「ビジネスでお金を使う勇気が出ません」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第489回 「ビジネスでお金を使う勇気が出ません」
というご質問。
勇気が必要な使い道と勇気が必要ない使い道。
まずはその境目を考えてみましょう。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

38歳なんですけど、白髪が増え始めました。金子亜佑美ですっ!

安田

安田佳生でーす。

栃尾

早い?

金子

早いのかなあ。増え始めたなあと思って。

安田

早い人は、でもねえ、もう、10代から白髪増える人いるし。

栃尾

あ、まあねえ、若いうちから、10代とか。

金子

ああ、たしかに。

栃尾

うん、ほんとにそうですね。小学生とかいますね。

金子

小学生も、じゃあ、苦労してますね。

栃尾

(笑)まあ、体質なのかもしれないけど、それは。

金子

ああ、そうか。

栃尾

うん。

金子

そうなんですね。

栃尾

私もこのへんに、なんていうんだろう、右側の、えーと、生え際というのか……

金子

あっ!ね、生え際ね。

栃尾

そり込みの部分というか、ここに。

金子

そり込みはないでしょ(笑)

栃尾

右だけ多いんだよね。

安田

ふーん。

金子

あ、ありますね。なんかね、いっぱい生えてくる部分がね。

栃尾

そうそう。メッシュみたいになればいいのになと思ってんのに。

金子

ね。かっこよくなれば、それでいいんですけどねえ。

栃尾

そうそう。

安田

私の行きつけの美容師さんが教えてくれたんですけど、白髪のなり方とか、なる年齢とか、人によってちがうらしいんですけど、順番はだいたい決まってるらしくて、前から後ろにいくんですって。

金子

あ、そうなんだ。

安田

だから、後ろからいきなり白髪が増える人って少ないんですって。

栃尾

ふーん。

金子

へぇ~。あ、そうなんだ。

安田

ね。不思議ですね。

栃尾

横だけ、みたいな人もいますよね。

安田

いますいますいます。でも、横の前っていうか。

栃尾

なるほどなるほどなるほど。

金子

横はかっこいいっすね。横にいっぱいあったら、それはそれでかっこいい。

栃尾

ツーブロックみたいでね。

金子

うん。

安田

白髪の話で終わっちゃいそうなんで。

栃尾

深かった、意外と(笑)

金子

(笑)

栃尾

私から今日は質問させていただいてよろしいでしょうか?

安田

はーい。どうぞ。

栃尾

私、「ゲームdeコーチング」っていうビジネスを始めたんですけれども、お金を使うときに、なかなか勇気が出ないなと思っているんですが。

安田

はい。

栃尾

どのように考えればいいかとか、たとえばちっちゃいことからやるとか、なんか、そういう心構えとかですね、そんな日和ってる私にアドバイスをいただけないでしょうか(笑)

金子

(笑)

栃尾

という、お願いというか質問というか、はい(笑)

安田

それはあれですか、たとえば「借金するのが嫌だ」とかいうことじゃなくて、べつに借り入れしなくて、いまあるお金でも使うのに勇気がいるってことですか?

栃尾

そうです。

安田

なるほどね。じゃあ、逆に、勇気のいらない使い方ってなんなんですか?生きていればお金使うじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

いるものといらないもののちがいを教えてほしい。

栃尾

なるほどなるほど。たとえば家計っぽい感じなんだと思います、私の印象として。

安田

食費とか家賃は、べつに思い切りはいらない?

栃尾

うーん、まあ、高いものは、思い切りは、いるはいりますけど、こう、なんか、納得感があるっていう、買い物はちゃんと価値のものがおうちに届くので。でも、賭け事はぜんぶスッちゃうかもしれないじゃないですか。

安田

うん。

金子

うん。

栃尾

ビジネスの場合も、たとえば「広告費をかけました」っていって、お客さんがまったくつかないかもしれないじゃないですか。

安田

そうですね。

金子

うん。

栃尾

そういうところの怖さなのかなあと思ってます。

安田

なるほど。たとえば旅行にいってなにか得られるかっていったら、記憶とか以外、あんまないじゃないですか。経験っていうか。

栃尾

はい。

安田

食べ物もおいしいですけど、食べたら消えちゃうかもしれないし。

栃尾

はい。たしかに。

安田

下手すると、高いけどマズイものとかもあるじゃないですか。

栃尾

ありますね、たぶん(笑)

金子

(笑)

安田

そういうのは勇気いらないんですか?

