【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「安田さんはリタイア後を考えていますか?」2020年3月11日配信

第389回「安田さんはリタイア後を考えていますか?」
というご質問。じつは私、 前日にすごいアイデアを出して死んでいくと決めているんです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

スケボー乗って、ちょっと段差を超えようと跳ねたらスマホを落として、落としたスマホを自分で踏んだらアウトのカメラが逝きました。金子亜佑美でーす。

安田

安田佳生です。

栃尾

画面バキバキなんだよね。

金子

画面もバキバキです、はい。

栃尾

サランラップ巻いて(笑)

金子

サランラップ巻いて過ごしてまーす。

栃尾

頑張らないと。

金子

はい。では、本日は、職種なし、そして60歳以上の方からのご質問です。こんにちは。

栃尾

こんにちはー。

安田

こんにちは。

金子

安田さんはリタイアしたあとのことは考えていますか?ビジネスから退いたら、普通の人は専業……専業……シュ、シュ……

栃尾

消費者。

金子

(笑)専業消費者になります。仕事と同じくらいスリリングで面白い消費生活なんてあるのでしょうか?ということでーす。「消費者」が言えなかったっすね。

安田

それは読めなかったってことですか?

金子

はい。読めませんでした(笑)

安田

おっ、なるほど。

金子

すいません(笑)

安田

いえいえ。

栃尾

印刷がね、ちょっとズレてたりなんかして(笑)

金子

優しい(笑)

安田

60歳以上の仕事をしてない方っていうことですかね、これは。

栃尾

そうですかね、「なし」ってことは。じゃないでしょうか。

安田

で、仕事を辞めて“専業消費者”になったんですね、きっとこの人は。

栃尾

うん。

金子

専業消費者って言葉ってあるんですか?

安田

いや、この人がたぶん編み出されたんじゃないですかね。

金子

ああ、なるほど。

栃尾

聞いたことはない気がしますね。

金子

あ、そうなんですね。

安田

まあ、「専業主婦」みたいなもんですね。

金子

なるほど。あ~、うんうん。

栃尾

「稼がない」ってことなんでしょうね。

安田

「使うだけ」ってことですよね。

栃尾

うんうんうん。

安田

「使うだけの生活してたらつまんない」ってことなんでしょうね。

栃尾

そのように見えますね。

安田

「仕事と同じくらいスリリングなことあるのか?」ってことは、「仕事のほうが面白い」ってことですよね。

金子

お~。

栃尾

すばらしいですね。

安田

なんで仕事しないんでしょうね、この人。

栃尾

体とかかもしれませんね。なんでしょうね。

安田

うーん。

金子

なんでしょうねえ。

栃尾

もしくは、会社員だったけど定年になったとか。

金子

定年。なるほど。

安田

ほぉ。まあ、僕はリタイアしたあとのことは考えてないですね。

栃尾

死ぬまでお仕事なさるんですもんね。

安田

「死ぬ前の日に最高の発明をして死ぬ」ということを一応目標にですね、新しい商品か事業をつくりたいんですけど。

栃尾

その発明は見届けなくていいってことですか?

安田

それが成功するかどうかは、べつに見届けなくていいですね。

栃尾

へぇ~。

金子

へぇ~。

安田

だって、見届けられないじゃないですか、次の日死ぬんだったら。

栃尾

そうですそうです。

安田

なんか、だから、こう、まだ世の中にないものをつくり出すっていうことが、いま仕事をやっている最大の楽しみでして。特に仕事としては法人のお手伝いが多いんですね。だけど、数的には個人のお手伝いもいっぱいやってるんですよ。個人の、たとえばフリーランスになって稼ぐお手伝いすると、個人って比較的早く成果出るんですよね。

栃尾

ふーん。

金子

へぇ~。

安田

だって、4・50万ぐらい稼げば、個人ってまあまあ成功の部類に入るじゃないですか。だけど法人の場合は、その10倍は最低売上いかないと成果ってみなせないんで、時間かかるんですよ。

金子

ふーん。10倍も必要なんですか?

