「個人事業主で稼いでいくコツ」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第458回「個人事業主で稼いでいくコツ」
それは業務をどんどん削ぎ落としていくこと。
だけどそんなことしたら仕事が減ってしまいませんか?
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

これからの人生は「人を傷つけない」をいちばんに考えます。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

自分を大事にするほうをいちばんにしなくていいんでしょうか?

金子

あ、「人」なので、それも丸っと。

栃尾

ああ、そっか。そういうこと?

金子

はい。丸っと傷つけないということを。

安田

あまり人を傷つけない感じがしますけどね、金子さんはもともと。

金子

はい。あまり傷つけません!(笑)

安田

私は結構傷つけますけどね、ズバッと。

金子

あ、そうですか。

栃尾

……私もですけど(笑)

金子

そうですか!?

安田

結構正直に、言う必要のないことを言っちゃうことはよくありますね、私。プレゼントにすごい「いらないよ」っていうものをもらっちゃったらば、「正直に言ったほうが本人のためじゃないか」とか思って、「これはこういう理由だからいらないんです」って言っちゃうみたいな。

金子

(笑)

安田

「なんてひどい人なんだ」ってたまに言われますけどね。

金子

(笑)

栃尾

(笑)どうなんでしょうねえ。

金子

それも優しさかもしれないです、それも。

安田

むずかしいですよね。

金子

そうかもしれない。むずかしいっす。

安田

人によりますよね。オブラートに包んでほしい人もいるし、言ってくれたほうがいいっていう人もいるし。私の場合はよくわからないんで、「自分だったらこうしてくれたほうがいい」っていうことをやるようにしてるんですね。

金子

でも、それがいちばんですよね、きっと。それができたらいちばんいいですよね。

安田

それしかやりようがないですもんね。でも、私の場合相当変わってるみたいで、「そんなのあんただけだよ」みたいによく言われますよね。

金子

あはは(笑)

栃尾

(笑)

安田

で、今日のテーマはですね、「個人事業主さんをたくさん増やしたい」っていう、私、目標がありますんで、「個人事業主を増やしていくためには、どうやって職業をつくり込んでいったらいいか」っていうようなことをテーマにですね。

金子

はい。

安田

結論からいうと……個人、ひとりでっていうことですよ、組織じゃなくてね。

栃尾

はい。

金子

はい。

安田

「ひとりで食べていくために絶対必要だなあ」と私が思ってることがひとつありまして。

金子

はい。すごい。

安田

それは「やらないこと」のそぎ落としなんですよ。

栃尾

あ~。

金子

なるほど。

栃尾

絶対に必要なこと。なるほど。

安田

絶対に。なぜかというと、「これもできます」「あれもできます」っていうことを増やしていけばいくほど、その人である必要性から遠ざかっていくからなんですよね。

栃尾

ふーん。

金子

それですね。なるほど。

安田

たとえば文章を書く仕事だったら、「Webでも紙でも、どんなものでも書けます」みたいに言う人は仕事取りにくいだろうなっていうのが……まあ、これ、あくまで私の意見として聞いてくださいね。

栃尾

ああ、はいはい。

金子

うん。

安田

それよりは、「こういう文章しか書きません」とか、「Web専門です」とか、「チラシ専門です」とか、私の知り合いだったら「ネーミングしかやりません」とか、あるいは「食べ物関係のメニューづくりしかやりません」とか、そうやって絞り込めば絞り込むほどお客さんは減っていくんですけど、そのかわりお客さん像が明確になるんで、「あ、この人に頼もう」っていうことで、仕事が必然的にもらいやすくなると。これをやらずに仕事を取るっていうのは、ものすごいむずかしいんじゃないのかなって思ってまして。で、その話をしたときに、まったく逆のパターンで、「『なんでも受けます』ということで、そのかわり仕事を受けまくって、単価は安いけど、それで稼いでる人もいますよ」って言われたこともあってですね。

栃尾

はい。

金子

えーっ。それは大変。

安田

でも、たしかに単価を上げようと思うと、どうしても、やっぱり、こう、やらないことを決めていくしかないかなと思うんですけど。ただ、仕事の案件の数は少なくなっていくなって感じですね。

栃尾

はい。

金子

なるほど。

安田

だから、どっちかなのかなあと。間口を広げて、安く、たくさん仕事するか。

金子

うーん。

安田

なんていうんですかねえ、たとえば引っ越し屋さんだったら安い引っ越しをたくさん取るのか、ワインセラーに特化した引っ越し屋さんで、「ワインセラーだけは中央区の安田くんに運んでほしい」みたいなので、ワインを1本1本丁寧に外へ運び出しながら、「この人が運んだら、なんだったらワインがおいしくなる」とか、並べ方も元のとおり並べるだけじゃなくて「ボルドーだけ固めておきました」とか。

金子

やばい(笑)

栃尾

(笑)

安田

「この年代、ちょっと下のほうがいいんで」とか、「調整をちょっと上げときました」とか、そのぐらいやったほうがいいんじゃないのかなあっていうのが私の持論でして。どう思いますか?お二人は。

