
主に不登校の子とか、あと、学校が大変きついなっていうお子さん向けに、大学生とか、まあ、大学生じゃなくても高校生とか、ちょっと若めの大人の方とかとマンツーマンでゲームを楽しみましょうっていう、オンラインでですね、顔を見ながらゲームを楽しみましょうっていうサービスをやっております。

学校に行ってないっていうことで、割と、なんというのか、その子自体が「自分がだめなんじゃないか」とか、「みんながやってることができてない」みたいな感じで、いわゆる自己肯定感が下がるとか、あと、「みんなにいつも責められる」みたいなこととか、「ほんとは行かなきゃいけないのに、行けない自分って……」みたいな感じで結構落ち込みがちだったり、表情が暗くなったりしがちなんですけど、そんなことぜんぜん気にせず、ゲーム大好きな大人の人と一緒に楽しむっていうことで、そういう時間を持てるだけで結構元気になっていくっていうのを狙いとしてます。で、それにプラス、ななめの関係っていうんですか、ちょっと年上の大人の人とコミュニケーションがとれるとか、あと、いろいろとその子の、ゲームのなかでどう動くかによって、長所とか好きなこととかを発見できるとか、いろいろ、そういうものが付随してくるのかなと思っています。

もうだいぶ前に聞いた話なんで変わってるかもしれませんけど、子どもはまず遊んであげないと、なかなか、いきなり大人がやってほしいこととか、「子どものために」と思ってしたアドバイスとかでも、聞いてくれないっていう話だったじゃないですか。

それに私は非常に共感したというか、「なるほど、そういう順番だったんだ」と思って。まず遊んであげると。そうすると、「じゃあ、ちょっとあなたの言うことも聞いてあげるよ」みたいな、あのへんのコンセプトは同じですか?

そうですね。ただ、なにかをさせるために一緒に遊ぶという感じではないので、たぶん、なにかしたい場合にはすごく有効だと思いますけど、ほんとにいまは遊ぶだけなのですが、それはあると思います。たとえば「最初に自己紹介したときは、ぜんぜんしゃべってくれなくて返事もしてくれなかった」みたいな子どもが、ゲームをした途端、ベラベラベラベラってしゃべるみたいなことが普通にありますね。

それは、なにか言うことを聞かせるっていうんじゃないんだけど、たとえば「しゃべってほしい」とか、「社会とちょっと関わってほしい」とかいうこともそうだと思うんですけど、それも順番としては、まず遊んで上げるっていうか、もしかしたら逆に、子どものほうが遊んであげてる感覚かもしれませんけど。

そうですね。まあ、「遊んであげる」っていう言葉と最近はちょっと違うふうに考えていて、大人の人って子どもを助けてあげたいっていうときに、どこかに引っ張り出そうとするんですけど、「外に行こうよ」とか「勉強しようよ」とか、わかんないんですけど、「こっちに来いよ」みたいな感じですけど、そうじゃなくて、まずは子どもの世界に入ってあげるというのか、入っていく、大人のほうが入っていくことが大事だと思っていて。なので、子どもが普段やってるゲームの世界に大人が入っていく。そうすると、子どもは自分のホームに知らない人が1人来ただけなんで、すごい安心してコミュニケーションがとれるんですよね。

そうですね。シッターさんっていうと結構長い時間見るってイメージなので、どっちかっていうと習い事で、しかも習い事って、私が調べたところ、教えることばっかりなので、教えないで一緒に楽しむっていう時間をともに過ごすというんですかね、そういうことです。

そうですね。えーと、なんというのか、選んでる基準ですね……。フラットに接してくれるっていうか、子どもと。子どもに対して、それこそ「なにかしてあげる」とか、「教えてあげる」とか、「子どもをこういう方向にさせたい」とか、そういうことがあんまりなくて、ほんとに「楽しい時間を一緒に過ごせたら」みたいな、「それでいいことにつながったら、よりいいですね」みたいな感じで、えらそうにしないとか、あとは……

はいはい。もっとよりよいというか、教育的言い方をするとしたら、「待ってあげられる」ってことですかね。子どもがたとえば活動するのを、たとえばZoomで顔を出せない子とかもいるんですよ。そのときに、「いいじゃんいいじゃん、気にしないで出そうよ」とか言うんじゃなくて、「今日、出したくないならいいよ」って待ってくれるみたいな感じですかね。

私のホームページから行けます。「栃尾江美」で検索していただいてホームページから行くか、もしくは「ゲームdeコーチング」で、ちょっとめんどくさいんですけど、「de」にしていただいて検索していただければ(笑)
*本ぺージは、2023年6月21日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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