【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「桜前線ならぬ米前線を流行らせたい」2019年7月31日配信

第357回「桜前線ならぬ米前線を流行らせたい」というご質問。
ゲリラなアイデアで広げて欲しいとのご要望ですが、 これは捻らないほうがいいかも。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

今日の服装はチンピラスタイルです。金子亜佑美です。

栃尾

たしかに。

安田

安田佳生です。

金子

今回は経営者のコピーライター、50代の方からご質問いただいてます。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

栃尾

こんにちは。

安田

こんにちは。

金子

最近、「米前線」というサイトを立ち上げました。「春は桜前線、秋は米前線。月見と花見。」がキャッチフレーズです。南北に長い日本には、桜前線のように「米前線」があると考え調べてみると、ありました、米前線。ボジョレー・ヌーボーのように米前線がやってくると縁起物の新米をいただく、そんなアイデアです。それをビジネスになればと活動を始めたばかり。おいしい田んぼと、それを食べたい人をつなげたいのですが、どうすればゲリラマーケティング的に面白く広がるかを聞かせてくれるとうれしいです。ということです。

栃尾

これはべつにお米をつくっている方ではないんですよね。コピーライターさんですもんね。

安田

たぶんそうでしょうね。移動しながら米つくるの難しいですもんね。

栃尾

移動??(笑)

安田

つまり、日本の端から端まで……

栃尾

たしかに。だから、販売をするということでビジネスを、ということなんですかね。

安田

でも、「経営者なコピーライター」って書いてありますね。

栃尾

何か別の事業はされているってことなんですかね。

安田

でしょうかね。まあ、でも、アイデアとしては、すでにアイデアになってますよね。

金子

うん。

栃尾

米前線を広げたい。

安田

米が、だから、実る順番に、できた順番に食べていこうってことですよね。

栃尾

はあはあ。

安田

違いますか?

金子

ボジョレー・ヌーボーのように。

安田

桜がだんだん南から咲いていくように米もだんだんとできていくんで、初物のお米をいただき続けようってことですね。

栃尾

なるほど。「1週間以内に食べなきゃ」みたいな、そういう感じなんですかね。

金子

(笑)

安田

そうですよね。

栃尾

そうですよね。結構タイトだな(笑)

金子

短いスパンですね。たしかに。

安田

どうすればゲリラマーケティング的に面白く広がるか。べつにゲリラじゃなくてもいい気もするんですが。じゃあ、チンピラさんから。

栃尾

(笑)

金子

ふはは(笑)チンピラ金子から。

安田

それは何ファッションなんですか?ピカソっぽいやつですか?

栃尾

まあ、たしかにね、顔もついてる。

金子

たしかに。どうなんでしょうね。古着屋さんで2,000円で売ってました。

安田

あ、結構高いんですね。

栃尾

えー!

金子

えっ、うそ、高い!?(笑)

栃尾

ひどい(笑)

金子

これ、いいと思ったんですけどね。

栃尾

ヤンキーっぽいよね。

金子

ヤンキーっぽい。

栃尾

いい、いい。悪そう。

金子

えーっと、ボジョレー・ヌーボーのように。……どうですかねえ、江美さん。

栃尾

たしかにね、ボジョレー・ヌーボーって、べつに普段ワイン飲んでない人も、そのときだけ飲みたい感じになりますよね。

安田

縁起物みたいなね。そういうのに弱いですよね、日本人。

栃尾

縁起物っていうか、「いま飲まなきゃ」みたいな。テレビでもやるし、スーパーでも安く売ってるし、高いのも売ってるし。だから、普段お米を食べてない人も、この時期になったら「買いたい」ってなるのがいいんですかね、そうすると。

安田

ボジョレー・ヌーボーの場合はですね、ワインって、高級ワインとか、いいやつは、できたてよりも寝かせたほうがおいしくなるんですよ、渋みとかがなくなって。

金子

えっ、そうなんですか。

安田

15年でおいしさのピークに来るやつとか、20年でピークになるやつとか、いろいろあるんですけど、ピークが長いほうがいいワインだと言われてましてね。

栃尾

なるほど。

金子

へぇ~。知らなかった(笑)

