
急がないけど、今日も地下鉄に乗ろうと思って、ホームに下りる直前ぐらいに電車が入ってくるんですけど、急げば間に合うんですけど急ぐのは嫌なんで、うしろからガーって走っていく人いっぱいいるんですけど、次の電車に乗ったんですけど、でも、次の電車に乗っても間に合うように家出てるんで、私は。

はい。と思います。うん(笑)ということで、今回はこのような質問をいただいております。30代・営業の方からです。私が相談したいのは、ナイトクラブの集客についてです。私は人口9万人の地方に住んでいます。そんな地方で本業(営業職)とは別に、ナイトクラブのDJをしています。2か月か3か月に一度、地元にある唯一のクラブを借りて、私主催のDJパーティー(いわゆるパリピを集めてワイワイするパーティーです)を運営しています。そこで毎回悩まされるのが、集客に関してです。現在、集客をするために行っていることは、私個人のSNSでDJパーティーがあることを告知する、出演してくれるDJの方にSNSを使い告知してもらう、英語のチラシを500枚印刷して街の飲食店に置かせてもらう、スナックや飲み屋さんに実際にお客として飲みに行きチラシを置いてもらう、友達にLINEで直接「遊びに来てね~」と直接お知らせをする、このような形で告知を行って、多いときは120名、少ないときは60名の方に来てもらえています。しかし、クラブの会場費用、出演者のギャラ、チラシ代を払うと、あまりお金が残りません。地元のクラブのキャパは150名です。毎回クラブをパンパンにして超楽しいハッピーライフを送りたいので、地元でできて、有名ゲストも呼ばず、毎回安定的に集客する方法や、いまの告知で足りていないことをご教授ください。ということです。

パンパンにしたいんですよね。ということは、顧客のひとりあたまの客単価を上げるんじゃなくて、ひとり……の……人の……お客さんの……(笑)お客!お客さんの、あのー、料金を下げて、いっぱいの人に来てもらう。

どうなんですかね、でも、必需品的なものじゃなくて、行っても行かなくてもいいもんじゃないですか。こういうのって基本的に行きたい人が行くんで、安くても行きたくない人は行かない気もするんですけどねぇ。

結局この人、自分のSNSと、出演する人のSNSと、あと、チラシで集客してるんですよね。まあ、なんとなく私が思うのは、広告で集客してるっていうモデルなんですね。チラシは当然チラシ刷るのにお金かかるし、置いてもらうのにはお金かからないのかもしれないですけど、置いてもらう交渉とかしないといけないですよね。

で、基本的に、やっぱり広告とか営業とかをいかにせずに集客するかっていうのが、いまの時代の流れだと思うんですけど、私個人的には。ひとつには口コミとか、そんなのなんでしょうけど、あとはですね、集客するための、何て言うんでしょう、母集団づくりっていうかですね。

たとえば、この方はSNSで「パーティーあるよ」って告知するじゃないですか。告知するときに、「あ、じゃあ行きます」っていう人がなんで少ないかっていうと、その人自身のフォロワーさんとか、「この人が声かけてくれるんだったら行こう」っていうような信頼関係が、たぶんあんまりないんですよ、フォロワーとの間で。それは、たとえば自分が発信するっていうのは、結構自分都合じゃないですか、来てほしいから。

たとえばツイッターとかFacebookで、「こういう人探してます」とか「こういうのを売りたいです」とか「こういうのを教えてください」とか、自分のやってほしいことばっか発信する人っていうのは、なかなか、やっぱ、つながりが太くなっていかないんですよ。いかに人のお役に普段立ってるかどうかっていう、いろいろ相談に乗ってあげたりとか、「すごいこの人いいこと言ってくれる」とか、「有益な情報をくれるよな」っていうことを普段やってるとフォロワーが増えていって、信頼関係が深くなっていくんですね。そのうえで告知したらば来てくれると思うんですよ。

いまの時代って本当に個人と個人が簡単につながれちゃうんで、たとえば自分は来てほしいわけですよね、イベントやったら。でも、他の人も地元でいろんなことをやってる人いると思うんですよ。それを積極的に応援してあげるとかね。

はい。やっぱり、地域の人がいかにその人がいることによってハッピーかっていう関係性があると、来てくれる人は自然に増えると思うんですよね。だから、このナイトクラブのイベント単体での集客っていうのを考えるんじゃなくて、いかに地域の中での自分のファンとかフォロワーさんとか、あとは自分のイベント外でも、いかに地域の人に喜んでもらうかとか盛り上がってもらうかっていうのを、普段から考えると。

僕も「こだわり相談ツアー」っていうのをやってましてね、いろんな個人の人、仕事につながりのある人もいれば、まったく仕事につながりのない人とかもいるんですけど、結構マジメに相談に乗るんで、「なんでそんなことするんですか?」ってよく聞かれるんですけど、いまの時代って個人の人は必ず他の個人とつながってるんですよ。だから、この人のフォロワーさんみたいな人にもまたフォロワーがいて、その人にもフォロワーがいるんで、だから、「この人をなんとか応援したい」とか「この人が発信するものだったら、ぜひ行きたい」っていう人が100人なり1,000人いるってことは、その人のさらにフォロワーを考えたら莫大な数なんですよね。だから、まずは、何て言うんでしょうね、たぶん、この人の場合は「ギブ」じゃなくて「テイク」じゃないですか、全部。「どうやったら来てくれんの?」っていう。まず「ギブ」しないとだめかなと思います。

だから、そこで自分がまずギブを……まあ、どうでしょう、10ギブして1返ってくるとか、30ギブして1返ってくるぐらいだと思うんですよ。だから、ひとり来てほしいんだったら、やっぱり30人ぐらいの役に立つ感じで、100人来てほしいんだったら、その30倍ぐらいの人のお役に立つっていうことをやってみたらいいんじゃないですかね。
*本ぺージは、2019年5月29日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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