【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「フリーマーケットで高額商品を売る方法は?」2020年4月22日配信

第395回 フリーマーケットで高額商品を売る方法は?
というご質問。なぜフリーマーケットでは高額商品が売れないのか。
まずそこを考えましょう。。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

まっすぐで一途な人間を世間では「バカだ」「クズだ」と言うのですが、それはよいことなのです!金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。え、どういうことですか?

金子

……はいっ。

安田

えっ、それは??

栃尾

まっすぐで?え??

安田

「まっすぐでいいじゃないか」ってことを言いたいの?

金子

まっすぐで、一途で、それをバカだクズ……

安田

「クズ」はないでしょう。「バカだ」はありますけど。

栃尾

(笑)

金子

グズ。「グズだな」って言うけど、それはほめ言葉なんじゃないかなと思うわけです。

安田

いや、そのとおり。

栃尾

うん。

金子

よし!じゃあ大丈夫です!

今日は30代・会社員の方からご質問いただいてます。題名としては、「フリーマーケットで数万円のものを売るには?」ということです。いつも楽しい番組を配信していただき、ありがとうございます。先日、私の住む市内で大規模なフリーマーケットがありました。知人が出店していたので話を聞いてみると、基本的に売れるのは100円から1,000円ぐらいのもので、1,000円から1万円のものはほぼ売れないとのことでした。そこで質問なのですが、このようなフリーマーケットで数万円の高いものを売るにはどうしたらよいでしょうか?ちなみに、知人は主に洋服や小物を売ってるとのことでした。よろしくお願いいたします。ということでーす。

栃尾

はい。

安田

はい。

金子

はーい。

安田

では栃尾先生、ビシッと。

金子

先生!

栃尾

私からですか?(笑)

安田

やったことありますか?フリーマーケット。

栃尾

あ、ありますあります。

金子

あ、あるんですか。

栃尾

そうそう。

安田

1万円のものを売ったことありますか?

栃尾

1万円はないですね。子どもに「売る」っていう経験をしてもらいたくて。

安田

あ、子どもをダシにするやつですね。

栃尾

違う違う違う(笑)

安田

集客させて、子どもに。

栃尾

あ、そっか。そうすればよかったですね(笑)。子どもがおつりを払ったりとか、「これだと売れないから、こうしたほうがいいんじゃない?」とかって言ったりとか、そういうのをやりましたけどね。

安田

ほお。うまいことやりましたね。

金子

(笑)

栃尾

(笑)。でも、そんな売れなかった気がしますけど。そんな大規模でもなかったですし。そもそも、なんでフリーマーケットでわざわざ売りたいのかなっていう。

金子

おお、そもそも?

栃尾

と思ったんですが。たとえば本当に数万円の価値があるのであれば、メルカリでちゃちゃっと売れちゃうと思うんですよね。

安田

なるほど。

金子

あ~。

栃尾

たとえば東京に住んでても、北海道の人とかに売れちゃうと思うんですよね。

金子

そっかそっか。

栃尾

で、私がフリマで売るとしたら、結局欲しい人に宣伝して、わざわざ来てもらうしかないかなと思ったのですが、それならメルカリのほうが早いなあって、ちょっと思っちゃったんですよね。

安田

なるほど。

金子

なるほどー。

栃尾

はい。いかがですか?(笑)

安田

つまり、フリーマーケットで売ろうというのが間違いであると。

栃尾

フリマって、ぷらっと来た人とかに、つまり、そのへんにいる方に売るものなので。そういう人って、すごい欲しいものを探すというよりは、「いいものが安くあったらいいな」みたいな感じなので、そういうモチベーションの方にはなかなか難しいんじゃないかなという気がしましたが。

安田

ということは、フリーマーケットで数万円のものを売るっていうこと自体が難しいと。

栃尾

そうですね。結構大変だろうし、そこまでフリーマーケットでやらなくてもいいかなっていう感じがしましたが、どうですか?

