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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。
「短所を改善しようとする前に、ちょっとやってみて欲しいこと」
自分自身に感じる短所、苦手なことについて書き出してみる。
あるセミナーで、こんなワークがありました。
数分でいくつかの短所を書き出して、それぞれ具体的にどんな場面でそうしたことが起こっているのか?についても書き出します。
例えば、僕は「ビビリ」なところがあります。
そんなビビリな自分の一面はそんなに好きではありませんでした。
例えば、知っている人がほとんど居ない会合に参加したり、海外とか言葉の通じない環境に一人で飛び込むというのも、実はかなりビビっています。
次のワークは、「書き出した短所について、自分の長所が過敏に反応していると考えてみたらどうなるか?」というものでした。
すると、「ビビリ」というのは、警戒心や慎重さの現れで、防御力が高いと考えられるのでは!?と、今までとは違ったモノが見えてきます。
面白いことに、趣味の格闘技でも僕はディフェンシブな戦い方で、被弾も少なく、怪我も少ないのですが、これは面白い共通点でした。
そのワークを見て、講師の方から「防御力が高いということは、一般的にリスキーと考えられることでも、ダメージを少なくできるということ。だから、普通の人よりもリスキーな挑戦ができるということ。」と、フィードバックをもらいました。
・・・なるほど。
・・・面白い!!
あんまり好きじゃない短所も、「長所が過敏に反応しているのかも!?」と考えることで、全く違った見え方になってきますね。
そう言えば、先輩経営者が、「俺は背が低いけど、なにか落としたときに、(長身の人より)早く拾えるぞ!」と言って笑いを取っていました。
僕はそのとき、感心したのですが、一見短所に思えることも別の視点からは見え方も大きく変わるということですよね。
短所を改善する前に、まずはちょっと違う角度から見てみるのもおすすめです。
改善には時間がかかりますが、これはすぐにできそうですからね。
著者/市川 厚(いちかわ あつし)
株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/
LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/
<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。