其の伍十壱 無意識ってなに?

イノベーションカードが知らせる

本日の斬り口:見に行く
ーーーー

無意識を
見に行く、か。。。

なんかあるぞ。
うーん。うーん。
あっ、思い出した。

拙者、むかーしむかし

無意識の活用

について、
某一流会社の
社員さんたちの
現場体験を
拝聴する機会があった。

そのなかでも
あるプロジェクトリーダーの
話が印象深かった。

そのリーダーは
ある新製品開発を
担当していた。

試作品を現場で使い、
それを改善する。

これを繰り返しているが、
1点だけ、機能的な課題が
クリアできない。

ある日、

なんでやっっっ!!!
このままでは
大型受注企画が
ボツになってしまうやないか!!!
何かできるやろ!!!

と開発チームに
檄を飛ばしていた。

その時、たまたま
通りかかった社長が
自分達に近づいてきた。

ーーーー
プロジェクトリーダーは

しっかりやってくれよ。
頼んだぞ。

と自分たちを
励ましてくれるのかと
思っていた。

しかーーーし、
社長はそんな
声はかけずに、
リーダーである彼に

お前が悪い。
お前がこのプロジェクトの
ゴールを鮮明に
描けてないからや。

とリーダーにだけ
告げると、
去っていった。

社長、何言ってるんや。
なんで、俺が悪いのよ。
社長は知らんのよ。
この課題がどんなに
難しいことなのか。

それでも、
俺が開発に
檄を飛ばさなかったら
誰が飛ばすんや。

と悶々とした
1週間を過ごしたという。

寝ても覚めても
社長への悪たれを
繰り返していた。

ーーーー
ある夜、帰宅して
風呂に入りながら

またダメか。

とうまくいかない
試作品をぼーっと
思い起こしていたとき

=͟͟͞( ゚ロ゚)がーん

となった。

俺、うまくいかないことばかり
考えとるやん。
社長の言う通りや。

と呆然としたという。

このことをきっかけに、

この製品が
現場で使われて
お客さんたちに
喜ばれている場面

や、そのことによって

 社内で評価された
チームメンバーの笑顔

や、特定のお客さまだけでなく

一般市場に出回り始める

製品の発展する姿や
そこで使われている、

新製品の形や色

などを、
言葉で書き出し、
絵に描き出し
自分の脳内で

鮮明に描ける

まで、何度も何度も
繰り返し、繰り返し、
自分に叩き込み、
それをチームに
語る続けた。

そしたら
ポンっと課題が
クリアできたんです

そして、この製品は
思い描いた通り、
一般市場に出回り、
1社のクライアントのための
1つの製品が
1事業に成長したのでござる。

ーーーー
お釈迦さまが
語ったとされる

象とその乗り手

というエピソードがある。
拙者の解釈が
たっぷり入り込むが
こんな話だ。

象は力強く、
猛烈なパワーを
持っている。

暴れると
手に負えない。

乗り手は、
象を
おとなしく
自分に従わせようと
するが、

痛めつけても
なだめすかしても
無駄である。

だけど、
象と乗り手の
双方が向かう
星を見つければ、
そこに向かって
歩みを進めることができる。

象の力を
使いたかったら
星を見定めよ。

お釈迦さまの
語ったことは、

象=無意識
乗り手=顕在意識

ということだ。
無意識を扱うには

が重要なのでござる。
件のリーダーが

鮮明に描いたゴール

は、この星にあたる。
ーーーー
ってことで
無意識とは心理学者や催眠術師の扱う領域ではない。

無意識とは

あなたが星を見定めることで、発揮される

でござる。

拙者、星や月を見るのが好きでござるよ。

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

感想・著者への質問はこちらから