庭師でもない。外構屋でもない。京都の老舗での修業を経て、現在は「家に着せる衣服の仕立屋さん(ガーメントデザイナー)」として活動する中島さん。そんな中島さんに「造園とガーメントの違い」「劣化する庭と成長する庭」「庭づくりにおすすめの石材・花・木」「そもそもなぜ庭が必要なのか」といった幅広い話をお聞きしていきます。
第139回 「正装」と「普段着」を使い分ける庭づくり

中島さんはご自身のお仕事を「ガーメントデザイナー」つまり家に着せる服のデザイナーと表現されていらっしゃいますよね。服に正装と普段着があるように、庭作りでも使い分けがあるんでしょうか。

できるだけ線が細く、風にふわっと揺れるような軽やかな樹木がいいですね。逆にキンモクセイのように葉がぎっしり詰まってしまう木は、庭の中心には置きません。

ええ。視線が完全に止まってしまうとリラックスできませんから。庭の中に植えるならナツハゼなどがおすすめです。枝のラインが細くて抜け感があって、幹が太くなりにくい。秋には真っ赤に紅葉するので、季節感も楽しめますよ。

それが、適度な透け感のあるツツジもあるんです。ミツバツツジというんですが、そこまで茂らないのでいいと思います。

ええ。ただ街路樹に植えられているツツジも、本来はあそこまでぎっしりしているわけではないんですが、刈り込んでわざとあの形にしているんです。でも、今の雑木ブームの影響か、自然樹形のツツジの良さが見直されてきていますけどね。
対談している二人
中島 秀章(なかしま ひであき)
direct nagomi 株式会社 代表取締役
高校卒業後、庭師を目指し庭の歴史の深い京都(株)植芳造園に入社(1996年)。3年後茨城支店へ転勤。2002・2003年、「茨城社長TVチャンピオン」にガーデニング王2連覇のアシスタントとして出場。2003年会社下請けとして独立。2011年に岐阜に戻り2022年direct nagomi(株)設立。現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















