、
1年は12か月などと
目盛を定め、
生活をしている。
生活の中の時間は
メモリーのための
目盛といえる。
記録、管理するはずの時間に
逆に人間が管理されている。
ってパンダ侍からは
みえることもしばしば。
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時間は記録管理するための
システムという側面を持つため、
有限であるという勘違いしがち。
本当のところは、
心の持ち方次第という
正体がつかめないものでもある。
ってことは、
そもそも時間とは、
あなた次第でどうにでもなる
でござる。
拙者は、気まま力で
いまこの瞬間を生きるでござるよ。さらば!
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)ブランド・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント