コミュ障経営者のギモン その2「犬のコウモン」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

犬のコウモン

犬派ですか?
猫派ですか?

いやぁ、可愛いですよね、あいつら。

僕は犬なら、パグとかフレンチブルドッグ、柴犬みたいな、なんかちょっと鈍臭そうなのが好きかなぁ。(すんごい偏見だけど)
猫なら、ダントツ、ロシアンブルー!あいつらは美しいですよね。

ところで、よく考えたら、あいつらって・・・

全裸なんですよね。

それを気の毒に思ったのか、飼い主の自己満足か、Tシャツみたいな服を与えられた犬なんか見かけますよね。
あれって、下半身丸出しのすごい格好なんですよね。
コウモンを見せびらかしながら、可愛い顔してウロウロしてるわけです。
人間なら、完全に変質者で、「あ!かわいいね~♪よしよし」なんて絶対にされない。
怖くて避けられ、通報されるでしょう?

そう・・・

また、僕はこんなどうでもいいことにギモンを持っちゃったんですよ。
もちろん、仕事もそこそこに手を止めて、考えましたよ。

彼ら、実際のところ、どう思ってるんだろう?って。
例えば、犬同士、「あれ?お前、おしゃれなTシャツ着てるやん」みたいな会話をしてて、ファッションリーダーとかいたりするんだろうか?とか。

そもそも、彼らにとって、全裸で歩くことが恥ずかしいのか?
それとも、下半身丸出しのTシャツスタイルのが恥ずかしいのか?

犬でも猫でもない僕に答えは出ないんですよね。
ならば逆に問うてみようってことで、考えてみたんです。

人間はいつから全裸に恥じらいを覚えるようになったのか?

・・・って。
(この頃には、やっぱ仕事に戻るべきなんじゃないかな、って薄々勘付きはじめましたよ。でも、意地ですよね、ここまでくると。)

「裸=恥ずかしい」というので有名なのは、旧約聖書『創世記』のアダムとイヴのお話で、エデンの園にある善悪の知識の木の実を食べちゃうやつですね。
あれって、牧師さんによると、神様の言いつけをちゃんと守れるかどうかの、神様によるテストだったそうですね。
「何やってもいいけど、あれは食べちゃダメだよ」って。
神様も結構意地悪ですよね。
でも、蛇(サタン)にそそのかされて(「これ食べたら神様みたいになれるよ」って言われたとか)、パクって食べちゃって・・・
「あれー?なんか裸って恥ずかしいかも」って思い始めたそうです。

するとですよ、この善悪の知識の木の実を食べていない犬や猫には恥というものがないってことになりますよね。(・・・旧約聖書の設定上ではね)
なるほど、だからあいつら平気なんだな・・・
こうなると、その木の実を食べさせたくなってきますよね。
どんな恥ずかしがり方をするのか。

ちなみに、アダムとイヴをそそのかした蛇はもともとは手足があったみたいなんですが、そそのかした罰として、神様が手足を取っちゃったんだって。
さらに、イヴ(女性)には子供生むときに苦しむような罰を与えた、と・・・
怖いよね、神様。

ところが、その後、人類は「無痛分娩」により、神様から科せられた罰を回避することに成功するのですが・・・

たまに木の実を食べてない可能性のある人もいますよね、あれは何なんだろう。

・・・もうね、仕事しないと、いよいよヤバイよ。
こんなことにギモンを持ってる場合じゃない。

 

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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