【vol.192】「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード①

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


ここのところ「コロナ後の世界」についての記事を集中的に読み込んでいたので、ちょっとブレイクということで、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを見つけたので紹介します。

今回の記事はコレ

The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)

今回は30個のバズワードの中から、最初の4つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してください。)

まずはざっと4つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。

1. Growth Hacking(グロースハッキング)
2. Humaning(ヒューマニング)
3. Snackable Content(スナッカブル コンテンツ)
4. Guerilla Marketing(ゲリラマーケティング)

次に、カンタンに用語の意味合いを記載します。
割と「既知」な用語は手短に、どちらかというと「あまり周知されていない、かつ、役に立ちそう」な用語を掘り下げます。

1. Growth Hacking(グロースハッキング)
ITのエンジニアリングと、マーケティングの掛け算。ユーザーから得られるデータを分析して、サービス・製品の課題を次々に改善すること。成長する仕組みそのものをサービス・製品に組み込むことが特徴。

2. Humaning(ヒューマニング)
ブランドに「人間味」を付与すること。

すごくわかりにくいですねw
でも、欧米のブランディング界隈では、かなりバズワード化しているようです。「Marketingではなく、Humaningを!」というキャッチコピーをよく見かけます。
ホームページから、サービスや製品について「チャット」で質問できる仕様が増えてますが、これを「AI自動レスポンス的に運用するのがITマーケティング」だとすると、「チャットで質問するけど、裏に”中の人”がちゃんといるような感じで返答が返ってくるのがHumaning」って感じです。

3. Snackable Content(スナッカブル コンテンツ)
気軽に楽しめるコンテンツ

これはわかりやすいですね。
スナックのような気軽なコンテンツですね。
製品のwebサイトなどで「ちょっと気軽・気楽に見てみようかな」と思わせることができるコンテンツですね。ガッツリとした「解説とか自社PRのコンテンツ」ってあまり効果が無いので、こうしたSnackable Contentを充実させるのが主流です。

ちなみに、Snackable Contentの6つのタイプという別の記事があったので、下記に紹介します。
https://www.adrushdigital.com/blog/6-snackable-content-types-every-marketer-should-know-in-2021/

■Snackable Contentの6つのタイプ
① Infographics:インフォグラフィクス(絵的なグラフ)
② Memes:ミーム(おもしろ加工画像)
③ Gif:ジフ(動く静止画)
④ Short videos:ショートビデオ(短い動画/ TikTok)
⑤ Social Graphics:ソーシャルグラフ(web上で人間関係を構築)
⑥ User-generated content :ユーザージェネレイテッドコンテンツ(ユーザーが作ったコンテンツ/ 口コミなど)

4. Guerilla Marketing(ゲリラマーケティング)
サプライズとかフラッシュモブ的なコンテンツや広告

BanksyのサクセスストーリーはまさにGuerilla Marketingですね。
そういえば、安田さんもGuerilla Marketingという番組やってますね。
安田さんのGuerilla Marketingって、Snackable Contentだし、Humaningですから実は最先端ということですね〜。
ちなみにGrowth Hacking的ではないですねw

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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