GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜【vol.004】

案C 俺の自販機

カリスマブロガーとか、インスタグラマーとか、影響力のあるタレントなどが、「その人が選んだ(愛用している)セレクト商品・食品」を各地の自販機に商品展開する、というのはどうでしょう?

ブログのアフィリエイトを、路上自販機でリアルに展開するイメージです。

自販機には「俺の自販機(私の自販機、でも良いんですけどw)」ということがPR(アイドルだったら写真とかですね)できるようにしておいて、「誰の自販機か?」は定期的に変更されれば良いと思います。

雑誌モデルとかインスタで影響力のあるタレントが、自分のセレクト商品を、どんどん定期的に更新していけばいいと思います。

雑誌独自のセレクト自販機とかもいいですよね。

CanCamのセレクト自販機、とかVERYのセレクト自販機とかね。出版社が雑誌を売るのではなく「雑誌で紹介したものの中からセレクトして商品を売る」という転換ですね。

 


 

案D ふるさとアンテナ自販機

都心部だと、全国各地のアンテナショップが展開されています。

アンテナショップのいいところは、それなりの規模の箱を持っていて、セールススタッフがオススメしながら、膨大な種類の特産品の中から買い物できる点、だと思います。ですから別の利点が自販機には求められます。

リアル店舗を構えるのではなく、ふるさとアンテナ自販機で地元PRというやり方はどうでしょうか?

「それなりのふるさとヒット商品がある」ことと、「地方自治体が助成すること」がビジネス化のポイントとなるかと思います。

ふるさとアンテナ自販機はそもそも「広告媒体」になるので、いわゆるOOH(屋外広告)としての機能を果たします。

かなりの数の台数を設置できれば、その地方の商品資源・観光資源の認知拡大と収益の両方を狙えないでしょうか?

「お釣りはふるさとに寄付をする」「電子マネーの端数をふるさとに寄付をする」みたいな機能があればさらに注目されますね。

 


 

「◯◯自販機」のアイデア、安田さんにも聞いてみましょうか。

 

案E 安田佳生編

安田

え〜
では私(安田)からもアイデアをひとつ。

卵の自動販売機はどうでしょうか。

普通にあるよ!って話ですが、
卵は卵でも、有精卵。
しかも何の卵か分からない。

ダチョウとか、ワニとか、カメレオンとか。
食べるもよし、育てるのもよし。
育ててみないと何が生まれるか分からない。

鶏だと思っていたら、ハゲタカだったとか。
なかなかスリルがあります。

個人的には「境目自動販売機」を作ってみたいですね。
コーヒーとジュースの境目ドリンクとか、
クリームパンとおにぎりの境目食品とか、
充電できると充電できないの境目充電器とか。

まあ、絶対に売れないでしょうけど。

 


 

さて、最後です。

 


 

1位 Smartphone repair:スマホの修理業

これは、もう個人事業者が乱立していて、日本では目新しさが無いですよね。。。

どうやら、アメリカではビジネスとして成立するようです。新規参入の余地あり、と書いてあります。

1位の記事なのにあまり賛同できないのですが、唯一有り得るかな、と思うのが、UberRepair(修理)みたいな感じですかね。

スマホが故障したり、具合が悪くなったら、1時間以内に駆けつけてそこで直接修理しますよ。で、工賃はタイムチャージです(時間で計算)、治らなかったら「引き取り」か「基本料金だけ支払って諦めるか」を選べます、みたいな。

リペア専門スタッフを大量に抱えて、彼らがUberEatsみたいに、自転車やバイクで街中を走り回っている状況になれば、それなりのビジネスになるかな、と。

 


 

以上、4回に渡り、Business News Daily紙が選ぶ、「2018年版 きっとうまくいくsmall business トップ12」を紐解いてみる、を読みながら、日本のマーケットで活かせそうなことはないか、空想してみました。

次回以降も、別の記事を使って、海外の情報を日本で活かす方法を空想し続けたいと思います。

※お知らせですが、私の会社のHPでも、このGlobalPicksと連動したコラムを始めましたのでよろしければ下記を!
http://citation-sp.daa.jp

 

 

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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