安田

そのぐらい行かないと僕にお金を払って発注する価値がないですよね、やっぱり。

金子

ふーん。

安田

10倍とか100倍を考えて、たぶん仕事を依頼されると思うんですよね。それでいくと、ビジネスのアイデア出して、成果を次の日に見届けるのは絶対無理なんで、うん、まあ、自分の中で「あ、すげえのできた」と思えばうれしいですかね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

まあ、何をもってリタイアかっていうのがあるんですけど、「稼ぐのをやめる」っていうことでしょうね、この人いわく。「消費」って言ってるから。稼がない仕事もいっぱいありますけど。赤ちゃんもミルク飲むのが仕事だったりするじゃないですか。

栃尾

なるほど。

金子

子どもが遊ぶの仕事だったり……する。

安田

はい。金子さんがボケるのが仕事だったりとか。

栃尾

なるほど。

金子

「なるほど」って(笑)

栃尾

(笑)すばらしい。

安田

(笑)えーと、栃尾先生は、そろそろリタイアのことは?

栃尾

(笑)

金子

えーっ、考えてるんですか?

栃尾

いいや、考えてないですよ(笑)

安田

考えてないんですか?(笑)

栃尾

はい(笑)

金子

リタイアしようと思ってますか?そもそも。

栃尾

えーっ、あんまり考えてないです。

安田

1兆ぐらいあったらどうですか?

金子

うおっ、うおっ!

栃尾

1兆ぐらいあったら、なんか、でも、やりたいことをやる気がします。なんか事業とかやりたいですね。

安田

あ~。お金稼ぐために?

栃尾

稼ぐためじゃなくて、やりたいからでしょうね。

安田

ほぉ。そうですよね。

栃尾

はい。

安田

やりたいことがたまたまお金になるんだったらそれでもいいし、ならないんだったらべつにそれでもいいって感じですよね。

栃尾

そうですね、はいはい。

安田

うん。そんな感じでやりゃいいのにって思いますけどね。

栃尾

そうですよね。でも……うーん、そうですね。どういう仕事かにもよりますけど、たとえば商社みたいな仕事って世界を股にかけて、結構お金を動かしてスリリングだと思うんですよね。

金子

おぉ~。

栃尾

そういうのって、たぶん定年しちゃうと、自分で同じような規模で同じようなスリルって、なかなか難しくなるのかなというイメージです。

安田

なるほど。

栃尾

そういうことなのかな、なんてことも想像したりしますけれど。

金子

たしかに、大手だと。

栃尾

はい。

安田

前の仕事と比べてスリルがないってことね。

栃尾

そうですね。そのお仕事の種類によっては。

安田

僕も、でも、前は社員がたくさんいたんで、人を動かして事業をやるっていうスリルは完全になくなっちゃいましたね。

栃尾

そうですよね。

安田

はい。

栃尾

いまはスリルはあるんですか?

安田

スリル?うーん……そういうスリルはないかな。

栃尾

ヒリヒリするみたいなのはない?

安田

スリルっていうか、なんか、ダイナミックさみたいなもんはあんまないですね。

栃尾

あ~、はいはいはい。コツコツ。

金子

必要ですか?仕事に。

栃尾

スリルが?

安田

欲しい人もいるんじゃないですか。プロのスポーツ選手とかは、ホント「負けたら食えない」みたいなとこでやってるんで。僕は耐えれませんけど、あんなスリルは。

金子

(笑)

安田

やっぱ、それがなきゃ生きがいがないって人もいるんで。

栃尾

うん。

金子

そっか、欲しいか欲しくないかの差なのか。

安田

僕も、だから若い頃は楽しかったですよ、そうやってスリルを味わいながら。いまはのんびり仕事するのが楽しいですけどね。

栃尾

スリリングじゃなくても面白いっていうことが、この方はあったらいいんじゃないかな、なんてちょっと思ったんですけどね。

金子

お~、たしかに。

安田

この方はスリルが欲しいんじゃないですかね、「スリリングで面白い」って書いてるんで。何かそういうのをやってみたらどうなんですかね、スリリングな。

金子

消費?

安田

スリリングな消費生活ね(笑)なんか発明しましょうか、じゃあ。

金子

おぉ~!

栃尾

すごい。どうしよう、明日死んじゃったら(笑)

金子

わぁ~、どうしよう。

安田

……。

栃尾

あれ、ごめんなさい、ウケなかった(笑)

金子

(笑)

栃尾

うまいこと言ったなと思ったんだけど(笑)

安田

どんなのがあるんですかね、スリリングな消費。

栃尾

消費?

