【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「年下や部下と、どう付き合えばいいのか」2019年5月22日配信

第347回「年下や部下と、どう付き合えばいいのか」 というご質問。
回答中、ゲリラーズの三人に共通する「あるもの」が浮かび上がってきました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

確認事項は紙でチェックしながら進めること!金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

私がこないだ言ったやつね(笑)

金子

そうそう。アドバイスいただいたやつ。はい、今回は30代・ITメーカー営業の方からご質問をいただいてます。いつも楽しく番組を聴かせていただいています。今回質問させていただきたいのが、部下とのコミュニケーションの取り方です。私には20代の部下が1人います。彼とのコミュニケーションを取るときにいつも気にかけているのが、「まず肯定する」ということです。どうしても何か意見を言ってくれたりすると、「こうしたほうがいい」と経験則からいろいろと言いがちですが、まずは意見を述べてくれたことに感謝し、「なるほど。君はそう思うんだね」と頭ごなしにアドバイスするのを極力避けるよう気をつけています。年下で経験は浅いといえど、ひとつのれっきとした意見なので、なるべく尊重するようにしています。みなさんは年下の方や部下の方と接触するときに何か気をつけていることはありますか?お話しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。ということです。

栃尾

いいですね、肯定してからっていうのは。

金子

うん。すばらしい。

栃尾

そういう上司ってあんまり巡り会えない気がしますが。

安田

なかなかね、たしかにいませんよね。

栃尾

はい。と思います。

金子

江美さんなんかは、これにまさに当てはまるんじゃないですか?

栃尾

お、すごいね。褒めモード(笑)

金子

いや、まずは肯定してくれて、「たとえばこういうほうがいいよ」って言ってくれてる。

栃尾

ホント?たぶん安田さんにはそう思われてない(笑)

安田

そんなことないですよ(笑)基本的に女性どうしのコミュニケーションって、そういうの多いですよね。

栃尾

あ~そうですね。それはあると思います。

金子

多い多い。

安田

「わかる!」とか言って、「わかってんのかな…?」と思いながら……

栃尾

(笑)

安田

そんなことよりも肯定し合って、っていうのが。

栃尾

そうそう。「きょうの服いいね」みたいのから始まって。

安田

すごいなぁと思いますね。オジサンどうしってすぐ否定しあうんで(笑)

金子

はは(笑)

栃尾

マウンティングみたいなことですかね。

安田

はい。オジサンどうしってだめですよね。

金子

マウンティングよくない。よくないですよ。

栃尾

そうですね。

安田

でも、たしかに自分が部下だったら肯定してほしいっていうのはあるし、冷静に考えたら自分も肯定してあげようと思うんですけど、ついつい、言ってしまいがちではありますよね。

栃尾

できてるところはそんなに目立たないので、できてないところにどうしても目がいっちゃいますもんね。自分ができてること。

金子

そうか。あと、上司の方の責任感みたいなものもきっとありますよね。

栃尾

「よくしていかなきゃ」?

金子

そうそう。「部下の成長を促すための」みたいな。「よかれと思って」みたいなこともありそう。

栃尾

うんうん、そうだね。で、質問があれですよね、「年下の方や部下の方と接するときに何を気をつけていますか」と。

安田

はい、じゃあ金子さん!年下と接するときに気をつけていること。

金子

えーと……同じ感じでしゃべる。なんか私、あんまり年上とか年下とか気にしない。

安田

それは年上もタメ口ってことですか?

金子

いや、えっと……どっちかというと、その人がやってることに対して「すごい!」と思ったら「わぁー!」ってなるけど、「くだらねえな」って思ってる年上の人とかに、たとえば「わぁー!」ってなるかっていうと、そうじゃないっていうか。

安田

「くだらねえ」とは言わない。

栃尾

ヘコヘコしないみたいな?

金子

ヘコヘコはできないタイプなんで。年下もすごい頑張ってる子とかは、なんか、べつに……。

安田

……

栃尾

……

金子

……えっ?というと??(笑)

安田

いやいやいや(笑)立派な意見だなと思って。

栃尾

年齢じゃないってことね。

金子

ちょっと違う。なんか違いますね(笑)

栃尾

(笑)

金子

なんか気をつけてることですよね。

栃尾

うん。

金子

特にないです。

安田

はい。じゃあ……

栃尾

私?

安田

はい。とっちーさんは?

栃尾

私は会社を辞めてフリーになったので部下も後輩もいないんですけど、私はすべての人にリスペクトっていう感じ。

安田

すべての人にリスペクト?

栃尾

基本リスペクトですね。

金子

お~!

安田

ほぉほぉ。

栃尾

「尊敬」っていう言葉よりも「リスペクト」のほうが、なんとなくフィットしてる感じがするんですけど、自分より優れてる部分が絶対あるじゃないですか、誰しも。そういう気持ちで接してるような気がします。だから、あんまり、亜佑美ちゃんが言ってたけど、「あの子」とかも言わないですね。たとえば、私40代ですけど、20代の子に「あの子」とかも言わない。「あの人」とか言う。

安田

子どもはどうなんですか?

栃尾

子どもは言っちゃう(笑)

安田

子どものお友達とかは?

