大阪・兵庫を中心に展開する、高価買取・激安販売がモットーの『電材買取センター』。創業者である株式会社フジデン代表・藤村泰宏さんの経営に対する想いや人生観に安田佳生が迫ります。
第16回 怖がりな経営者こそ、借金をするべき?

藤村さんからは第1回目の対談の時に「安田の影響で多額の借金をした」というお話を聞かせていただきましたよね(笑)。私の言ったままにお金を借りて事業を始めた方なんて、現実にはいなかったので驚きましたよ(笑)。

そうなんです。3ヶ月もしないうちになくなってしまう。だからまた銀行に借りに行くと「またですか?この前も貸したじゃないですか」って怒られてしまって。そうか、ちょこちょこ借りると怒られるんだなと学びまして(笑)。

そういえば以前の対談でも「お金を借りるまでは、社員を指導しているつもりで実際は憎くて怒っていた」って仰っていましたっけ(笑)。

ええ、お恥ずかしながら(笑)。自分の不満を爆発させているようなものだったので、当然社内の雰囲気も悪いし、人もどんどん去っていきました。ところが、まとまったお金が入ってきた瞬間に性格まで変わりまして。

僕自身も怖がりなんですよ。だから最初は「こんな大金借りてしまってどうしよう」と怖くて仕方がなかった。でもだんだんと「そうか、あまりに怖ければ返してしまえばいいんや」ということに体感的に気付くようになる。つまり、実際に借金してみることで、むしろ恐怖を克服できた感じなんです。

なるほどなるほど、おもしろいですね。ちなみに藤村さんは、今はもう借金はされていないんですか?
対談している二人
藤村 泰宏(ふじむら やすひろ)
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役
1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。