第14回 社長直々にスカウトした「未経験」の副店長

この対談について

大阪・兵庫を中心に展開する、高価買取・激安販売がモットーの『電材買取センター』。​​創業者である株式会社フジデン代表・藤村泰宏さんの経営に対する想いや人生観に安田佳生が迫ります。

第14回 社長直々にスカウトした「未経験」の副店長

安田

『電材買取センター』には、各店舗の店長や女性スタッフの相談役のような方がいらっしゃるとお聞きしました。今日はその方についてお聞きしたくて。


藤村

統括マネージャーの村井のことですね。電材買取センターが始まって2年目くらいの時に入社してくれた、かなり社歴の長いスタッフの1人です。

安田

聞くところによると、藤村さんが直接スカウトされたとか。


藤村

そうなんですよ。彼女と出会ったのは、僕が20代前半の独身の頃に通っていたスポーツクラブで。当時、村井はエアロビなんかを教えるインストラクターとして働いていたんですよ。

安田

へぇ、そうだったんですか。


藤村

そのうち僕も独立したり結婚したりで忙しくなり、村井もスポーツクラブを辞めたので、しばらく会うことはなかったんです。ところがある時、人づてに「村井さん、仕事を探しているらしいよ」と聞きまして。

安田

ほう。ちなみに村井さんはスポーツクラブを辞めた後はどんなお仕事をされていたんですか?


藤村

不動産屋で働いていたようなんですが、その会社が潰れてしまったと。それで次はマッサージやエステの仕事を始めたそうなんですけど、それも個人でやっていたから全然儲からなかったみたいで。じゃあ次はどうしようかと困っていた。

安田

なるほど。そのタイミングで再会したわけですね。


藤村

そうなんです。それで「今度、ちょうどウチの新しいお店がOPENするから、そこで副店長して働いてくれないか?」と声をかけまして。

安田

最初から「副店長」のポジションでスカウトしたんですか! いくら昔からの知り合いとは言え、業界のことには素人同然だったでしょうに(笑)。


藤村

確かにそうなんですけど(笑)。でもまったく理由がないわけじゃなくて。当時は若いスタッフが多くて、彼らだけだとなかなかうまく店舗業務を回すことができなかったんです。そこでちょっと年齢層が高めの村井を副店長として配置すれば、スタッフやお店の統制を取ってもらえるかなと。

安田

ははぁ、そういうことだったんですね。ちなみに村井さんは当時何歳くらいだったんですか?


藤村

30代半ば〜40代だったと思いますね。

安田

なるほどなるほど。若いスタッフたちに比べて、「社会人」としての経験は十分積んでいらっしゃったと。とはいえ実際働き始めてどうでした? 「電材買取センターの店舗スタッフ」としての素質はあったんですか?


藤村

ええ。最初から「この仕事、すごく向いているな〜」と思って見てました。というのも、やっぱりスポーツインストラクターをしていたこともあって、人と接するのが上手なんですよ。上手というか、誰かと話をするのが大好きなんだろうなと。

安田

あぁ、まさに「電材買取センターの店舗スタッフ」としてピッタリだったわけですね! 前回の対談でも、電材買取センターの店舗スタッフさんは、職人さんたちと「会話する」のが仕事だって仰っていましたもんね(笑)。


藤村

そうなんです。逆に「電材に関する知識」はそんなに必要ないですから、業界未経験でも何ら問題はない。さらに言えば、彼女は変な駆け引きがない人だったので、とても信頼ができたんです。

安田

駆け引きがないというのは、裏表がないということですか?


藤村

そうですそうです。社長の僕には素直に従っているフリを見せて、裏では自分の好きなようにやりたい放題、みたいなことが一切ないんですよ。

安田

あぁ、確かにそれは重要ですね。「何を考えているかよくわからない人」に店舗運営やスタッフ教育なんて任せられませんから。


藤村

そういうことです。その点、村井は誰に対しても裏表がなく接してくれる。結果、多くのスタッフから信頼されるようになって、今や「統括マネージャー」です。

安田

素晴らしいですね。ちなみにこれから首都圏を中心に続々と新店舗がOPENし、多くの女性スタッフを採用される予定ですが、村井さんはそういう方のまとめ役になるわけですよね?


藤村

はい、その予定です。

安田

この対談を読んで『電材買取センター』で働こうかなと思った方は方は、「村井さんってどういう人なんだろう」って気になると思うんです。ズバリ「村井さんってこんな人」と一言で表すならどうなりますか?


藤村

うーん…「厳しい人」ですかね。

安田

おっと、「厳しい方」なんですか! 私のイメージでは、もっとこう…包容力のあるお姉さん的存在なのかと思っていました(笑)。


藤村

もちろんワケもなく怒り散らしているわけじゃないですよ?(笑) 何ていうんでしょうか…仕事に対してすごく真摯に向き合う人、です。僕なんかが全く気づかないような細かい事にもすぐ気づいて、手当たり次第に改善していってくれますし。

安田

ということは、お客さんに満足してもらえるような店舗づくりのために、あえて厳しい役に徹して店舗スタッフ教育をしてくれる。そんな感じですか?


藤村

そうそう、まさにそうです。だからお客様だけでなく、若いスタッフの子たちも皆、村井のことを慕っていますよ。

安田

いいですね〜。そんな村井さんと一緒に働いてみたい方はぜひ求人情報をご確認いただければと思います!

 

 


対談している二人

藤村 泰宏(ふじむら やすひろ)
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役

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1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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