
40代・デザイナーの方からご質問をいただいてます。安田さん、栃尾さん、金子さん、毎回楽しく聴いています。質問がなかったということなので質問します。「面白い」の本質って何ですか?抽象的な質問ですみません。みなさんの意見を聞きたいです。私は「変化→学び→成長」のサイクルかなと考えています。ついでに、「楽しい」と「面白い」の境目についても聞きたいです。「楽しい」と「面白い」は本質的には近いけれど、違うものだと考えてます。以上、よろしくお願いします。ということでーす。

でも、やっぱりマンガってよくできてて、「ワハハ」と「ハハハ」と「フフフ」と「ケケケ」とかは微妙な表現の差じゃないですか。「面白い」とそんなに違わないっていうか、誰かがたぶん心の中でウキウキしてたりするんでしょうけど、面白さの種類を表現しわけてるというか、そんな感じしますけど。

なんで私?(笑)いや、さっきサイクルを考えたときに、私もこの方と一緒で、最初に行動があって、そこから考え、そのあとで物事を決めてからもう一度行動に移して考え決めるっていうサイクルなのかなと思ってて。で、そのまわりにはお金が渦巻いてる感じです(笑)

でも、僕は彼の言ってることはホントそのとおりだなと思ってて、実際「お金がないから行動できない」とかいったって、0円の人ってあんまいないんですよ。あるけど、ないと思い込んで行動に使わないから、行動の幅が広がらないっていうことかなあと。

たとえば何かしらの「これは何なんだろう?」っていうクエスチョンマークであったりとか、そういう、よくわからないものがわかった瞬間に「あ、これ面白いや」ってなったりとか。だから、僕の場合は、仕事柄「面白い」を「なるほど」っていうのに近いもんだというふうに認識してて、「ほほう」っていう相づち、「ほほう。そう来ましたか」っていう。

それでいくと、まず最初に立ち止まってもらう違和感をあえて作り出し、その3秒後ぐらいにひざを叩いて「なるほど。面白いね」って言ってもらえることを想定して、いろいろ商品とかサービスをつくってますけどね。たぶん、「面白い」の本質は人によって違うんでしょうね。
*本ぺージは、2020年1月22日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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