この対談について
健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション(総括的栄養学)研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。
第36回 人間が生きられるのは「酵素」のおかげ
第36回 人間が生きられるのは「酵素」のおかげ

久保さんは個人向けの食育相談などを通じて『酵素栄養学』という考え方を広めていらっしゃいますよね。今日は、それがどういう学問で、どういうことに役立つのかについて、詳しく教えていただきないと思っています。

そうでしたか。まず前提として、人間の体内では様々な化学反応が起きているということを知っていただきたいと思います。たとえば呼吸をしたり、目を使ってものを見たり、頭で何かを考えたりする全ての時に、体内ではたくさんの化学反応が起きているんです。どれくらいたくさんかというと、1秒間に1000万回くらいです。

そうなんです。で、日本には「五大栄養素」という考え方がありますよね。

そうですそうです。今アメリカでは、その五大栄養素に「水」「食物繊維」「ファイトケミカル」を加え、さらに第9番目の栄養素として「酵素」を加えたものが学問として成立しています。

料理で考えるならば、五大栄養素の中のタンパク質・脂質・炭水化物は「材料」。そしてビタミンとミネラルが、包丁やまな板のような「道具」だと言えます。でも材料と道具が揃っていても、それを駆使して調理する「料理人」がいないと、料理はできませんよね?

ええ。体内で作られている酵素は「エンザイム」なんですが、たとえば酵素ドリンクなどに含まれているのは「補酵素=コエンザイム」と呼ばれるものなんです。要は、エンザイムの働きを助けるものというか。

笑。ところで体内で作られている酵素は2種類あって。1つは体内で様々な化学反応を起こす「代謝酵素」で、もう1つは食べ物を消化する時に使われる「消化酵素」。そしてこの2種類は、1日のうちに人間の体内で作れる量が決まっています。

まさに仰る通りです。カラダを活性化する「代謝酵素」をたくさん作れるほうがいいと言われている。そのためには、体内の消化酵素をなるべく使わない食生活をすればいい。そうすれば結果的に代謝酵素をたくさん作れますよね、というのが酵素栄養学の基本的な考え方です。消化不良を起こさない程度に、という前提はありますが。

ローフード、つまり加熱していない食品を食べるのが良いとされています。生野菜や生肉には、それ自体に「生きた酵素」が含まれている。だから食べた時に、その酵素を活用し自己消化してくれるんですよ。

ええ、残念ながら加熱すると酵素は壊れてしまうんです。だから加熱した食品を消化する際は、自分の体内の酵素を消費することになる。というわけで、たとえば毎日食べる量の半分を「ローフード」にすれば、自分の消化酵素が「温存」できるということなんです。

そうなんですよね。確かに「食中毒を出さない」という面から考えれば火を通したほうが安全です。ただ、栄養の観点から考えた時に、なんでもかんでも生食禁止とするのは、考え直したほうがいいかなという気もしています。

いいですね。あとは生野菜もオススメですよ。これもやはり食物繊維をたくさん取ろうと思うのであれば、煮たり焼いたりしたほうがたくさん食べられますが、酵素を取り入れるという点で考えるのであれば、生野菜がいいと思います。

いいですね、ぜひ継続されてください(笑)。その時にはぜひ、ナゴミソルトをかけていただければ。

それだけではもったいないです(笑)。オリーブオイルとナゴミソルトで、すごく健康に良いドレッシングになりますので、ぜひお試しください!
対談している二人
久保 光弘(くぼ みつひろ)
健康人生塾 塾長/ホリスティックニュートリション研究家
仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。