“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第100回 万博は「未来」を語る場所から「原点」を見せる場所へ

僕はもともと万博好きなんですよ。小学校3年生のとき神戸で「ポートピア’81」があったんですけど、夏休みに毎日通うくらいハマっていて。

そうですね。50年前は「まだ見ぬ未来」が人をワクワクさせたじゃないですか。でも今はテクノロジーの進化が当たり前になっていて、目新しいものにもそこまで驚かない。それこそ「どこでもドア」くらいのものが出てこないと。

いや、ファミリー層は思ったより少なかったですね。昔の万博は子どもだらけだったと記憶してるんですが、今回は大人のほうが多かったです。展示内容も文化とか歴史とかが中心で、子ども向けのインパクトある演出は少なめでした。

確かに(笑)。子どもも絶対喜びますよね。万博って「未来を見せる場」ですけど、今の時代に合った「ワクワクの再定義」が必要なんだと思います。巨大アームで車を釣るとか、逆にバカバカしくて面白いものというか。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。