第76回「もやちん」

このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。

未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。

 第76回  「もやちん」

今日は、仕事で約束と違うことを言われ、イライラしました。昨日は、娘が言うことを聞かず、怒ってしまいました。心を穏やかに過ごすのは難しい、はぁ~。
今回は、自分を落ち着かせるアイテムをご紹介いたします。


商願第2021-83846号(商標権者:菁文堂株式会社)
【商標】

【指定商品/指定役務】
文房具、カード、アルバム、ノートブック、方眼紙、便せん、日記帳、手帳、付箋、ルーズリーフ用紙など


菁文堂㈱が販売する「もやちんノート」は、アンガーマネジメントに使われる質問が載っているノートです。その質問に回答するだけで怒りの内容が見える化される優れもの。「心のモヤモヤをレンジでちーんと成仏させるノート」を略して「もやちんノート」です。

このノートは、水に溶ける紙とお湯(60度)で溶ける糸から出来ています。和紙とコピー用紙の中間のような質感です。モヤモヤした出来事をノートに書いて、容器に入れて、水を注いでかき混ぜて、レンジでチンすると、あら不思議。ノートが溶けるのを見ると、モヤモヤが浄化されます。
チンした後のノートは、葛湯のように、とろみがある液体になります。私の場合、ノートに書き終えた時点で、モヤモヤの80%は解消されているのですが、チンしたノートをかき混ぜると、糊を工作しているような楽しさがあり、その点でもストレス解消になりました笑。

未来コンパスが指すミライ

私は以前から、いわゆる「振り返りシート」を使っていました。仕事で失敗した時や褒められた時など、自分の心が大きく動いた瞬間を書き出すことで、「気づき」や「次に起こしたい行動」などが導き出されます。スッキリした気持ちになるのも良い点です。

この「もやちんノート」も、いわば振り返りシートの一種です。いま使っている振り返りシートには満足している、そんな私が、もやちんノートに手を伸ばした理由はただ一つ。ネーミングです。
「もや」と「ちん」の響きは、なんかグッと来るものがありませんか笑。
独特な雰囲気のキャラクター。「心のモヤモヤをレンジでちーんと成仏させるノート」という商品説明のトーン。これらが「もやちん」のネーミングと絶妙にマッチしていて、思わず購入ボタンをポチッとしていました。https://moyachin.base.shop/
顧客に一番刺さるネーミングを独占できるという観点で、商標はビジネス上の強い武器になると改めて痛感しました。

 

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 この記事を書いた人  

八重田 貴司(やえだ たかし)

外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。

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