栃尾

ああ、でもね、そういうのもいります。まあ、基本、高い物を買うことに慣れてないっていうのもありますけど、そういうのも勇気いります。高い食べ物とかも意外とっていうか結構、旅行とかも。

金子

うーん。

安田

なんか、そういうのに似てる気がしますけどね。

栃尾

経験を買うみたいに?

安田

そうそう。

栃尾

あ~。

安田

広告やって失敗しても、「あ、こうやったらうまくいかないんだ」っていう経験は得れるわけですし。

栃尾

たしかに。

安田

あとは、たとえば食事したら消えちゃいますけど、なんていうんでしょうねえ、昔あったドラクエシリーズの「トルネコの大冒険」みたいな感じで。古すぎて誰も知らないかもしれない(笑)

栃尾

あんまりわかんないな。

金子

(笑)

栃尾

名前は知ってますし絵も浮かびますけど、やったことはないです。

安田

普通のドラクエシリーズって、死んでも元のレベルからできるじゃないですか、積み重なっていくじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

完璧にゼロに戻るんですよ、毎回。

栃尾

きびしー(笑)

金子

(笑)

安田

なにが変わるかっていうと、プレイヤーの経験値だけが上がっていく。

栃尾

あ、すごい。おもしろいですね、それ。

安田

そういうゲームがあったんですけど、あれに近いですよね。

金子

へぇー。

栃尾

たしかに。

安田

人生ってそんな感じで、結局なにかが残るっていっても、それ自体、常に換金できる純金とか土地とか、そういうものを除けば、自分では気に入ってても、いざ売ろうとなったら、本当にゴミみたいな値段でしか売れないものはいっぱいあるわけで。

栃尾

そんなのばっかりです(笑)

金子

(笑)

安田

だから自分の気持ち次第というかですね、結局は自分がハッピーだったり自分が経験積んだりという以外にない気がするんですね。どうせ金持って死ねませんし。

栃尾

はい。なるほど。

金子

うん。

安田

そう考えると、それによって自分がなにを得るのかっていうのがないと、無駄金になりますよね。

栃尾

うんうんうん。

安田

あとは、ビジネスのときに僕ができるだけ意識してるのは、特にいま個人に近くなって意識してるのは、仕事とプライベートってあるじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

プライベートの感覚で使うようにしてます。

栃尾

えーっ、どういうことですか?

安田

ビジネスとして使うと、やっぱり見返りがないと、たとえば朝から8時間会社に行って収入ゼロっていったら、すごい損した気分になるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

でも、朝から釣りに行って1匹も釣れなくても、べつに損した気にはならないじゃないですか。

栃尾

はい。たしかに。

金子

うん。

安田

プライベートの感覚のほうが、お金をビジネスで使うときによい結果を生みそうな気がして。

栃尾

ふーん。

安田

損得で判断してると、すごいお金の使い方を失敗しそうな、使わねばならないときに使えなかったりとか、変にセコく使っちゃって成果が得られないとか。

栃尾

うんうんうん。プライベートに似ているっていうのは、割と、もうちょっと感情的に「欲しいから買う」みたいな感覚っていうことですか?