安田

なるほど。

金子

そもそも売る場所が違うと、売れるものも売れない、みたいな感じですかね。

栃尾

そうそう。そういう安いものしか売れないフリーマーケットなんでしょうし。フリーマーケットにもいろいろあるかもしれませんけど。

安田

そうですね。

金子

たしかにね。そうかも。

栃尾

結構、古着でいいやつとか、そのフリマが評判がよかったりすると、高いのも売れるらしいんですよね、遠くから掘り出し物を探しに来て。

金子

なるほどねー。

栃尾

フリマの立ち位置にもよるかなと思いました。

安田

なるほど。

金子

わかりやすく、いいものだったら1万円とかでも売れる気がしますよね。

安田

なるほど。

金子

ジャケットとか見て、「このタグがあるものとないもので、ずいぶん差があるんだ」みたいなの、あるじゃないですか、古着とかでも。

栃尾

服は難しいんじゃない?専門的知識がないと。

金子

なんかほら、好きな人は好きだから。

栃尾

そういう人が来るフリマならね。

金子

あ、まあね。結局、お客をこっちから見つけにいかないといけないってことですよね。

栃尾

という気がしたんですけどね。

安田

はい。以上で。

栃尾

(笑)。安田さんはいかがですか?

安田

うーん、まあ、そうですね、やっぱり栃尾さんがおっしゃるように、ここに来る人がそもそも高いものを求めてないっていうのがあるのかもしれないですね。「1万円上の掘り出し物があります」みたいなところで来てる人だったら売れるかもしれないですけどね。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

まあ、お二人の意見を足すと。

金子

おっ。

安田

ここで売るとしたらば、まあ、1万円以上のものを売ることはできますよ。

栃尾

おお。

安田

確実に2万円3万円売れるものを1万円で売ってあげりゃいいわけですから。

栃尾

あ~。

安田

ほぼ新品の、買ったら10万するやつが「1万円で売ってます」って言ったら、たぶん売れると思うんですよね。

栃尾

うんうん。そうですね。

金子

まあ、間違いないっす。

安田

はい。極論すればですね、2万円のキャッシュバックをしてあげりゃいいわけですから、そうしたら絶対売れますよね。

栃尾

うんうん。

金子

うんうん。

安田

もし、こういう場で売るんだったらば、「明らかに1万円は安すぎる」っていうような、損得に訴えかけて売るしかないですよね。

金子

うん。

安田

でも、それじゃあんま商売にならないんで。それでいくとですね、売るとしたら、本当に金銭に関係なく、つまり「1万円じゃ高いんだけど、欲しい」っていうものを売るしかないと思うんですよね。

栃尾

えっ、どうやってやるんですか?

金子

あっ!ハンドメイド?

安田

ハンドメイドとかもそうですよね。つまりですね、誰にとっても1万円の価値のあるものっていうのは「得だ」ってことになるんで、そうじゃなくて、ある特殊な人にとったらすごい欲しいもの。私、この間、まさに「かなづちヘッド」を……

栃尾

かなづちヘッド??

安田

かなづちの頭ね。かなづちヘッド。

栃尾

金属の部分?(笑)

安田

金属の部分を1万3,000円ぐらい出して買いましたけども。

栃尾

すごーい(笑)

安田

「それを持ってるだけで体調がよくなる」みたいなツイッターの書き込みがありましてね。

金子

えっ?

栃尾

(笑)

安田

まあまあ、ちょっと怪しいと思われるかもしれませんが。

金子

怪しいっす、怪しいっす。

栃尾

すごい。ネットで買うんですか?

安田

私はネットで買ったんですが、とにかくすごい前から欲しかったんですけど。

金子

へぇ~。

安田

だけど、ノミを叩くかなづちなんでね、使い道がないわけですよ。ただ飾って楽しむだけでもいいんですけど、何かしら自分の中で背中を押してくれる理由が欲しかったんですね。

栃尾

なるほどー。

安田

そこで、安物だとまったく効果がないけど、有名な鍛冶屋がつくってる玄能があるんですよ。「それを持ってるだけで体のバランスが整う」みたいなのがありまして。

金子

ってこ、いまあるすかた?◆※△□。

安田

え?

