
じゃぁ、久しぶりに質問をいただいているので、張り切って読ませていただきたいと思います。40代建設業取締役の方からです。今回取り上げていただきたいテーマが性善説、性悪説です。40代半ばの自分が生きてきた中では、人付き合いも、仕事に対しても、「もしかすると嘘つかれてるかも。悪いことが起きるかも」とリスクを予見して生活する方が、本当に悪いことが起きたときに迅速に対応できたり、精神的ショックが少ないと考えています。しかし、幼児教育や宗教では「人を信じなさい、疑いはいけない」とあります。それは綺麗事でしょ、といえばそれまでですが。個人的には性悪説にスタンスを置いて仕事をしていますが、お三方は性善説、性悪説で考えた場合、どちらにスタンスを置いておられるのかお聞きしたいです。
また、マーケティング手法として、某●●時間テレビのような性善説マーケティングと、悩みやクレーム買取サービスのような性悪説マーケティングもありますが、適切な使い方や、自分ならこんな使い方をするといったこともお聞きしたいです。よろしくお願いします。ということです。

生まれた時にいい人でも悪くなるよということらしいですけど。でも子供に「人を信じなさい」って教えるかというと、やっぱり相手によりますよね。「知らない人にはついていくな」とか。どちらかといえば「信じるな」って話をします。

一番のサンプルですよ。僕は努力して、善人とは言いませんけど、まともに人と生活できるぐらいまで持ってきた。違法なことをやらずに生きていけるぐらいまでまともになった。人を怒らせるぐらいはしょっちゅうありますけど。

私も性善説ですね。私の性善説は「悪いことだと思ってやってない安田さん」みたいな感じです。悪いことだとわかっていて悪いことをやる人はあんまりいないっていう。連続殺人犯も「本当は自分も優しい人だった」と思いながら死ぬらしくて。みんな本当はいいことしたいんだなって思いました。

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。
*本ぺージは、2024年2月28日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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