
結構正直に、言う必要のないことを言っちゃうことはよくありますね、私。プレゼントにすごい「いらないよ」っていうものをもらっちゃったらば、「正直に言ったほうが本人のためじゃないか」とか思って、「これはこういう理由だからいらないんです」って言っちゃうみたいな。

人によりますよね。オブラートに包んでほしい人もいるし、言ってくれたほうがいいっていう人もいるし。私の場合はよくわからないんで、「自分だったらこうしてくれたほうがいい」っていうことをやるようにしてるんですね。

で、今日のテーマはですね、「個人事業主さんをたくさん増やしたい」っていう、私、目標がありますんで、「個人事業主を増やしていくためには、どうやって職業をつくり込んでいったらいいか」っていうようなことをテーマにですね。

それよりは、「こういう文章しか書きません」とか、「Web専門です」とか、「チラシ専門です」とか、私の知り合いだったら「ネーミングしかやりません」とか、あるいは「食べ物関係のメニューづくりしかやりません」とか、そうやって絞り込めば絞り込むほどお客さんは減っていくんですけど、そのかわりお客さん像が明確になるんで、「あ、この人に頼もう」っていうことで、仕事が必然的にもらいやすくなると。これをやらずに仕事を取るっていうのは、ものすごいむずかしいんじゃないのかなって思ってまして。で、その話をしたときに、まったく逆のパターンで、「『なんでも受けます』ということで、そのかわり仕事を受けまくって、単価は安いけど、それで稼いでる人もいますよ」って言われたこともあってですね。

なんていうんですかねえ、たとえば引っ越し屋さんだったら安い引っ越しをたくさん取るのか、ワインセラーに特化した引っ越し屋さんで、「ワインセラーだけは中央区の安田くんに運んでほしい」みたいなので、ワインを1本1本丁寧に外へ運び出しながら、「この人が運んだら、なんだったらワインがおいしくなる」とか、並べ方も元のとおり並べるだけじゃなくて「ボルドーだけ固めておきました」とか。

そうですね、それはそうだと思います。「これ専業です」みたいに言うとわかりやすいので、いま持ってる顧客はたしかに減りますよね。ただ、遠くの人が見つけてくれやすいかなとは思います。ただ、知り合いのなかで仕事をしてるみたいな場合、そういう場合は、「私なんでも書きますよ」っていうぐらいでも結構仕事が来るんじゃないかなあとは思います。メリットとしては「知らない人から仕事が来ない」ってことですね。まあ、メリットじゃないのかな。よく知ってる人からしか仕事が来ないっていう感じなんだろうなと想像しますね。

だから、新規顧客っていう意味だとそぎ落とさないとだめだと思うんですけど、リピーターがすごいボリュームが増えてくると、「なんでもやります」でも、それでクオリティが高ければいいのかな、なんて思ったりしました。

ものすごく大事にしているお皿とか、あるいは人形とか、そういうのを丁寧に扱ってほしいっていう人もいるかもしれないし。そうなってくると、もはや「引っ越し屋」とかじゃないんじゃないのかなっていう気がするんですよね。

まあ、企業だったらしょうがないですけどね。企業だったら、そんなニッチなところだけじゃメシ食えないんで、やっぱ、ある程度競争力がありマーケットも広いとこでいうと、「他社より丁寧に、靴下を履き替えて運びます」みたいなので。

だけど社員ひとりだったらば、自分だけだったらば超ワイン好きになっちゃって、ワインの運び方ばっかり毎日研究して、「このワインはこういうふうに運ぶ」みたいなところまでブログで発信していったら、絶対それだけでメシが食えそうな気がするんですけどね。
*本ぺージは、2021年7月7日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
*Spotify、Google Podcasts、Apple Podcast、iTunes、Amazon Musicでも配信中!
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。