このコラムについて
小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?
と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。
「人間の執着からいまでも脈々と続く、鎌倉時代からあるビジネス。」
「全国で唯一?!古今東西の枕が展示してある“世界のまくら博物館”」
人は人生の三分の一を寝て暮らすのだそうです。
寝る時、快眠を得るために必要なものが、
掛け布団、敷き布団、そして枕。
この中でも最も重要なのが、枕だそうです。
これはいまに始まったことではなく、
昔の人も枕にはこだわっていたようで…。
例えば、古代では陶器や木枕などが主流。
陶器の枕は中国で多く使われ、
現在でもアジア諸国で一部使われているそうです。
北海道札幌市のJR白石駅近くの住宅街に
寝具メーカー「白崎繊維工業」があります。
その建物内には、「世界のまくら博物館」があり、
全国・全世界を巡って集めたそうで、
その数なんと1360点!
江戸時代以前に使われていた折りたたみ式の「旅枕」や
ケニアの遊牧民の枕、アフリカの“木”の枕、
クジラのひげを使った折り畳み式まくらなども
あるそうです。
一見、木の箱のようにも見えるものが、
今から200年程前、江戸時代天保期の
“祈祷まくら”だそうです。
200年前の枕が残っていることは
ほとんど無いそうなので、とても貴重だとのこと。
ちなみにこの世界のまくら館を運営している
白崎繊維工業は「おやこワタ」という
商標で寝具を作り始めた会社で、
こちらも後日、ご紹介したいと思います。
枕と商品を扱うサービスは、
鎌倉時代からあり、
江戸時代、明治時代、大正、昭和と
髪型の流れ、生活様式の変化とともに、
枕の形式も変わってきたことに
よるものと思われます。
しかし、ビジネススタイルは、
いまとそれほど変わっていません。
人間の執着やこだわりを商売にした場合、
時代の変化に合わせる必要はあるものの、
あまりビジネススタイルを変える必要は
ないのかもしれないとも思いました。
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世界のまくら博物館(白崎繊維工業)※入館料無料
【住所】北海道札幌市白石区平和通3丁目南1-4
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】日曜日・祝日
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