【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「“捨てるべきプライド”と“捨ててはいけないプライド”その境目が知りたい」2021年1月20日配信

第434回「“捨てるべきプライド”と“捨ててはいけないプライド”その境目が知りたい」
という金子さん。
見分けるヒントは始まりにあるようです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

SNSはやめませんと決めました!金子亜佑美です!

安田

安田佳生です。

栃尾

やめようと思ってたの?

金子

やめようと思ってました。ぜんぶやめてやろう!と思ったんですけど……

栃尾

ふてくされてる(笑)

金子

(笑)。いや、やめたら、もう、たぶん、いまについて行けないなって。いまについて行けなくなったらたぶん腐るなと思って、「やめない」って決めました。

安田

ふーん。

金子

それでは、今日はですねー、神奈川県、30代の女性からご質問いただいてます!

栃尾

おっ。

安田

はい。

金子

はい。えーと、名前が金子亜佑美さんでーす。

栃尾

自分で読むんだ(笑)

金子

安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちはー!

栃尾

こんにちは。

安田

こんにちは。

金子

今日の質問ですが、プライドの捨て方を教えてください。捨ててよいプライドと捨てたらだめなプライドの仕分け方を教えていただければ幸いです。とのことです。

栃尾

うんうん。なるほど。

安田

なるほど。それは、じゃあ、金子亜佑美さんはいまそこで悩んでるんですかね。「こんなちっぽけなプライドを持っててもしょうがないんじゃないか」とか。

金子

間違いない。

栃尾

そうですねー。苦しんでるんですかね。

安田

なるほど。プライド高そうには見えないですけどね。

金子

プライドは高くないと思うんですけど、変なところでたぶんプライドが高いんじゃないかなあと勝手に思ってるんですよね。

安田

ふーん。

栃尾

うんうん。わからなくはない、亜佑美ちゃんと話してて。

金子

そう。変なところで「あ、私、いま、たぶん、これ、プライドなんだろうな」って思って話すこととかも結構あって。

安田

ふーん。たとえばどんなこと?

金子

えーと、どんなことだろう。でも、なんか、お風呂で発狂したりする日とかもあるんですよ。「なんであんときにーっ!そんなことべつに気にしなくていいのに!すげープライド高くしちゃったな!」とかっていうときがあるんです。

栃尾

あ~。

金子

そういうとき恥ずかしい。

安田

そんなのみんなあるんじゃないんですか。

金子

ある?ありますか?

安田

「プライドを刺激されてすごい腹が立って反論したけど、あんな子どもっぽい反論しちゃったなあ」みたいなのはありますよ。

金子

そうそうそう。

安田

そんなのは無数にありますよ。

金子

お恥ずかすぅーと思って。「でも、あんときああ言ったから、友だちはそんなふうに思ってるのかな。それもはずいなー」みたいなのとか。

安田

思ってますよ。

栃尾

慰めないスタイル(笑)

金子

慰めないスタイルですね(笑)

安田

まあ、でも、そうやって恥をかいてですね、心が傷ついて、ちょっとずつちょっとずつ心が傷ついていって死んでいくわけですね、人間っていうのは。

金子

死んでいく(笑)終わりに?

栃尾

(笑)

安田

僕はそれが正しい死に方だと思っていて。

金子

おおー。

安田

そんなこと言ってもぜんぜん一切傷つかないハートの心を持ってる人いるじゃないですか。メンタル超強いっていうか。

金子

要するにサイコパスですね。

安田

裸の王様みたいな、「誰がどう思うと一切動じない」みたいなのは、生き方としてはちょっと、あんまり私は美しくないと思いますね。傷ついて、それがなんとかかさぶたになって治ったと思ったけど、やっぱり治りきってなくて、みたいなのを抱えながらウジウジして死んでいくのが、これがやっぱり正当な人間ですよ。