安田

で、ボジョレー・ヌーボーの場合はそんなにいいワインじゃないんで、「できたてのほうがおいしかろう」という感じ。

金子

あ、そういうことなんだ。

安田

はい。

金子

へぇ~。

安田

ボジョレー地方の、ヌーボーっていうのは、Newっていう、新しいっていう意味なんですけど。

金子

へぇ~、なるほど。

栃尾

それを、でも、仕掛けた人がいるわけですよね。「こうすれば売れる」っていうふうに考えて。

安田

でしょうね。バレンタインデーとか、ああいうのと一緒ですね。

金子

へぇ~。

安田

まあ、でも、日本人、こういう縁起物とか……。

栃尾

季節物とか、限定とか。

安田

はい、初物とか大好きなんで、いいと思いますね。

金子

たしかに。

栃尾

でも、ワインと逆で、お米はそもそも新米が重宝されますよね。

安田

あ、そうなんですか。新米がおいしいっていうのは知ってるんですけど、そうじゃないお米ってあんまないもんなんですか?

金子

ん?

栃尾

あるんじゃないですか、普通に。

安田

あるんですか?寝かせたほうがおいしいお米。

栃尾

あ、それは知らないです。

金子

あ~、わかんない。

安田

そうですよね。

栃尾

新しいほうがいいですよね、そもそも。

金子

うん。絶対おいしい。

安田

単純に考えるならばですね、普通の家って5キロとか10キロで買うじゃないですか、米。だから、そんな次々に食べれないですよね。

栃尾

はい。

金子

うん、食べれない。

安田

だから、まず1個1個減らすっていうのはありますよね。たとえば4合ずつを10種類セットにするとか、毎週送ってくるとか、ちょびっとずつに小分けするっていうのが、ぜんぜんゲリラじゃありませんけど、それは最低やらないと売れないんじゃないかなって気が。

栃尾

そうですね。

金子

たしかにたしかに。

栃尾

でも、これ、米前線的に食べたいのであれば、まとめて送ってきたら、うれしさ半減ですよね。

金子

たしかに。そっか。ちょっとずつ。

安田

どの程度かですよね。

栃尾

ちょっとずつを1個の段ボールに入ってたら、「え、これ順番に味わえないじゃん」みたいな(笑)

金子

たしかに。前線でもない。

安田

(笑)でも、前線っていったって前行ったり後ろ行ったりするわけですから、そんなに厳密じゃないんじゃないですかね。

金子

たしかに。

栃尾

あ、そういうことなんですかね。でも、やっぱり、できれば毎週毎週とか送ってきてほしいですけど、そうすると送料の問題とか結構あるなと思って。

安田

ありますね。じゃあ、週1ですか。

金子

週1。うち、でも、29年度の米まだ使ってるんですけど(笑)

安田

それは大量に買いすぎなんじゃないですか。

栃尾

米食べないってこと?

金子

うち、あんま食べないですね。2年前の米。

栃尾

あとは、重いんで、送料の問題を考えると、地域で分け合って食べたりしてもいいかもしれないけど。

金子

いいなあ、いいなあ。

安田

地域で分け合って?

栃尾

はい。ご近所さんと。

金子

いい、すごくいい。

栃尾

一気に1キロとか炊いて……あ、1升っていうんですか?

金子

わかんない。

安田

1升は何合なんですかね。

栃尾

10合??

安田

10合ですかね。

栃尾

1升とか炊いてみんなで楽しむっていう、イベント的なものと一緒にするとか。

金子

あ~、それもいい。2年前のお米、そんなおいしくないんで、週1で新しいお米送ってきてくれるんだったら、ぜんぜんありですね。

安田

週1でね。なんか、でも、やっぱ、できたてでもいいんですけど、何かの付加価値というかですね、何か付けれないでしょうか?

