第148回「工芸品のサブスクリプションサービスという小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

「工芸品のサブスクリプションサービスという小さなブルーオーシャン」


「飲食店やホテルから支持される工芸品」

 

少しずつ緩和されつつある
とは言え、新型コロナウイルスの
影響はいまだに衰えを知りません。

相次ぐ飲食店閉店や
限りなくゼロに近い
インバウンド需要によって、
伝統工芸は危機的な状況
だそうです。
調べによると、
陶磁器製和飲食器の出荷額は
ピーク時の1/4だそうですね。

一方で、サブスクリプションサービス
(以下、サブスク)は完全に定着しました

この危機的な伝統工芸と
定着したサブスクを
かけ合わせたビジネスを
展開している会社があります。

株式会社Culture Generation Japan

伝統工芸品は、
マスプロダクションでなく、
職人が一つひとつ
手をかけて作っていることが
多いです。
しかし、職人の想いとは
裏腹に、在庫として
溢れていると言います。
理由としては、
既存の流通では
市場価格に合わないから。

Lubos HouskaによるPixabayからの画像

そこで、展開しはじめたのが、
工芸品 × サブスク。

食器の選択は
指定も、キュレーションに
任せることもできるといいます。
またレンタルでなくリースなので、
気に入れば支払金額を
差し引いた金額で購入も
可能らしいです。

器にこだわる割烹など
和食が中心でしたが、
最近ではフレンチや
イタリアンなど洋食店にも
広がってきたそうです。
また、ホテルや旅館、
結婚式場などにも広がりを
見せているとか。

伝統のものと
最新のシステムを
誘導させて、
新しい市場を作り出す。
そんな小さなブルーオーシャンでした。

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株式会社Culture Generation Japan
東京都中央区日本橋
https://www.culgene.jp/
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佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

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