金子

なるほど。

栃尾

まあ、そっちのほうが人生に彩りがありますよね。

安田

そうですよ。

金子

なるほど。

安田

で、プライドの話。「捨ててしまえ」っていうプライドと「いや、これは捨てちゃいかんだろ」っていう。

金子

そうっすね。

安田

このへんは、もう、たぶん栃尾さんが100回ぐらいは考えてるはずなんで。

金子

いや、間違いない。

栃尾

どうでしょう(笑)

金子

聞きたいと思いました。

栃尾

いまふと思ったのは、人目を気にするっていうところありますよね。それを気にするから美しいんだっていう話をいま安田さんがされてましたけど、「人からどう見られるか」とか「能力高く見られたい」みたいなプライドは、なるべく私は捨てたいですね。

安田

なるほど。

金子

なるほど。

栃尾

そうじゃない、仕事に対する「ここはこだわりたい」みたいなところのプライドは、まあ、べつに誰の目を気にしてるわけじゃないけど、「私がこだわってるんだ」みたいなプライドはぜんぜん捨てたくないし、持ってたほうがいいのかなという感じがします。つまり人目を気にしてるのか、自分の目を気にしてるのか、っていう感じですかね。どうっすか?(笑)

金子

なるほど。どうっすか(笑)

栃尾

(笑)

安田

いや、すばらしいですね。

金子

「自分の目」って面白いですね。

安田

ということは、つまり栃尾さんは、無人島に行ってひとりになってもコピーを書き続けるわけですね。

金子

かっこいいな。

栃尾

でも、私、絶対日記は書くと思います。

安田

へぇ~。

栃尾

無人島に行って何をもっていくかっていったら、「筆記用語を持っていく」って答えるぐらいですね。

金子

やべー。

安田

すごいなあ。

栃尾

変態ですよね(笑)

金子

変態ですね。

安田

すぐ死にそうですよね。

栃尾

そうそうそうそう(笑)。まあ。死なない前提っていうとこはありますけどね。食料もってかないのか?みたいな(笑)。それはありますけど。

安田

ふーん。

栃尾

それはもう私の性ですね。

安田

なるほどねえ。

金子

へぇ~、かっこいい。それ、かっこいいっすね。「そのプライドかっこいい」って思うプライドがいいですね、たしかに。

安田

でも、たしかにそうなんでしょうね。自分発なのか、まわり発、人目とか社会での評価とかっていう、自分以外のところに対してどう思われるかっていうところを軸にすると、よくないプライドになるってことですよね。

栃尾

そう思います。

安田

それは言われてみればそのとおりな気がしますね。

栃尾

「自分以外の評価とか気にするってことは、逆に自分の軸がないみたいなことだ」っていうのを本で読んだことがあって、人に言われることで自分がグラグラグラグラしてしまうと、それはすごい生きづらいって書かれてたんですけど、すごいそれは納得したんで、まさにそうだなって思います。

金子

なるほど。

安田

逆に自分発だったら、なんでも持ってていいんでしょうかねえ。自分発だけど、つまらないプライドもありそうな気もするんですけどね。

栃尾

ありそうですね。それは、だから、思い込みっていうか、ずっと信じ込んじゃうのも怖いですよね。

金子

うん。

安田

うん。

栃尾

ときどき疑うっていうか、「ほんとにそれでいいんですか?」みたいなことは考えたいと思いますね。

金子

うん。

安田

でも、自分発と思いつつ、まわりが気になってるだけなのかもしれないですね。

栃尾

あ~、めっちゃあると思いますね、それも(笑)。たしかに。

安田

ほんとに純粋に自分発かどうかを見分けるポイントみたいなのはないんですか?

栃尾

え、どうでしょう。ありますか?

