人間交換日記
「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


151通目/安田からの返信 「進化とは単なる運」

今が完全ではないから進化が起こる。私はこの説には反対です。なぜなら進化したことで滅びた個体もたくさんあるからです。では生き残ったのは優秀な個体か。そこも同意できません。生き残ったのは単に環境に適応した個体です。その日、そのとき、その場所に、たまたま適応しただけ。つまり進化とは単なる運の繰り返しだということ。じっさい人間が成長しているかどうかは甚だ疑問です。縄文時代のほうが完成度は高かったかもしれない。人間はどんどん愚かになっているようにも見えます。自分の価値が本当にわかっていたら○○しない。ここに入る言葉は「ムダなこと」でしょうか。でもムダのない人生なんて私は嫌ですけど。

前回150目/大野「そもそも進化がなぜ起こるのか?」

安田さんへ

自分が持っているイメージに人生は感応しますものね。そもそも進化がなぜ起こるのか?本質的な結論としては、今が「完全」ではないからですよね!?そう言う意味において、可能性でしかない存在と言える。その可能性を纏った人間の各固有個別の人生という意味においての価値がある。自分の価値が本当にわかっていたら○○しない。ここに安田さんならば何を入れるでしょうか。何はともあれ、二元論的になるとどうしても矛盾しますよね。そこを超出したモノの見方ができると、きっと赤子の時のように一切の矛盾は感じないのだと思います。赤ちゃんは常に創発している。外的刺激を受けて都度都度新結合している。一切の矛盾を抱えていない。

ー大野より

前々回149通目/安田「そもそも人間は大きな矛盾」

大野さんへ

たかが人間というちっぽけな存在。これが現実なのでしょう。でも私は特別な存在である。そう思ってなくちゃ生きてる意味がない。どちらも真実であり、どちらも現実です。やはり重要なのはバランンスでしょう。たかが人間であると認識すること。自分は特別な存在だと信じること。どちらが欠けてもダメ。まさにコインの裏表のようなもの。ただこれを人に伝えるのはかなり難しいです。バランスが大事だよ、などという見解は何も言ってないに等しい。人間はちっぽけである。私は特別な存在である。それぞれの立場で論を展開すると“あいつが言ってることは矛盾してる”と批判される。そもそも人間は大いなる矛盾を含んだ存在なのかもしれませんね。

ー安田佳生より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/