安田

そうそうそうそう。

栃尾

へぇ~。

安田

その感覚に近い。「これが手に入ったらすごいうれしいだろうなあ」とか。でも、意外と買ってみたら、うれしくないこととかもあるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

そういう感覚で、できるだけお金を使うようにしてますかね。

栃尾

なるほど。

金子

おぉー。

安田

あとはね、枠を決めますね。枠を決めて、「これは自分のお金じゃない」と思い込むことが結構大事ですね。

栃尾

はいはいはい。なるほど。でも、私たちって物心ついたときからお金を使っているので、それと似たような感覚と言われると、たしかに腑に落ちやすいというか、一生懸命、買い物を失敗しないように練習はしてきてるつもりなので、そういうのと結びつけると、たしかにわかりやすいかもしれないし、ビジネスもあれですよね、使う練習をして上手になっていくってことですもんね、きっと。

安田

そうそうそうそう。ネットで服を買う人が増えたじゃないですか。

栃尾

はいはい。

金子

うんうん。

安田

昔はAmazonにカードを登録するのって怖くて。

栃尾

たしかに(笑)

安田

僕も「ほんとにだまされないのかな」とか、便利とは聞いてたけど、常にお店に行って買ってたんですけど、1回やり始めるとすごい便利で、だけど、「えっ、こんなしょぼいの?」みたいなおもちゃが送られてきたりとかって、あるわけですよ。

栃尾

はい。

安田

僕もこないだ子どもにバス買ったんですけど、想像していた3分の1ぐらいの大きさだったんですね(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

「ちゃんとサイズ見ろよ」って感じなんですけど。

栃尾

わかります。あります。

安田

そういうこと、よくあるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。あります。

安田

だけど慣れてくると、たとえばネットで洋服を買うときに、自分の好みの服を選ぶんだったら、「このモデルさんが着てるやつだったらサイズ間違いないな」とか、わかってくるじゃないですか。

栃尾

うんうん。はい。

金子

うん。

安田

やっぱ、だから、慣れなんだと思うんですよね。ビジネスに関しては、圧倒的に、お金を増やすためにビジネスにお金使う人って経営者しかいないんで、ほとんどの人は下手くそなんですよ。

栃尾

うんうん。

安田

だから、最初は本当にびっくりするぐらいの失敗を積み重ねることになると思うんですけど、それを当然のことながらあるものとして受け入れることじゃないですかね。

栃尾

そうですよね。最初からうまいなんてないですもんね、どんなことも。

安田

最初からスポーツできる人、たまにいるけど、だいたい、はじめてやったスポーツって、そんなにうまいこといかないじゃないですか。

栃尾

そうですよね。「はじめてにしてはうまいね」ぐらいですよね(笑)

安田

そうそう、一緒ですよ。でも、ビジネスに関しては、特に個人ビジネスに近いじゃないですか、栃尾さんも。

栃尾

はい。

安田

個人事業主みたいな方が仕事をやってて、お金を使って仕事を増やす人って本当に少ないんですよ。

栃尾

いやあ、そうですよね。むずかしい。

安田

社員を雇ってる人はほんと稀有な存在で、つまり、ちょっとやって、平均よりちょっとうまくなっちゃえば、圧倒的に有利なわけですよ。

栃尾

あ、経験が?たしかに。

安田

ええ。だからそれを想定して、みんなが寝てるときにちょっと勉強するような感じで、「しめしめ、みんな寝とるぞ。いまのうちに私はお金を使ってウッシッシ」と。

金子

(笑)

栃尾

なるほど(笑)

安田

こういう感覚が大事なんですね。

栃尾

そうですね。なるほどなるほど。なんか、だんたん勇気が出てきた気がします。

金子

ね。勇気が。

安田

出てきました?

栃尾

はい。

金子

はい。

栃尾

じゃあ、まとめ……

安田

あとは忘れることです。

栃尾

あ、すいません。そうですね。はい(笑)

安田

あ、じゃあ僕がまとめましょう。

栃尾

あ~、ありがとうございます!(笑)

金子

(笑)

安田

使ってうまくいかなかったのは忘れると。

栃尾

お~。

金子

うん。

安田

なんか、やっぱね、「まずいもん食べちゃった」とか「旅行いってつまんなかった」とかで旅行いかなくっていうほど、もったいないことはないでしょ?

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

それと一緒なんですよ。やってうまくいかなかったことは経験として取り込んで、気持ちは忘れると。

栃尾

気持ちは忘れる?うんうん。たしかに。

安田

はい。経験・知識だけ残す。

栃尾

そうですね。ありがとうございます。

金子

バッチリだ。

安田

ということで、本日はありがとうございました。

栃尾

はい。ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2022年2月9日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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