栃尾

そうですね、それはそうだと思います。「これ専業です」みたいに言うとわかりやすいので、いま持ってる顧客はたしかに減りますよね。ただ、遠くの人が見つけてくれやすいかなとは思います。ただ、知り合いのなかで仕事をしてるみたいな場合、そういう場合は、「私なんでも書きますよ」っていうぐらいでも結構仕事が来るんじゃないかなあとは思います。メリットとしては「知らない人から仕事が来ない」ってことですね。まあ、メリットじゃないのかな。よく知ってる人からしか仕事が来ないっていう感じなんだろうなと想像しますね。

安田

なるほど。

金子

おーっ。私は何も思いつきません(笑)

栃尾

(笑)

安田

(笑)

金子

なるほどー。

安田

ある程度、なんでこういうふうにやってるかっていうと、仕事で稼ごうと思うと、お金って時間との交換じゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

「月にだいたい何時間ぐらい働いて、どのぐらいの年収にしたいのかっていうところを考えて、そこから逆算しましょう」ということをよく言うんですね、みなさん。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

そうすると、「1時間あたりどのぐらい稼がないといけないね」っていうふうに金額が出てくるわけですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

で、理想の生活をするためには、ある程度高い単価で売らないといけなくなってくるんですよね。そうすると、他の人でもできるものをその人に高い金額で頼むって、なかなかむずかしいわけですよ。

金子

うんうん。

栃尾

はい。

安田

その人にしかないものにならないことには、なかなか高くならないんで。

金子

なるほど。

栃尾

そうですね。

安田

そうすると、「どうしても自分じゃなきゃいけない」の領域っていうのをどんどん狭めていくと、商品が際立っていくっていうことになっていくんじゃないのかなってことなんですけど。

栃尾

ただ、「これができます」って言った場合に、クオリティが違いますよね。

安田

クオリティ?

栃尾

「引っ越しなんでもやります」って言ったとしても、すごく丁寧にやってくれる引っ越しと、雑な引っ越し屋さんは違うじゃないですか。

金子

うーん。

安田

違いますね。

栃尾

だから、新規顧客っていう意味だとそぎ落とさないとだめだと思うんですけど、リピーターがすごいボリュームが増えてくると、「なんでもやります」でも、それでクオリティが高ければいいのかな、なんて思ったりしました。

安田

たとえば、雑な引っ越しより丁寧な引っ越しのほうがいいじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

でも、「丁寧だったら値段が10倍」とかになったらどうなんですか?「じゃあ雑でもいいか」っていうものも出てくるじゃないですか。

栃尾

たしかに。そうか。

安田

すべてのものを丁寧に運んでほしいかっていうと、「まあ、これについては安いほうがいいか」っていうものもあるわけですよ。

栃尾

たしかに、はい。

金子

うん。なるほど。たしかにたしかに。

安田

で、そもそも、どれを丁寧に運んでほしいかっていうのは人によって違うし、そもそも、その人にとっての「丁寧」も人によって違うわけですよ。

金子

うん。

安田

ものすごく大事にしているお皿とか、あるいは人形とか、そういうのを丁寧に扱ってほしいっていう人もいるかもしれないし。そうなってくると、もはや「引っ越し屋」とかじゃないんじゃないのかなっていう気がするんですよね。

栃尾

たしかに。

安田

「丁寧な引っ越し屋」で、はたしてそんなに高く払ってもらえるのかっていうと、やっぱ限界があるんじゃないのかなって。

栃尾

たしかに。そう言われるとそうですね。

金子

はあ~。ほぅ。なるほど。

安田

まあ、企業だったらしょうがないですけどね。企業だったら、そんなニッチなところだけじゃメシ食えないんで、やっぱ、ある程度競争力がありマーケットも広いとこでいうと、「他社より丁寧に、靴下を履き替えて運びます」みたいなので。

栃尾

ありますね(笑)

安田

「そのかわり2割ほど高いですよ」っていうのが組織としてやる限界だと思うんですね。

栃尾

はいはいはい。

金子

うんうんうん。

安田

だけど、個人で普通の同業他社よりも1.5倍とか2倍稼ごうと思うと、よりそぎ落として、より専門性の高いものに特化したほうが稼ぎやすいだろうなっていう。

栃尾

なるほど。

安田

たとえばワインセラーを運ぶ専用の引っ越し屋は、社員10人じゃ食えないと思うんですよ。そんなに仕事ないんで。

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

だけど社員ひとりだったらば、自分だけだったらば超ワイン好きになっちゃって、ワインの運び方ばっかり毎日研究して、「このワインはこういうふうに運ぶ」みたいなところまでブログで発信していったら、絶対それだけでメシが食えそうな気がするんですけどね。

栃尾

たしかにー。

金子

ああ面白い。ほんとだ。

安田

だけど多くの人は、引っ越し屋でさらに「早い」とか、「便利」とか、「きれい」とか、どんどんどんどん、いいところを増やそうとするんで、どんどんライバルが増えていってる気がするんですよね。

金子

なるほどー。

安田

ということで。

栃尾

はい。

金子

はい。

安田

……えー、先生におまとめを。

栃尾

(笑)

金子

お願いしまーす。

栃尾

はい。個人事業主で成功するためには、やらないことをそぎ落としてください、ということですか。

安田

そのほうが単価が高く稼げるんじゃないかなっていうことです。

栃尾

はい。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2021年7月7日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

*Spotify、Google Podcasts、Apple Podcast、iTunes、Amazon Musicでも配信中!


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
プロフィールはこちらから

 

感想・著者への質問はこちらから