【vol.240】2022年に皆が使いつつある22のワード①

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週までは「2022年注目のスタートアップ」のイギリス版をご紹介しました。
インド版、イスラエル版、ドイツ版みたいに続けていこうとしていたのですが、ちょっと別で面白い記事を見つけたので、今回は「2022年のトレンドを表現している英単語(アジア版)」を読みたいと思います。

タイのバンコクで編集されているweb雑誌みたいなので、「アジア圏の人の視点から見た欧米トレンドを表現している」という観点で面白いなと思いました。

今回の記事はコレ↓

https://www.lifestyleasia.com/bk/culture/entertainment/22-words-well-all-be-using-in-2022/
22 words we’ll all be using in 2022
(2022年に皆が使いつつある22のワード)

22個のワードは下記の通りです。この中からいくつかPick-upしようと思います。

・Blob ・The boomerang generation ・Cannamoms
・Cryptocurrency ・Cycle logistics ・De-consumerism
・Frugalism ・Gender fluid ・GOAT
・Infodemic ・JOMO ・Mentrification
・Metaverse ・Mys ・Neopronouns
・NFT ・Plasticrust ・Slow working
・Web3 ・Woke ・Zennials

 

The boomerang generation(ブーメラン世代)

Not so long ago, young adults who returned to live with their parents were looked upon with suspicion. They were even regarded as failures. But things have changed with the pandemic and we are now collectively rethinking the relationships between generations — good thing!

最近まで、親元へ舞い戻ってきた若者はあまり良く見られていなかった。親不孝者とさえ言われた。しかし、パンデミックによって状況が変わり、世代間の関係を見直すことができるようになった(良い意味で)

boomerang generation(ブーメラン世代)というのは、大学卒業後に実家に戻って親と同居している若者世代のことです。
最近だと「物価上昇」とか「就職難」とか「低賃金」などの社会的な要因によって、実家で親と暮らすことを選択するケースが欧米で急増しています。
コロナ禍で、その傾向に拍車がかかったといいます。
その影響で親子関係のいい意味での見直しが進んでいるという指摘です。

「ブーメラン世代」というのは一つのマーケティングセグメントとして活用されるくらいのインパクトのある「市場」ということですね。

 

Cannamoms(大麻ママ)

More and more mothers are taking microdoses of this “soft drug” to relax and help ease their mental load as described by Danielle Simone Brand in the book “Weed Mom : The Canna-Curious Woman’s Guide to Healthier Relaxation, Happier Parenting, and Chilling TF Out.”

ダニエル・シモン・ブランド著『ウィード・マム:大麻に興味ある女性のための健康的なリラックス、幸せな子育て、チルアウトへのガイド』では、この「ソフトドラッグ」を微量摂取することでリラックスし、精神的負担を軽減する母親たちが増えていることが述べられている。

「ママ」のセグメンテーションですね。
SNS没頭ママ、ゲーム大好きママ、SDGsママ、副業ママ、バリキャリママ、習い事アクティブママ、投資家ママ、などなど多数の「ママセグメント」が存在しますが、ここにきて【Cannamoms(大麻ママ)】のインパクトは絶大ですwww

要は、子育てストレスへの対処法として「微量のカナビス(大麻)」を日常的に摂取してチルアウトするママが増えている、というお話ですw
もちろん公式には、大麻が合法であるアメリカの一部の州とカナダに限った話ということになりますが、水面下では北米全体のムーブメントであることは察しがつきますね。

育児とカナビス(大麻)の相性がいいのだ。という「日本ではない国(ただし、普通の先進国)」のお話でした(笑)

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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