このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/それっぽい証拠
某大手さんの「新入社員向けオリエンセミナー」に同席しました。
テーマは「SNS活用のリスク」について。
炎上防止や情報管理の話が続くのかと思いきや、途中で「研究開発部門」のマネジャーYさんがふと話題を変えます。
「最近、、」
「“これは日本では表に出てこない真実です” とか」
「“海外では常識です”みたいな投稿、多くない?」
会場がちょっとざわつく中、そのまま話は“情報の見方”へと広がっていきました。
データやグラフ、海外記事、論文リンクなどが並んでいると、つい“ちゃんとしてそう”に見える。でも、それらが本当に結論とつながっているかは“別問題だ”、と。
そして少し笑いを交えて、こんな例え話を。
「高級外車やラグジュアリーホテル、シャンパンがずらっと並んだ写真を見せられて、“この人、年収5000万です”って言われたら信じる?」
一見“それっぽい証拠”でも、それは単に“お金を使ったことがある証拠”かもしれない。借り物かもしれないし、一時的なものかもしれない。つまり、見えている情報と“結論が直結”しているとは限らないのです。
「研究開発の世界だと、こういう飛躍は“絶対に通らない”んですよね」
Yマネジャーはそう付け加えました。
大事なのは情報の量ではなく、“その情報が本当にその結論を支えているか”。
SNS時代の今、世の中にはたくさんの「自称事情通」が存在しています。
新入社員にこそ最初に身につけてほしい視点とのメッセージに、“都市伝説大好きな私”、、反省したのであります。。


