安田

うん。

栃尾

「なくなっちゃうかもしれない」っていうのがスリルですよね、やっぱ。

安田

なくなっちゃうかもしれないのがスリル?ああ、たしかに。

栃尾

「失敗するかもしれない」みたいなリスクもある。

金子

リスクか。

安田

あ~。でも、それでいうと、会社を経営して社員雇うのもスリリングな消費ですよ。

金子

なるほど。

栃尾

うんうんうん。

安田

お金使って消費して、うまくいったら増えるみたいな。

金子

おぉ~。

栃尾

そうですよね。あと、賭け事とかもスリリングですよね。

安田

あれはどうですか?ディズニーランドの落ちるやつ、高いとこから。

栃尾

フリーフォール?あ、違う、フリーフォールはディズニーランドじゃないや。

金子

あれだ。

栃尾

ウォーター……

安田

ディズニーシーじゃないですか。

金子

えーと、箱の中に乗ってるやつですか?知らないけど(笑)

安田

なんかわかんないんですけど、高いとこから落ちるやつね。

金子

はいはいはいはい。

栃尾

あ、それがスリリングってことですね(笑)

安田

スリリングな消費生活じゃないですか(笑)

栃尾

たしかにジェットコースターはスリリングですね(笑)

金子

ああ、たしかにねぇ。

安田

新幹線の正面の写真を撮って、サッと横に逃げるっていうのはどうですかね。

栃尾

線路に入って?

安田

線路に入って(笑)

栃尾

それ、つかまるんじゃないでしたっけ?(笑)

金子

すげー迷惑だよ(笑)

安田

そこがまたスリリングなんじゃないですか。

栃尾

あ、でも、カメラが趣味の人がいて、雪山に行って、汽車の、その瞬間を撮るんですって。通り過ぎるサッと数秒の。

金子

わぁ~すてき。

安田

ほぉほぉ。

栃尾

それ失敗すると、そこまで行ったのがすべて無駄みたいな。

金子

わぁ~。

安田

ふーん。

栃尾

それ、結構スリリングですよね。

安田

たしかに。

金子

すごい消費生活ですよ。

安田

なんか、ネッシーの写真撮りに行くとかね。

栃尾

あ~、そうですよね。冒険はすごいスリリングですよね。

安田

でも、消費生活がスリリングじゃないんだったら、何かやったらいいのにって感じですけどね。

栃尾

事業をね。そう思いますね。

安田

まあ、事業じゃなくてもね、たとえば小説書くとかでもいいですけど。

栃尾

あ~。

金子

あ~。

安田

なんで、みんなリタイアとか考えるんですかね。考えたことないです、僕。

金子

へぇ~。

栃尾

なんか、悠々自適みたいのが、結構「あこがれの生活」みたいに流行ったときありますよね、そういう考え方が。

安田

悠々自適の中には仕事入らないんですか?好きな仕事を好きなときにやるのが「悠々自適」の中に入ると思うんですけどね。

栃尾

入らない文脈の本を結構読んだことがあります。

金子

へぇ~。

安田

へぇ~。

栃尾

「早く一生分のお金を稼いで、リタイアして遊びまくろう」みたいな本を結構読んだことありますけどね。

安田

でも、その遊びの中に、たとえば「プールで泳ぐ」とか「ウエイトトレーニング」とか入ってくると、見方によっては仕事みたいなもんじゃないですか。

金子

うん。

栃尾

ウエイトトレーニングだから?

安田

はい。

栃尾

なるほどなるほど。

安田

重いもん運ぶとかね。お金払って運ぶか、お金もらって運ぶかの違いで。僕、歯みがきなんて仕事だと思ってますからね。

栃尾

あ、嫌なんですよね(笑)。よく出てくる。

金子

(笑)

安田

ものすごい嫌ですよ。ウエイトトレーニングもすごく嫌ですしね。

栃尾

へぇ~。

安田

仕事のほうがはるかに楽しいですね。

栃尾

なるほど。

金子

そうかぁ。

安田

「リタイアしたあとのことは考えてません」ってことで、どうしたらいいんでしょうね(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

ああ、でも、ちょうど時間なんで、おまとめをお願いします。

金子

おまとめを!?

栃尾

え、どうしよう。いろいろスリリングなことはあるんじゃないでしょうか。遊園地に行くとか、事業をするとか、あと、小説を書くとか、いろいろやってみてはいかがでしょうか。

安田

今日のおまとめは、ちょっと下手っぴですね。

金子

(笑)

栃尾

すいません(笑)

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年3月11日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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