こんにちは。円道カズキです。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。
お願いしまーす。
さあ、前回から引き続きということで、シンガポールのお話。
え、そうだっけ?(笑)
シンガポールの話、忘れました?
話したけど。
大きく言えば「投資脳」という観点でお話を前回してきました。
そうですね。べつにスーパーフライヤーのポイントをを取りたいからいっぱい行ってるわけじゃないですよ(笑)
あ、稼いでるわけではないと。あれ?スーパーフライヤー?まだグローバルじゃないんですか?
JALしか乗ってなかったから。でもさ、たまに、札幌とか行くときにさ……
スターアライアンスだめなんだ?
全然ANAに乗ってなかったからさ。でも、やっぱ、たまに乗るとね…。
グローバルに慣れてるとつらいですね。
つらいじゃん?だから頑張ってる。今年40になると無理だなあと思って。
何でですか?
だんだん年になってオッサンになると……
飛行機に乗る量?
フライトいっぱいできねえと。
できなくなるでしょ?どうせ。
まだ若いじゃないですか。
「100年時代だ」って言っといてね(笑)
でも、5万でしたっけ?5万ポイント?単位は忘れましたが、どのぐらい乗るとあれですか?
分かんないけど、今、半分貯まってる……
たしか北海道ぐらいだと往復で20回。
20?
往復で20回ぐらい行くとたしか貯まったはずですよ。
2,000ぐらい?いや、1,000ぐらい貯まるんじゃない?
1,000か。じゃあ全然計算合わないです。全然足りない。
シンガポールは5,000ぐらい。安いやつ買ってるからダメなのか。
1回5,000?
往復でね。
ほぉ……はいはい、投資の話に戻しまして。
そうそうそう。そうっすね。
前回のお話、ちょっとだけ復習しましょうか。
いや、いいっすよ。
ナシということで。聞いていただいて。
いや、復習してくださいちょっと。
私?
はい。
前回お話ししたのは、よくあるタックスヘイブンとか、シンガポールとかって「ああいう所だと色々税制メリットとかあんじゃねぇのか?というふうに思いがちだが、意外と甘くねぇんだぞ」というお話をされたんですよね。たしかに法人税は5~10パーとか、キャピタルゲイン無しだし、所得税のほうも0~22パーぐらいなんで日本の半分ぐらいですか、というのはメリットとしてあるが、そのためには非居住者としてじゃなくて居住者としてちゃんと向こうに居なきゃいけないと。そして、向こうでちゃんと事業をやっていかなきゃいけないので、そんな簡単にこの税制を活かせるようなことはできないんだぞと。じゃあどうすればいいんですかと……そんな話で良かったですか?
ほぉ!さすがっすねぇ。
いいですか?
そうっすねぇ。
いい感じで。
で、そこから急に投資だとあれなんだけど、金融の国がどうやって資産を増やしてるかっていうことを見るとね、やっぱ色んな投資をすることによって資産を増やしていくんですよ。だから、事業で稼ぐことももちろん大事だけど、資産をいかに増やすかっていうことを考えていかなきゃいけないんだろうなあと思っていて。まあ、結論から言うと、経営者が強いのは「種銭がある」ってことですよ。
たねせん?
種銭。要するに別途でお金があるじゃないですか。前回も言ったけど日本は調達天国ですよ、今。ボーナスステージだと思う。
ああ、そうだ、その話ありましたねえ。
うん。そうすると、1%で借りて5%で回して4%取れるじゃない?要は持ってなくても種銭が……。借りた額をどっか海外に流すとか、そういう意味じゃないですよ。それを何かに運用することによって理財が取れるよね?っていうのがまずひとつですよね。だから、僕が「財務強くしたほうがいい」って言ってるのは、何かの商品を買うってわけじゃないけど、事業用の投資だって確変期に入るよねって思ってて。何て言うか、パチスロで言うと確変が起きるじゃない?