栃尾

言っちゃうけど、子どものお友達もリスペクトしてます、結構。どうしても上から言っちゃうときもありますけど、そういうことをなるべくしないようにして、「私が知らないことをこの人は知ってるんだ」っていうふうに思って話すように心がけていて、まわりの人にも「とっちーはいつも子どもとかとフラットだからいいよね」って言われることは何度かありますね。

金子

すばらしい。

栃尾

全部できてるわけじゃないので、そういうふうにしたいと特に思っているって感じですね。

安田

うん。

栃尾

はい。

金子

うんうん。

安田

なるほどね。

栃尾

抽象的ですけど(笑)

安田

いやいや。まあ、でも僕も近いですよ、そういう意味では。いま、3人の共通項はナッシングでしたけど、もしかしたらここにあるかもしれないと思いました。

栃尾

あ~。いままではなかったってことですか?

安田

いままで皆無だったじゃないですか?

栃尾

(笑)

金子

あ~そっか。

安田

まあ、でも、あのー……

栃尾

3年にして(笑)

安田

ね。3年にして。僕も近いです、それに。僕はどんな年下でもみんな敬語で話すんですけど。

栃尾

言ってましたよね、「さん付けで」って。

安田

そうですね。基本的に年下だとか年上だとか考えないですね。部下だとかも考えないし、そういう先入観がそもそもないですね。

栃尾

むかしはあったんじゃないんですか?会社をやってるときは。

安田

年齢に関してはないですね。

栃尾

会社の部下とかにはあったってことですか?

安田

自分が上司っていう立場ってあんまなかったですけど、そういう立場だったら、やっぱ「どう接したらいいのか」って考えてやっちゃいますけど、いまだったらやらないかもしれないですね。

栃尾

ふーん。

金子

ふーん。

安田

子どもとかでも、子どもの友達とかでも、お客さんと話すのと同じように話しますんで、僕。

栃尾

敬語で?

安田

敬語だし、面白かったら「面白い」って言うし。だから金子さんと一緒ですよ。つまんなかったら「おまえの話はつまんない」って、子どもであろうが大人であろうが、たぶん同じように言うと思いますね。

栃尾

容赦ない(笑)

金子

(笑)あ、じゃあそうなんだ。すごい。

栃尾

共通点が。

金子

うん。

栃尾

でも、安田さんがたまに「あのさぁ」とか言ってくれると、うれしいですけどね。

金子

あ、それはわかる!

栃尾

近づいた感じがするっていうか。

金子

うん。

安田

あ、そうですか?

栃尾

はい。

金子

「○○じゃないの?」「○○なんじゃないの?」みたいなことを言われたときに、ニヤッて思いますね。

栃尾

(笑)

安田

むかし、やっぱり、だから、社員さんに「呼び捨てにしてください」って言われたことはあって。

栃尾

わかりますよ、気持ち。

安田

特に年上の人とかは、僕が社長だったんで、「年上って感じに扱われて嫌だ」っていう女性の人とかいましたね。

栃尾

あ~。

金子

なるほどね。

栃尾

わかります。私も「とっちーって呼んで」って言って「とっちー“さん”」って言われると、なんかすごい年上感あるよねって思いますね(笑)やめてほしい。

安田

とっちーさん?(笑)

金子

「とっちーさん」って言うんだ(笑)

栃尾

「とっちーさん」って呼ぶ人、結構いるんだよね(笑)

金子

ああ、そうなんですね。

安田

「ジョナサンさん」みたいなもんですけどね。

栃尾

そう(笑)

金子

たしかにたしかに。

栃尾

まあね、たしかに呼び名に「さん」付けるっていう(笑)

安田

どうなんですかね。だから、部下を肯定してあげようっていうのはステキだなと思ったんですけど、あんまり部下とか年下とかは意識しないのもいいのかなっていう。

金子

なるほどねぇ。

栃尾

そうですね。そうすると安田さんの場合は、まず肯定するとか気にせず、否定する場合は否定しちゃうってことですよね、子どもであれ。

安田

そうですね、はい。面白いものは面白いし、面白くないものは面白くないし。子どもでも面白い子いますからね。「こいつ面白いなぁ」っていう子。

栃尾

いますいます。すごい深く考えてる子とかね。

金子

そうなんだ。

栃尾

うん。

安田

まあ、そういう意味では、年齢によってあんま関係にっていうか、上になるほどつまんなくなっていっちゃうかもしれないですね、逆に。

栃尾

そうですね。処世術を身につけるというか。

金子

うんうん。

安田

なんか、もう答えが決まっちゃってるみたいな、何聞いても。

金子

ああ、いますね。

安田

まあ、でも、われわれ3人のちょっとした共通項があったってことで。

栃尾

そう。素晴らしい質問じゃっ……だったんじゃないでしょうか(笑)

金子

じゃった(笑)

栃尾

かんだ(笑)

安田

じゃあ、どうなんですか、これをどうまとめたらいいんですかね。

栃尾

気をつけているわけじゃないってことですよね。そういうスタンスっていうか。

安田

うーん……なんか、だから、僕、すごいいい上司だなと思いつつも、「年下で経験は浅いといえど」みたいなところが、すっごい先入観あるなと思ったんですけど。

栃尾

あ~はいはい。

金子

あ~。

安田

だから、差ないっすよ。よく、学年違うと、日本の場合えらい違うみたいに、先輩みたいになるじゃないですか。でも、下手したら1日しか変わんないとか、数時間とか変わんないとか、あるじゃないですか。

金子

たしかにありますね。

栃尾

ありますね。

安田

なんでそれでそんなに「先輩」とか言って偉そうにしないといけないんだ、みたいな。

金子

だな。

栃尾

うん。だから、この言い方に「ちょっと下に見てるな」っていうのを感じたっていうことですか?

安田

あ、栃尾さんが?

金子

(笑)

栃尾

安田さんが(笑)

安田

あ、僕が?(笑)っていうことで……

栃尾

すいません(笑)

安田

はい。本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年5月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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