「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。
第13回 仕事は量なのか質なのか

最近いろいろな経営者さんと話すんですが、「若い頃はとにかく量をやるべきだ」という人と、「盲目的に量をやったって成功するわけない、重要なのは質だ」という人に分かれるんですよ。西崎さんはどっち派ですか?

まぁそうですよね(笑)。時代的にも業界的にも、「24時間働けますか?」の世界でしたから。

とくに社会人スタート間もない場合はそうでしょうね。ただその一方で、先ほど仰っていた「盲目的に量やるだけじゃダメ」って意見にも共感するんですよ。結果につながらないことをひたすら量やっていても意味がないので。

それですっかりテレアポが嫌いになりましたね(笑)。まぁそれはさておき、冒頭の「質か量か」の話で言うと、現在の西崎さんはどうですか? トゥモローゲートに新人が入ってきたら、やっぱり「最初はとにかく量だ」と言うんですか。

ええ。同じやり方を強制する気はないですね。すごく頭が良い人なら、いきなり質を追求してもうまくいっちゃうかもしれないし。まぁ、とはいえ、先ほど言ったように「実際にやってみる」を積み重ねないとスキルは上がりませんから。
対談している二人
西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者
1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数18万人とSNSでの発信も積極的に展開している。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。