「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第164回 会社を成長させるのは、完全実力主義

これまでも日本は、終身雇用が当たり前の「年功序列」がスタンダードでした。でも最近は徐々に「実力主義社会」に移行していると言われていて。中辻さんは、どちらが会社をより成長させると思います?

仰るとおりだと思います。ウチみたいに少人数の会社ではまず考えられませんけど、大企業だったら「勤続年数だけ長くて仕事は全然できない」みたいな人が一定数いるじゃないですか。

そこに一石を投じたのがZOZOさんなんですよね。評価している暇があるなら、そのエネルギーや資金を全部給料に回すべきだっていうことで、評価制度そのものをなくしたそうです。

そう仰ると思っていました(笑)。ちなみに「プロセス評価」についてはどうお考えですか? 一生懸命真面目にやっているんだけれどなかなか結果に結びつかない人でも、「頑張っている過程」の部分を評価してあげます?

そうそう(笑)。だから私はそんなことを言われると「でも結果的に成果は上げられていないんだから、どうすればできるかを考えようか」と切り替えします。そもそもちゃんと努力をすれば、結果が出せない人なんていないと思っているので。

そういうことです。もちろん結果が出るまでに費やす時間や努力の量なんかは人それぞれだということは理解しています。それでも10年やって何も結果が出せないっていうことはないと思っていて。だからどんな人でも例え時間はかかったとしても一定のラインまで到達できるようになるはず、という信念で人を育てています。

本当ですね。ちなみに私も中辻さんと同じで、「どれだけお客さんの役に立てたか」で報酬を決めるべきだと思っていて。「◯時間働いたから、この給料」っていうのは、なんだからおかしな仕組みだなと感じています。

ですよね。ウチがお取引しているお客様も、そういう考えの方がわりと多いですね。つい先日も、すごく専門的な知識が求められるデザインのお仕事がありまして。で、私もデザイナーの子も、資料をめっちゃ読み込んでいろいろ勉強して、そのお仕事に挑んだんです。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















