フォロワーの境目

Webでの情報発信は、
もはや経営者にとって必須の仕事である。
朝礼で社員に話す暇があれば、
パソコンに向かって社会に情報発信したほうがいい。

かつて経営者に求められたのは
営業力やリーダーシップであったが、
これからの経営者に求められるのは情報リテラシーだ。
自ら情報を操り、フォロワーを増やし、
集客や採用へと繋げていく。

よく考えてみて欲しい。
片や広告費を使いまくって集客や採用をしている会社。
一方は広告費など1円も使わずに
集客と採用を成し遂げている会社。
どちらが勝ち残っていくかは明白である。

それは単なる経費の比較に終わらない。
広告で集めた見込み客や応募者と、
自ら集まって来た見込み客や応募者では、
購買意欲も労働意欲も天地の差があるのだ。

では情報リテラシーの本質とは何か。
面白い情報を発信できること。
文章を書いたり動画で喋ったりする作業が
得意であること。
多くの人はそのように思い込んでいる。

もちろんそれは間違いではない。
どんどん人が集まる人気コンテンツを提供できるのなら、
それを極めていくのもいいだろう。
だが現実にはそれは難しい。
そこには人気コンテンツ同士の戦いがあるからだ。
つまりそこは熾烈なレッドオーシャンなのである。

ではその競争を避け、
なおかつフォロワーを増やしていくには何が必要か。
まさにそこにリテラシーの本質がある。
発信者とフォロワーの関係。
それは信用の貸し借りなのである。
この重要さが分かっていない経営者は、
フォロワーへの告知がタダだと勘違いしている。

自分のフォロワーに向けて
何らかの広告を発信する行為。
これはフォロワーへの借りなのである。
たとえばイベントの告知。
それを熱心に見てくれる、
あるいはその情報を拡散しようとしてくれる。
それがフォロワーというありがたい存在だ。

では彼らはなぜそんなにも親切なのか。
それは発信者への借りがあるからである。
普段の情報発信によって、
何らかのありがたい情報を得ている。
あるいは励まされている。
相談に乗ってもらっている。

何でもいいのだが、とにかくフォロワーに
喜んでもらうという行為を続けている。
それによって生まれた借りと信用を、
フォロワーは返してくれているのだ。
つまり広告とは貯め込んだ貸しと信用を取り崩す行為、
情報発信とは貸しと信用を積み上げていく行為なのだ。
信用の貯蓄をせず告知をしても
フォロワーは動いてくれない。

 


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どうすれば企業は生き残っていけるのでしょうか。私は今後、中小企業の経営は二極化していくと予想しています。それは「人を雇い続ける経営」「人を雇わない経営」です。

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