金子

いまあるんですか?

安田

いま?

金子

うん。

安田

家にね。

金子

家にあるの。

安田

ええ。ここにはありません(笑)

金子

持ち歩かないんだ(笑)

安田

持ち歩かないですね。だから、つまり100人に1人とか1,000人に1人の商品だと思うんですよ。つまり、全員が欲しいと思うものって「得だ」と思うものしかないんで。欲しいと思うのは人によって違うんで。だから、お二人はかなづちいらないですよね。

金子

いらないです。

安田

ね。私がハムスターいらないのと一緒ですよ。

金子

かなづち、いらないっす(笑)

安田

(笑)。それと一緒なんで。だから、そうなると、先ほど栃尾さんがおっしゃってたように、欲しい人がいるところに行かないと売れないんで、フリーマーケットにそもそも「欲しい」っていう人がいないことには売りようがないんで。

栃尾

そうですよね。

安田

はい。だから、やっぱフリーマーケットじゃなくて、いま、ネットの中にはあらゆる人がつながってるんで、そこで欲しい人を掘り起こすっていうことをやったほうがいい気がしますね。

金子

うん。

栃尾

うんうん。なるほど。

安田

答えになってないかもしれませんが。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

どうしましょう。「フリーマーケットで数万の高いものを売るにはどうしたらいいか」っていう質問ですが。

栃尾

なんか、あれをつけたらいいんじゃないですか。「占いしますよ」とか。

安田

ほお。おまけ?

栃尾

「1万円買ってくれたら、本来8,000円でやってる占いをやってあげます」とかだったら。

安田

「握手券」みたいなもんですね。

栃尾

そうそうそうそう(笑)。割と占いとかだったら価値を感じる人も多いかな、なんて思ったんですけど。

安田

どうなんでしょうね。一般受けするんですかね。

栃尾

どうなんでしょうね。

安田

握手券にしたところで、CDじゃなくて「握手したいから」って買うんでしょうけど、それも、そこらへんの街歩いてる人は買わないじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

あれだけの人数いるとみんなに売れそうですけど、まあ、やっぱ特殊なわけですよ。

栃尾

たしかに。

金子

なるほどね。

安田

だから、やっぱ欲しい人は買うけど、そうじゃない人は買わないと。

金子

うん。

栃尾

付け足すものが、みんなが欲しいものだったらいいかも、ってことですよね。

安田

そうですね。そもそも、自分が「1万円以上、2万3万出しても絶対これ欲しいと思うな」って思うものを売ってるのかどうかっていうのがありますよね。

栃尾

うん。

金子

うん。それはそうかも。

安田

自分がいらないものは売れないし。

金子

うん。

安田

自分が欲しいんだったら、欲しいと思ってる人がどういうところにいて、どういうふうに呼びかけたら反応してくれるのかっていうのを考えたらいいんじゃないですかね。

栃尾

そうですね。その人がわかってたら、直接DMしてもいいかもしれないですよね。

金子

そうですね。

安田

そうですね。「わざわざフリーマーケットに呼ぶ必要がない」という栃尾さんの意見がありましたけど、そのとおりということで。

栃尾

(笑)

安田

じゃあ、おまとめを。

栃尾

えっ、どうしよう。なんでしたっけ?(笑)

金子

えーと、なんだっけな。

安田

「そもそもおまえは間違ってる」っていう。

栃尾

(笑)。そもそも、フリーマーケットは「得である」っていうのが明らかなものしか売れないんじゃないかということで、それはフリーマーケットの……なんていうんですかね、稼ぎにならないんじゃないかと。で、私は「メルカリで売ってはどうでしょう?」と思っております(笑)

金子

うん。なるほどね。

安田

そうですね。売り場所を変えるか、どうしてもここで売るんだったら、明らかに10人が見たら10人とも「1万円で売ってるけど、これ、5万円の価値あるやつだよな」っていうのがわかるものを売るってことですね。

金子

うんうん。

栃尾

うんうん。

安田

はい。

栃尾

はい。すいません。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年4月22日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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