安田

たとえば「無人島に行ってもそれをやるのかどうか」とかね。

栃尾

ああ、そういう質問を自分に問いかけると。

金子

あ~。

安田

僕は無人島に行ってもストレッチは続けたいし、モウセンゴケは育てたいと思っております。

栃尾

すばらしい。事業アイデアは考えますかね、無人島に行っても(笑)

安田

事業アイデア、考えそうな気がしますね。

栃尾

なるほどなるほど(笑)

金子

すごいなあ。

安田

商売じゃなくて、新しい遊びとか編み出しそうな気がしますね。

金子

えっ、すごいな!あ、そういうことか。へぇ~。

栃尾

やってそうですよね。

安田

「考える」っていうことはやめないでしょうねえ。

栃尾

そうですよね。

金子

へぇ~。

安田

人生でいちばん怖いのは、やっぱりそこですね。頭がこう、考えることに興味がなくなるっていうのはすごい怖いですね。

金子

えーっ、そうなんですね。そんなタイミング、でも、いままでないですよね、きっと。

安田

でも、頭がね、回転が遅くなったり頭が悪くなったりっていうのはあるんですよ。

金子

へぇ~。

安田

だから、新しいことを考えるとか、そこに……前回話しましたけど、好奇心っていう部分で、自分の好奇心が落ちてきてるのがわかるんですよね。

栃尾

あ~。

安田

それって、あらゆるアイデアとか何か考えるときのエネルギーの源泉なんで、好奇心が売ってないかなあと思って、よくググったりはしてます。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

栃尾

でも、記憶喪失とかにでもなれば、好奇心がまた復活しそうな気はしますけどね。

金子

おーっそろし!(笑)

安田

たしかにそうですね。

金子

「たしかに」って(笑)。こわっ!

栃尾

(笑)

安田

いや、それはいいですねえ。

栃尾

「結局こんなもんでしょ」って思っちゃう心が、好奇心が削がれてるなっていう気はしますね。

安田

そのとおりなんですよ。

金子

なるほどー。すごいなあ。

栃尾

なるほど。じゃあ、無人島に行くときには記憶も一緒になくして行ったほうがいい(笑)

金子

(笑)

安田

僕、高校1年生のときに奄美大島にはじめて旅行に行ったんです。

金子

あら、いい。

安田

そのときに、船で行ったっていうのもあるのかもしれないですけど、ものすごい興奮してワクワクしてですね、本当に外国っていうか、「こんなに未知のすばらしい大陸があったのか!」ぐらい感動したんですけど、この間久しぶりに、友だちがビジネスやってるんで、「奄美大島に来てくれ」って言われて行ったんですよ。

栃尾

はい。

金子

おっ。

安田

そしたら、もう何とも感じなくなっちゃって。

栃尾

(笑)

金子

えーっ、そうなんだ!

安田

ええ。「そこに行ったら、10代の自分がもう1回目覚めるんじゃないか」って期待してたんですけど、だめでした。

金子

そういうこと?

栃尾

場所にパワーがあったわけじゃないってことですね。

安田

そう。だから、奄美大島ではなく、自分の中に何かがあったのがなくなっちゃったんですね。

栃尾

ふーん。

金子

えーっ、そうなんだ。

安田

悲しいですね。

栃尾

悲しかったですね(笑)

安田

悲しかったですね(笑)

金子

そうなんだ。そういうことなんすねえ。なるほど。

安田

金子さんのことは、だから、とってもうらやましいですよ、ほんとに。

金子

ああ、もう、どこ行っても感動してます、いま。ははははは(笑)

栃尾

(笑)

安田

すばらしいです。

栃尾

たしかに。

金子

いままでやってなかったんで。

安田

なんかプライドの話じゃなくなっちゃいましたけど。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

おまとめを。

栃尾

まとめ!?どうしよう。

金子

あは。いきますか。

栃尾

人目を気にせず、自分発信のプライドを持ったらいいんじゃないでしょうかということと、それには「無人島に行ったらどうするか?」みたいな質問を自分に投げかけてみるのは効果的かもしれません!

金子

ありがとうございますっ!

安田

はい。ということで、本日以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2021年1月20日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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