第167回 食事に投資をすれば、人生が豊かになる?

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第167回 食事に投資をすれば、人生が豊かになる?

安田

この対談でも何度かお聞きしましたけど、中辻さんって「食」にこだわっていますよね。


中辻

はい、ご飯大好きです〜(笑)。

安田

ですよね(笑)。ちなみに中辻さんは1回の食事でいくらまでなら惜しみなく使えます?


中辻

現実的に払える金額であれば、いくらでも(笑)。

安田

お〜さすが(笑)。じゃあ例えば10万円のディナーでも、価値を感じられるのであれば惜しくない?


中辻

そうですね。自分が行きたいと思ったお店やったら、全然問題ないです。ちょうど先日、主人と2人で京都のものすごい有名な日本料理屋さんに行ったんですけど、そこのお会計は1人8万円でしたから。

安田

へぇ、すごい!


中辻

…まあそれは過去最高額でしたけど(笑)。とは言え、よく行く堺のお寿司屋さんも、コースで1人5万円弱ですし。そもそも私、お酒とかブランド品に全く興味がないので、その分を「お食事」という体験に使っている感じですね。

安田

なるほどなるほど。でも例えばブランド品だったら資産として手元に残るし、もしかすると今よりさらに価値が上がるかもしれませんよね。一方で食事って、食べたらなくなるじゃないですか。だからそういう消費は無駄だって考える人もいるんですよ。


中辻

まあ確かにそういう考え方もわかるんですけど…。それでも私は「消えていくもの」にお金を使う方が好きですね。だって「これは資産価値が上がるかな?」って考えながらお金使ってても、全然幸せじゃないですもん(笑)。

安田

うん、確かに。


中辻

「お食事」そのものは、食べたらなくなりますけど、美味しいご飯を食べた時の感動とか一緒に過ごした人との楽しい時間や思い出なんかは、自分の中に一生残りますよね。そういった「体験」は、自分にとって絶対プラスになるって思うんです。

安田

なるほどなぁ。中辻さんは体験そのものに価値を見出して、お金を払っているというわけですね。それは昔から「高いものを食べるのはもったいない」っていう感覚は、なかったんですか?


中辻

全くなかったですね。それこそシングルマザーとして奮闘していた時は、普段は100円の餃子とかソース焼きそばとかを娘と分け合って食べていたんですよ。でも娘の誕生日とかお仕事をめちゃくちゃ頑張った時とか、数ヶ月に1回くらいは「いいお店」…と言ってもちょっとお高めのファミレスとかですけど(笑)、そういう場所で外食をするようにしていました!

安田

いいですね〜。私もお金を持っていた時期もあり、全くなくなった時期もあり…となかなかジェットコースターのような人生を歩んでいますが(笑)、貧乏なのはしょうがないけれど「貧乏くさい」のは良くないと思っていまして。


中辻

まさに仰るとおりです! あとは私の場合、「昔は100円の餃子を食べていた自分が、今や、他人に美味しいご飯をご馳走できるようになった」という幸せを感じられることも重要なんです。自分の大切な人にこういうことができるようになったことに感慨深いものがあるんですよね。

安田

確かに、「どうせ食べたらなくなるのに、そんな高い金額を払うなんてもったいない」なんて言って、体験そのものに何も価値を感じられない人って、じゃあいったい何が人生の楽しみなの? と思ってしまいますね。


中辻

ええ、本当に。別に喧嘩を売りたいわけじゃないんですけど(笑)、そういう風に思ってる人って食事に招待された時もそういう価値観なのかなって思うとすごく悲しくなりますよね。「奢ってくれるんだったら行きますよ」みたいな人には、ご飯を食べてもらう価値はないって思っちゃうというか…(笑)。

安田

同感です(笑)。たぶん料理を提供している側も、ちゃんと価値がわかる人に食べてもらいたいと思っているはずで。だからこそ、そこにお金を払える人が、結果的に豊かになっていくんだろうという気がしますね。いや〜、中辻さんの「食」へのこだわりがよくわかりました!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

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1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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