「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。
82通目/大野からの返信
「我々人類にどんな学習を催促しているのか?」
前回81通目/安田「シグナルの意味」
目覚まし時計ですか。確かにそういうシグナルが現れる時ってありますよね。大きな病気をするとか。会社が倒産したとか。そこから何を読み解くのかが大事。きっと人間は昔からその意味を読み取って、宇宙から愛されるようにしてきたのでしょう。私も50年あまりの人生の中でさまざまなシグナルを受け取りました。なぜ自分だけがこんなにひどい目に会うのか。なぜ自分はこんなにも恵まれているのか。同じ出来事なのに捉え方によって正反対に感じられる。それがとても不思議なところ。捉え方が正しいと大きなヒントになるし、間違っていると何度でも同じシグナルが現れる。愛か神か、その正体は分かりませんが、すごく親切だということは確かです。
ー安田佳生より
前々回80通目/大野「本当はみんな同じ仕事をしている」
仰る意味はわかるような。宇宙は常に、誠実な在り方をサポートしてくれる。
また、どんな仕事も愛を基調とする限り聖職になる。ミュージシャン、アイドル、お笑い芸人、ユーチューバー、大統領、大工の棟梁、タクシードライバー…。それがどんな職業だとしても、全てを超越して、本当はみんな同じ仕事をしている。つまり、生活(生命活動)に奉仕するというお仕事。自分のキャリアを聖職と考えてみる。仕事を愛の表現する場と捉えてみる。上手くいっていないとすると、エゴを基調としているのかもしれない。そして、それらは目覚まし時計。まるで目を覚まして、訪れる朝をいつも祝福し、彼、彼女の人生を祝福する存在になれと云わんばかりの。
ー大野より
交換日記をする二人
●火曜日
安田佳生(やすだ よしお)
1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto.com/
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/