第178回 経営者・中辻麗の仕事とプライベートの切り分け方は?

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第178回 経営者・中辻麗の仕事とプライベートの切り分け方は?

安田

中辻さんって仕事とプライベートはどうやって切り分けて考えています? やっぱり社員時代と経営者になってからだと、変わりました?


中辻

うーん、どうかなあ。…あんまり変わってない気がします(笑)。社員時代も休日にお客様から電話があれば普通に出てましたから。とは言え、今は残業手当が出ない立場なので、今日中にやらなければいけないタスクが終わるまでは仕事を続けるっていうスタンスですね。

安田

定時になったから帰る、と決めているわけではないと。


中辻

そうですね。今日のタスクが終われば早く帰るし、終わっていなければそれこそ夜12時頃まで仕事している時もある。ただ休みの日には仕事は極力持ち込まないようにしています。

安田

土日祝日は完全にオフにしているんですね。…でも、たとえ休日でも、頭のどこかで仕事のことを考えちゃったりはしないんですか?


中辻

トラブルの連絡があったりすれば会社のパソコンを開くこともあります。でも自ら進んで仕事モードになるのは、極力避けるようにしていますね。

安田

それは、油断すると仕事しちゃうから、あえて避けてるっていうことですか?(笑)


中辻

仰るとおりです(笑)。というか私ね、極端に言うと1週間のうち月曜〜金曜までは、本当に24時間ずっと仕事していてもいいと思っていて。平日は120%仕事を頑張るからこそ、土日は120%で遊びたいんです。

安田

へぇ〜素晴らしいですね。ちなみに社員時代も平日は「24時間ずっと仕事」みたいな感覚はありました?


中辻

そうですね。社員の時もバリバリやっていましたけど、それはあくまでも就業時間内だけ。というのも私、以前の対談でもお話しましたが、ダラダラ残業している人って一番仕事ができない人やって思っているんですよね。

安田

仰ってましたね。残業代も請求されちゃいますし。


中辻

そうそう。でも残業をすると、疲れるし眠くなるしお腹も空くし…とどんどんパフォーマンスが下がるのに、給与は1.25倍になる。これってめっちゃおかしな話じゃないですか。なので、定時内にタスクを終わらせられる人が一番優秀な社員だっていう風に思っていました。

安田

なるほどなるほど。でも逆に言えば、残業代のない「経営者」となった今は、仕事とプライベートの境目が曖昧になっちゃいそうですけど。


中辻

平日は確かに曖昧ですね。というか、私がまだ現場にまるっと足を突っ込んでいる状態なので、日中に未来のビジョンとか新しい施策とかを考える時間はなかなか取れない。プライベートとの境目というより、現場との境目がまだ曖昧って感じです。経営者としてはあんまりよくないことだとは思うんですけど…。

安田

いやいや、そんなことはないと思いますよ。やっぱり現場に入りながら、会社全体のことを俯瞰して見るのって難しいですからね。ちなみにお休みの日に仕事のアイディアが降ってくる、なんてことはないですか?


中辻

ありますあります。でもそれで仕事モードになっちゃうと家族が嫌がるんです(笑)。「平日にあれだけ遅くまで仕事してんのに、休みの日も仕事かい!」みたいな(笑)。

安田

あ〜なるほど(笑)。


中辻

仕事のことを考え出しちゃうと、たとえ休日でも「仕事脳」になってしまうじゃないですか。そうなると、一緒にいる家族への対応も雑になっちゃうので。そういう意味でも、平日と土日は、ある程度しっかり線引をして切り分けるようにはしています。

安田

いやぁ〜素晴らしいですね。


中辻

ありがとうございます(笑)。でも逆に四六時中仕事のことを考えられる人って、すごい才能やなぁと思いますけどね。私は仕事ももちろん好きですけど、仕事と同じくらい遊ぶのも好きなので、プライベート時間は遊びにどっぷり集中したい派ですから(笑)。

安田

なるほどなぁ。中辻さんってきっと、仕事とプライベートの切り替えが上手なんでしょうね。


中辻

切り替え上手なんかどうかはわかりませんけど、正直、お休みの日にはあんまり会社の近くにも行きたくないんですよね。行っちゃうと「ちょっと会社寄ってこうかな〜」って仕事のことを考えてしまうんで(笑)。

安田

いやぁ、すごいですね。経営者になった後の中辻さんの仕事とプライベートの切り分け方って、とっても独特で興味深いです。


中辻

あら、本当ですか(笑)。でもだから私、経営者に向いてないなぁと思っちゃうんですよ。だってほとんどの経営者さんたちって四六時中仕事のこと考えてるっていうじゃないですか。私はドラマ見てる時はドラマのことしか考えてないですもん(笑)。

安田

いやいや、ほとんどの経営者も、実際は四六時中仕事のことなんて考えてないと思いますけどね(笑)。だから私は、中辻さんは十分に素晴らしい経営者だと思いますよ。

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

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1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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