今「変革期」っていう言葉を間違ったんじゃなくて?(笑)
じゃないじゃない(笑)確変確変。
そっちか(笑)あえて正したけど正しかった(笑)
うん。今キョトンとした顔してんなと思って(笑)
そっちか(笑)
確変確変。
なるほど。
だって、1店舗目は創業融資で1個しかダメでさ、2年目でもう1個出るかもしんないけど、そこで3年ぐらいプロパーやってから急にドンって出るじゃん?お金が。そこから確変期入るじゃん?やっぱ、事業の。
うんうん(笑)
ハマってるね(笑)だから、そこまで強くしないで、節税節税節税でやってるから確変期に入らないで、コツコツコツコツ小さい会社やると。それはそれでやりたきゃいいんだけど。そうじゃなくて伸ばすっていう意味でも、財務強くして、ダーって集めて、お金を増やす方法のひとつはやっぱ「借りる」だと思うから、借りたときに何に運用していくのかっていうことを、事業は事業、事業以外でも今のこのレートをどう考えるかっていうと……だから、要は種銭があるから攻められる。ひとつは会社を買うでもいいし、今の事業で結構借りまくってお金めちゃ持ってます、これもひとつに潰れない為だからもちろんいいんだけど……
はい。「潰れないための現預金を持て」って話もしてますもんね、いつも。
そう。それはベースですが、その応用編というか、そこから先にすげえいくらでも借りれんだけど……みたいな、で、何億手元にあったらいいんですか?みたいな人も出てくるわけですよね。そのときに、金融商品を買うもひとつはあると思うけど、まあ、今、不動産買うかどうかって問題があるから僕は微妙だと思う。でも不動産に投資しても良いわけだから、1%で借りてる今はね。あとは株式ですよね。だから、ほら、「資産三分法」じゃないけどさ、だいたい預金と不動産と株式みたいな中で、会社で株式を持っても良いわけですよ。要するにM&Aだね。って増やすっていう人もいるかもしれないし、ひとつが借入を種銭に事業拡大する、これもちょっと投資的な考えになってくると思うんで。みんなやっぱ自分の会社が大事で可愛くてって、それはそれでいいんだけど、いいんだけど、やっぱ資本主義というか、一番は会社法の話で……
ほぉほぉ、世の中の仕組みの話ですね。
経営者の方々が、世の中の仕組みの話を勉強しな過ぎだなと思ってね。
経営者の方が、中小企業で、特にオーナーやってて、経営者やってて、働いてもいると。これがどういうことをさしているのと。
そうそうそう。「株主の権利と取締役の権利って何ですか?」って聞いて、あんま答えられないんですよね。例えば僕が取締役に入ったって言うと「株主になるんですか?」って言う人もいたりね。
あ~、そういうもんなんだ。なるほど。
株主だと思うのは代取みたい。中小企業の場合はね。まあ、実際多いけどね。
多いからそう思いがちなんですね。
だけど全然違うじゃないですか。
はい。
「経営者」って何を指すかってこともあるんだけど。取締役会があったら取締役会の権利があるし。その辺は多分向井先生に……違うか、法律家に。
そうですね、会社法の法律家に。
でも、会社法については、僕は簡単なのは読んだほうがいいと思ってて。M&Aがこんだけ出てくるとね。やっぱ分かんないのよ。例えばさ、ちょっと話ずれちゃうけど……
いいじゃないですか。
いいっすか?フリースタイルでね。
いつもフリースタイルなんでね(笑)
……ちょっとディスられた(笑)
メンタル弱っ(笑)
(笑)
戻して!
その会社をもらってくれと?
そうそう。オーナーチェンジして、その場合連帯保証ついてる可能性もあるけど、例えばここでこの社長がクビになったら、オーナーに資産背景があれば、連帯保証外してくれる可能性が高いんですよね。そしたらその借入相当で売ったのと同じじゃないですか。みたいな発想がやっぱできないんですよ。要するに何が恐かったかって、会社の借金が恐いんじゃなくて連帯保証が恐いんだから、オーナーじゃなくなって連保が個人で外れればべつにいいわけですよ。
オーナーじゃなくなって連保が……ん??オーナーじゃなくなったら連保外せるんですか?
雇われ社長は基本払わなくて良いこともあるので。まあ、オーナーが入る可能性はあるけど。だから、オーナーの資産背景と、あとは、雇われ社長なんだけど、辞めるというか、クビになればいいんでしょ?……(笑)
そのときに連帯保証がなかったら……
いやいやいや、ある。あったとしたって、クビになって次の経営者になったら基本的には現経営者を入れろってことになってるから。
・・・後半へ続く・・・