その179「知ってしまうと、もとには戻れないコト」

このコンテンツについて

なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「知ってしまうと、もとには戻れないコト」

ワインが好きって方、周りに居ませんか?
僕の友人でいつの間にかワインエキスパートという資格をとっていた方がいて、「えぇ!そんなワイン好きでしたっけ?」と驚いたことがあります。
そんな僕も今年、イタリアのワイナリーを訪問する機会がありました。
同行していた方にワインに詳しい方!?(少なくとも僕より)がいて、ワインのウンチクを聞いていたのですが・・・
それによれば、「舌が育っていないとホントの味はわからない」と(汗)
未熟な舌だと、甘いとか果実味があるとか、そういう飲み慣れた味(例えばぶどうジュースみたいな)のを美味しいと感じるのだとか。
だから、複雑な味わいの高いワインを飲んでも、それを美味しいと感じられないよ、と。
僕のようなビギナーレベルの人が大半だと思うのですが、そういう人が美味しいと感じられないものが、ワインの世界では高く評価されるということに驚きますね。

あと、ワインの世界って、「こっちのワインの方が美味しい」と言っても、わかっている人に「いやいや、君はわかってないなぁ、そのワインはね…」みたいになって、自分の感想を素直に言いづらい空気になりますよね(苦笑)
後出しジャンケンみたいに、わかっている人の反応を待ってから、とりあえず同調しとくか、みたいなw
ビールではそんなこと言われませんが、ワインに限っては「わかってないなぁ」「まだまだだね」みたいになるから、緊張感が走りますよねw
それに、わかっている人からは、えらく上から目線で言われる感じがして、なんだか楽しく飲めないんですよねぇ。(あぁ、そっち側に行きたい…)
玄人同士で飲む分には良いかもしれませんが、それとて上には上がいるわけで、「まだまだですね」なんて言われちゃうんでしょうね。
まぁ、そんな世界だから、マウント取れそうなメンツだと、一度はとってみたくなるのかなぁw

玄人の中でトップの人が「これは美味しい」と評価したワインがあったとします。
そのワインについて、「そうかなぁ、微妙だと思うけどなぁ…」なんて言った日には、「わかってない」って言われちゃうから、そこそこの玄人でも「わかったふり評価」をしちゃうんじゃないかなぁ・・・(邪推でしょうかw)
「わかってない」って言われちゃうと、「わかっている人にしかわからない世界」になっちゃいますよね(汗)

ただ、ワインにしろ、スポーツ観戦にしろ、深い知識と経験を有しているからこそ持てる視点や視野があるのも事実ですよね。
冒頭のワインエキスパートの資格を持った友人は、ワインを知るほどに、「酒屋さんのワインコーナーがすごく楽しく見られるようになった」と嬉しそうに話していました。
確かに、一つ一つのストーリーを感じながら飲むワインもまた違った味わいはありそうですね。
また、サッカーをガッツリやっている人が見るサッカーワールドカップと、ワールドカップの時期にしかサッカーを見ないような人たちとでも楽しみ方は違うでしょうね。

しかし、一度、知識や経験を有してしまうと、もう元には戻れませんよね。
ビギナーが無邪気に美味しいと思えたり、シンプルに楽しめたりするのと、どちらが幸せなのか単純比較はできませんが。
そう考えると、初めてやビギナーのときの感動って、そのときにしか感じられないので貴重なのかもしれませんね。
最高の初めて/ビギナー体験を提供するってサービスがあったら面白いかもですね。
そもそも旅行のツアーなんかはそういう側面があるんじゃないかなぁ、って思うんですよねぇ。
あ、そう言えば、来月、初めてモンゴルへ行くので楽しみです♪
この旅がどんなものになるかによって、僕のモンゴル初体験の印象は変わりますね。

 

著者の他の記事を見る

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

感想・著者への質問はこちらから