クリニックでのchatGPT活用法〜お医者さんは、なやんでる。 第156回 〜

第156回 「クリニックでのchatGPT活用法」

お医者さん
お医者さん
一時期よりはあまり耳にしなくなったchatGPTだが、知り合いの医者は結構活用しているらしい。
お医者さん
お医者さん
詳しい話までは聞けなかったが……ウチも何らかの形で導入した方がいいんだろうな。しかし、何から始めればいいんだろう。
当初は「大発明!」のように言われていましたが、今はむしろ、実用的なツールとして定着したイメージですよね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
実用的なツール……? やっぱり医療業界でも当たり前に使われているのかね? というか、見ない顔だが、君は一体?
初めまして。ドクターアバターの絹川です。お医者さんの様々な相談に乗りながら「アバター(分身)」としてお手伝いをしている者です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ドクターアバター? ああ! 聞いたことがあるぞ。クリニックに突然現れて、あれこれ提案していくっていう、あの?
あ、そうだと思います。もともとは電カルの導入業者なんですが、先生たちと話すのが大好きで、気づけばあれこれアドバイスをさせてもらう立場になりまして。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふうん。いやでも、いいところに来てくれた。その口ぶりだと、chatGPTの具体的な活用事例もいろいろ知ってそうだな。
ええ、そうですね。とはいえ、「なんでも解決できる万能システム」という立ち位置ではありません。どちらかと言えば、ちょっとしたタスクを楽にしてくれるもの、という感じです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふむふむ、なるほど。例えばどんな?
この業界でよく聞くのは、書類や掲示物の素案づくりですね。インフルエンザワクチンの案内文を書くとか、外国人向けに診断書を英訳するとか。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ、確かにそういうのは、自力でやるとなるとけっこう手間だものな。
そうなんですよね。その他ホームページに載せるライティングとか、ブログ用アイデアの文章化などにも役立ちます。総じてテキスト周りの仕事には強いですよね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほどなあ。そう考えると確かに、使える場面はかなり多そうだね。
そうなんです。他にも、計算や情報整理にも強いですから、エクセル系の作業にも使えるでしょうね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうだろうね。スキルのある人は自分でデータを作った方が早いかもしれないが、慣れてない人には心強いアシスタントになる気がする。
仰る通り、chatGPTは優秀なアシスタントという印象です。仕事を全面的に任せられるわけではないですが、いてくれると何かと役に立つ存在というか。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
とはいえ、前から思っていたんだが、chatGPTで出力したテキストなどはそのまま使っていいのかな。著作権的な問題とかにはならないの?
著作権周りについては、まだはっきりと結論が出ていないという感じですね。今後議論になることも考えられますので、確かに注意しながら使用する必要があるでしょう。とはいえ、ごく私的な範囲の使用なら、現状は問題ないかと思います。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
まあ、患者さん向けの案内の文章くらいなら大丈夫か。
ええ。端的に言えば、ネット上に出さないものならひとまず気にしなくていいと思います。逆にネットに出るもの、ホームページやブログなどにはあまり積極的に使用しないほうがいいかもしれませんね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
後から問題になっても困るしなあ。検索結果に影響することもあるかもしれないし。
まさにそこを指摘している人もいますね。SEO的によくない影響が出るのではないかと。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ふむふむ。まあ、便利なことに間違いはないが、頼りすぎるのも危険ということだな。
そういうことです。いずれにせよ、使ってみなければその便利さもわかりませんから、ぜひ積極的に触ってみてほしいですね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
そうか。活用事例を真似ればいいかと考えていたが、それより自分自身がchatGPTに慣れておくことが大事なんだな。
そう思います。その上で、ご自身のクリニックにどう活用できるかを考えればよいかと。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うん、そうだな。なんだか君と話して視界がクリアになったよ。ありがとう!
とんでもないです!また何かあればお気軽にご連絡ください。
絹川
絹川

 

医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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