その202「どうしても、ふんどしをプレゼントしたい人」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「どうしても、ふんどしをプレゼントしたい人」

男性の皆さん、「ふんどし」をもらったことはありますか?
女性の皆さん、「ふんどし」をプレゼントしたことはありますか?

実は、弊社の女性スタッフが、アプリか何かで何度かやり取りしたことがある外国人男性に「ふんどし」をプレゼントするけど、どう思いますか?と相談くれたんです。
今度、その男性が住んでいる国へ旅行に行くそうで、お土産として渡したいのだとか。

「ふんどし」と表現していますが、実際にはふんどしから着想を得たふんどし型のパンツなんですけどね。
でも、下着ですよ!?
僕は女性から下着をもらうって、それなりに親密な関係で無い限り考えられなかったので、まずその発想に驚きました。
相手のこともよく知らずに贈れないし、そもそも貰う側も「なぜ下着!?」って戸惑いますよね。
別の女性スタッフも同じ意見で、「逆を考えると、何でも無い男友達から下着をもらうのは、ちょっと怖い…」と。

そんなこともあって、アドバイスを求められた僕らは必死で止めました。
ほとんど面識も無い相手から突然下着は気持ち悪いし、怖いし、「なんで!?」って思われるよ?と。
百歩譲って下着がOKだとしても、ふんどしパンツ以外の選択肢もあるでしょう?、と。
すると、「なんでですか!?良いじゃないですかッ、ふんどし!」と異常なまでに頑なな彼女。
何度伝えてもこの有様です。
ですから・・・
「男性にふんどしを贈るような人」が無理なら、将来どこかで必ず「無理」って思われる。だったら、いっそのこと、最初から「私はこんなタイプ」と伝えておいた方がいいのかもしれない。
・・・こんな風に無理やり思い直して、僕らは折れました。

それで、女性スタッフが「ちょっと柄があるタイプのが良いかもですね」と話を合わせにかかると、彼女は「黒が良いですね」と即答。
どうやら、「ふんどしパンツの黒色を贈る」とはじめから決めていたようでした・・・

こんな風に最初から決めている、自分の考えを肯定されたい場合は、そう言って欲しいですよね。
「私、今から言う事にアドバイスは不要です。単に賛成してもらいたくて、背中を押してもらいたいだけなんです。ご協力お願いします!」みたいなね。
こちらも「彼女が男友達とどうなろうがしったこっちゃない」って思えば、黒のふんどしでもなんでもいいですからね。
「それ、最高じゃん!」って機械的に言ってあげられるわけですよw
フト、あなたの全てを肯定します!自然に背中を押します!
・・・そんな無責任極まりないサービスの必要性を感じましたよ。

ちなみに、「ふんどしで良いじゃない」と僕らから言われるようになってから、ひよりはじめたのか、「ふんどしは・・・次回行ったときにします」とか言い出したんです!
いやいや、ふざけんなよ!、と。
相談されて一生懸命答えていた僕らの時間と気持ちを返してくれよッ!
黒いふんどしは絶対に持って行ってもらわないと、こちらも収まりませんよ。
もうね、僕が黒いふんどしを買って、彼女に持たせます!

感情の起伏が少なめな僕が、珍しく感情をあらわにした出来事を書いてみました。

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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