金子

さっき言ってた1升をみんなで食べる会を。

安田

それ、なかなか、ご近所仲よくないと買えないじゃないですか。

栃尾

友達連れてきてもいいですけどね。あとは、炊飯器にも結構よりますよね、おいしさが。

金子

あ~。

栃尾

お鍋で炊くとおいしいとか言いますよね。

金子

あ~、たしかに。

安田

僕、鍋で炊いてますけどね。

栃尾

あ、マジっすか。

金子

そうなんですか。

安田

ル・クルーゼで炊いておりますけど、おいしいですよ。

金子

あ、いいですね。

栃尾

あ~、はいはい、めっちゃおいしいらしいですよね。ル・クルーゼも一緒にレンタルするとか、どうですかね。

安田

なかなか重いですけどね(笑)

栃尾

まあ、ステンレスのお鍋でもいいですけど、厚めの。そんなに重くない。

金子

たしかに。

安田

なんかゲリラ的じゃありませんね、でもね。

金子

すごく現実的(笑)

栃尾

(笑)

安田

ゲリラ的にいくとどうですかね。

金子

なんだろう。

安田

やっぱり、つくってる現場見たいっていうのはないですかね。

栃尾

農家の現場ですか?

安田

はい。

栃尾

あ~、なるほどね。見に行く。

金子

っていうか、そこで食べれる。

安田

大変そうですね(笑)

栃尾

なんでしたっけ、もみ殻を取るみたいなやつを日本縦断しながらやるっていうのはどうですか(笑)

金子

ツアー?ツアーいいっすね。

安田

それ、もう、本業農家じゃないと無理じゃ。

栃尾

そういうツアーですよ。イベントにしてお金を取るっていう(笑)

安田

かなりゲリラですね、これは。

栃尾

はは(笑)で、各地で味わっていくっていう。

安田

売上度外視ですね。

栃尾

そうですね(笑)

金子

はとバスツアー。

栃尾

そうそう。

安田

どうですかねえ、普通にやってもいいような気もするんですけど、やっぱり前線が移動してるのを感じたいですよね。

栃尾

なるほど。

安田

たとえば、ちょっとずつ前線が変わっていくパズルとか。

栃尾

パズル?

金子

パズル?

安田

「日本米前線地図」みたいな。

栃尾

あ~、お米が来るたびにパズルのピースが埋まってく?

安田

ピースが埋まってって。

金子

あ~、それゲーム的でいいですね。

栃尾

たしかに。

安田

それか、そのお米がどこのお米かパシッと当てると何かもらえるとか。

栃尾

“利き米”的な?

安田

利き米。

金子

あ~、なるほど。なんか、サンタさんが移動してるのをAmazonで見れるっていうじゃないですか。

安田

そうなんですか?

金子

たしか。プレゼント届ける場所。だから、そういうのがあってもいいかもですね。ネットで「いまの米前線はここ」みたいな。

安田

あ~、なるほどね。米前線がどういうもんかわかんないんで、どうも想像になっちゃうんですけど、米前線っていうものがもともとあるんでしょうね。

栃尾

そうみたいですよね。

安田

はい、えー、大変失礼いたしました。

栃尾

館内放送(笑)

安田

突然館内放送がありまして、そして、もう時間がなくなってしまったということで、ゲリラな館内放送だったっていうことで、おまとめをお願いします。

栃尾

たしかに(笑)ゲリラ的ではないけれど、前線に合わせて配送したりとか、あとは、みんなで食べれるように何か送ってくれたりとか、あと、私はイベント的に見に行ったりとかすると、体験したらいいんじゃないかとか、あとは安田さんが「パズルをセットにしたらどうでしょう」みたいな。

安田

いまいちつまんないですね。

金子

(笑)

安田

米ごとの違いが微妙にわかるようなの欲しいですね、なんか。

栃尾

利き米はいいんじゃないでしょうか、という感じですね。

金子

うんうん。

安田

はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年7月31日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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