【vol.244】2022年に皆が使いつつある22のワード⑤

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き「2022年のトレンドを表現している英単語(アジア版)」を読みたいと思います。

タイのバンコクで編集されているweb雑誌みたいなので、「アジア圏の人の視点から見たトレンドを英単語で表現している」という観点で面白いなと思いました。

今回の記事はコレ↓

https://www.lifestyleasia.com/bk/culture/entertainment/22-words-well-all-be-using-in-2022/
22 words we’ll all be using in 2022
(2022年に皆が使いつつある22のワード)

22個のワードは下記の通りです。この中からいくつかPick-upしようと思います。

・Blob ・The boomerang generation ・Cannamoms
・Cryptocurrency ・Cycle logistics ・De-consumerism
・Frugalism ・Gender fluid ・GOAT
・Infodemic ・JOMO ・Mentrification
・Metaverse ・Mys ・Neopronouns
・NFT ・Plasticrust ・Slow working
・Web3 ・Woke ・Zennials

 

Mys

“Hygge” in Denmark, “Niksen” in the Netherlands… Northern European countries are champions when it comes to philosophies of life centered around well-being. The Swedes also have one: “Mys.” Derived from the Swedish word “fredagsmys” (which can be translated as “cozy Friday”), this concept simply consists in taking time for relaxing enjoying the good life simply, for example by tasting one’s favorite foods or by allowing oneself an evening at home but away from screens.

デンマークの「ヒュッゲ」、オランダの「ニクセン」などなど、北欧の国々は幸福中心の生活を重んじるチャンピオンです。スウェーデンにも「Mys」があ流。スウェーデン語の “fredagsmys”(「居心地のよい金曜日」のこと)に由来するこの概念は、例えば、好きな食べ物を楽んだり、家でデジタル画面を見ない夜を過ごしたりするなど、シンプルな良い生活を楽しむためにリラックスする時間を取るというものである。

もしかしたら以前「Hygge(ヒュッゲ)」を取り上げたかもしれません。
デンマーク式「居心地の良い空間と時間を過ごすマインドセット」のことです。

同じマインドセットとして、オランダの「Niksen(ニクセン)」というのもあるのですね。
初耳です。
そして、今回2022年の頻出ワードとして紹介されているのが、スウェーデン式マインドセット「Mys」です。

これ、なんと読むのか。。。ググってみました。
多分ですけど「ミース」と読むようです。「マイス」かもしれませんけど。。

この「Mys(ミース)」を維持するための重要な習慣の一つがが「Fika(フィーカ)」なのですが、もはや何を言っているのか自分でも分からなくなってきました。。。
「Swedenでは、Fikaなどを大切にして、Mysを体現している」
ということが言いたいのですが、脳の一部が崩壊しそうですねw

スウェーデン式コーヒータイムの「FIKA(フィカ/フィーカ)については、GlobalPicksのVol.066で紹介しましたので、下記に再掲します。

※【GlobalPicks/vol.066】世界中の「ユニークな」ビジネスアイデア10個
(https://brand-farmers.jp/blog/gp_066/)

—Vol.066より再掲—
スウェーデンには意外にも超有名な会社(かつ日本でも有名な会社)が数多くあります。
よく知られているところでは、IKEA、H&M、Spotifyなどが身近ですね。
こうした超有名企業を始め、スウェーデンの会社が世界的に評価されているのは、その「生産性の高さ」と「ワークライフバランス(というよりプライベート重視)姿勢」です。
この双方を典型的に表している仕事文化がFIKA(フィカ)です。
FIKAは「仕事中の10時と15時に強制的にコーヒー休憩を入れる」という文化で、10時と15時から30分くらいは「全ての仕事を止め」てリフレッシュタイムとなります。

話を元に戻すと、デンマークの「Hygge(ヒュッゲ)」、スウェーデンの「Mys(ミース)」などに代表されるWell-Being(ウェルビーイング)系概念を表す言葉が頻出しているよ、ということですね。

日本で言うと何でしょうかね。
意外にも「三時のおやつ」とかなのかもしれません。
とすると、日本はこのWell-Beingのムーブメントを随分と昔から体現していた説、、、すごいな日本。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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