【vol.314】Z世代への究極のマーケティング・インフォグラフィック⑧

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


前回の記事に引き続き、別の「Z世代(Gen Z)」についての「infographic(インフォグラフィック)」記事を取り上げたいと思います。正確に言うと記事というよりも「発表されたレポート」の紹介となります。

今週の記事(レポート)はコレ

State of Student & Youth Travel Report
学生と若者の旅行に関するレポート(StudentUniverse発表)
https://indd.adobe.com/view/3dafa77f-ec4f-495a-98b0-5f689bd05a22

 

レポートの特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分かつ、ビジネス視点での示唆のある部分を抜き出して見ていきたいと思います。

先週は、若者(Z世代)の「Career Success(キャリアの成功)と旅行の関係性」について見ましたので、引き続き「Sobering up(飲まない旅行)」を見ていきたいと思います。

Sobering up(飲まない旅行)
How Gen Z is Bucking Old Trends to Redefine Youth Leisure Travel
レジャー旅行を再定義するために、Z世代はどのように古いトレンドに逆らっているか

Partying and clubbing vacations are no longer representative of what the majority of young people prioritize during their time abroad. Gen Z travelers are for the most part increasingly culturally aware, open to more meaningful experiences and willing to dig a bit deeper into the places they visit.

パーティーやクラブでのバケーションは、今や若者が海外滞在中に優先することの代表ではない。Z世代の旅行者の大半は、文化に対する意識が高まり、より有意義な体験に心を開き、訪れる場所をもう少し深く掘り下げようとする。

過去の欧米の若者と今のZ世代の旅行の特徴には「違い」がある。ということが書かれています。
かつてはクラブに行ったり、旅先でパーティーをすることが代名詞的でしたが、今のZ世代にとっては「文化的体験」が主軸になりつつあるようです。

「What most appeals to you about taking a vacation?(バケーションの一番の魅力は?)」についての回答を見たときの、「experiencing different cultures(異文化体験)」が象徴的なスコアですね。

そして、なんと83%が「アルコールを全く飲まない旅行」を考えている、とのことです。これって多分すごい変化ですよね。

「お酒を飲んでパーティする旅行」から「異文化を体験する旅行」への大きな変化が起きている、と言うことです。
そしてその旅行は「キャリアのためになるか?」と視点で考えられている、と言うのが先週の内容との接続です。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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