其の佰十九 文章ってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:じっくり観察してみる
ーーーー

拙者は、こうして
パンダ侍コラムを
書いている。

文章を連ねて
書いている。
今回は、

文章のそもそも

を斬るために、

じっくり観察してみる

というイノベーションカードの
きっかけをもらい
書き始めているでござる。

文章とは

文の連なり

で、それが
意図的に
展開されることで

世界観

を生じる。
と思っているが、

しかし、文章は
読み手の内側で

再解釈

されるので、
その世界観は
読み手独自のものへと
変容していく。

ーーーー
冒頭の○○○ワークスの
文章のやり取りも、

発信者は

丁寧に伝えなきゃ

と懸命に文章化していたとしても
受信者にとって

暗号レベル

になる。
これは、別段
この2人の間だけで
起きている現象ではない。

じっくり観察してみれば
そこらじゅうで
起きている。

伝わる文章

とは発信者の描く
イメージが
受信者の脳内に
同様に展開される。

そう思うと
文章というのは

世界観発動装置

と言えるのでござる。
ーーーー
世界観発動装置だと
思いながら
文章を書いていると、
ちょっとした
緊張が走りそうになる。

しかーし、
よくよく考えると

世界観発動装置

は人間の数だけ
脳内設置されている。

書き手の装置が
読み手に譲渡される
わけではない。

どんな世界観が
相手の脳内に発動するのか
それは、その人の

世界観発動装置

が見せている。

相手と、自分の
世界観発動の
脳内イメージ誤差が
小さい人は

何を書くか

の前に、

どんな世界観発動装置を
持っているか

観察しているでござるね。

ーーーー
ってことで
文章とは、情報を伝える手段ではない。

文章とは

脳内の世界観発動装置のスイッチ

でござる。

拙者、村上春樹の紀行文がすげー!!!と思うでござるよ。

 

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パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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