「どうやったら人の役にたつ人間になれるのか」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第540回「どうやったら人の役にたつ人間になれるのか」
という金子さんの切実なる問い。
みんなで考えてみました。
そしてチーム金子も結成します!
栃尾
こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
金子

体が丈夫なことが発覚いたしました!金子亜佑美でーす!

安田

安田佳生でーす。

栃尾

どういうこと?

金子

いや、今回取り上げてほしいテーマにつながることなんですけども、えーと、私からの質問がありまして、「どうやったら人の役に立つ人間になれるのか?」ということをお伺いしたく、今日、参上しまして。

栃尾

そのためにね(笑)

金子

(笑)いや、なんか、突発的に人員不足になって、ラッキーパンチ的に役に立てることはあるんですけど、それ以上につながらなくて、なかなか、どうしたら人の役に立てるようなことになるのかなっていうのを、お二人に聞きたかったなということなんですけども。

安田

なるほど。人の役に立つ基盤みたいなところがね、たぶん「私」なんだと思うんですけど、金子さんは。

栃尾

ふーん。

金子

基盤?

安田

「私」がスタート地点で、そこから役に立とうとしてるんだと思うんですけどね。

金子

はい。

栃尾

なるほど。

安田

もうちょい広げたらいいんじゃないのかなって気がしますね、そこを。

金子

というと?

安田

たとえば、介護関係のお仕事されてるじゃないですか。

金子

はい。

安田

それで、「自分はすごく忙しいときに呼ばれて行ったら、すごくお手伝いできるんだけど、もっといろいろ役に立ちたいな」と思ってるわけでしょ?

金子

そうですね。

安田

なんかよく言ってたじゃないですか、「介護業界がもっと働きやすく」とか、「来てくれる人にも、もっと快適に」とか、「夢のようにならないだろうか」とか。

金子

うん。

安田

それってたぶん、金子さんが「私がやるべき仕事」のなかに入れてないから、そこの思考がスタートしないんだと思うんですけどね。

金子

なるほど。たしかに。

安田

でも、それを考えて、たとえば仕事現場でそういう人のお話を聞くとかね、一緒に働いてる人の話を聞くとか、「“こんなことが起こったら夢のような職場になる”みたいなことを教えてください」とかですね。

金子

お~!

安田

あるいは、「こうしたらいいのに」と思ってる人どうしのネットワークをつくっちゃってですね、いま、業界すごい人足りないじゃないですか。

金子

はい。人員不足がまん延化してます。

安田

なんか、金子さんが一声かければ、「チーム金子」でゴソッとチームが来てくれるとかですね、「そのかわりに、こことここをちゃんと働きやすく、こういうふうにしてくれないとだめですよ」っていう条件交渉をしてくるとかね。

金子

なるほど。私が交渉しにいく的なところなんですかね。

安田

それか、交渉上手な人を仲間にしちゃってもいいと思うし。

金子

ああ、なるほど。

安田

普通、経営者が、介護ってビジネスとして「おいしいぞ」とか「儲かるかも」とか思いながらみんなやると思うんですけど、なんか、もうそういう時代じゃなくて、経営センスも必要なんですけど、やっぱり現場の切実な思いみたいなところからスタートしたほうが、現代のビジネスはうまくいくんじゃないかって気がしてて。

栃尾

ふーん。

金子

お~。

安田

だから、「チーム金子」をまず結成することを私は提案しますね。

金子

はい。

栃尾

ふーん、なるほど。

安田

ひとりじゃなくて、自分のまわりにいる人もひっくるめた「私」。「私」をちょっと拡大解釈しちゃうっていう。

金子

ああ、そうですね。個人プレー、もう完全にそうなので、誰か仲間がいると、すごく心強いですね、やっぱり。

栃尾

うん。

安田

なんか、ほら、音楽とかのときはどうなんですか?「音楽好きで、自分はこの楽器はできるけど、これだけじゃできること限られてるし」みたいな。呼ばれて「ギターやって」みたいに言われて、「じゃあギターやろうか」みたいなことってあんまないんで、もうちょい能動的に動き出すと思うんですよね。

金子

うんうんうん。

安田

音楽好きな人どうしと「私はこんなの好きなんだよね」みたいな。

金子

なるほど。バンドをつくるということと似てる感じですね。

安田

似てると思います、はい、人とのチームつくるのと。

栃尾

たしかに。

安田

私は誘われたことないですけど、チーム金子に。

金子

えーっ、うそ(笑)

栃尾

(笑)

安田

きっと誘われたら、「ああ、楽しそう」って思ったら、やると思いますね。

金子

はい。えーと、その場合って私が仕切って、「じゃあ、あなたはなにをしてください」とかって言ってつくるべきなんですかね。

安田

そんなことないんじゃないんですか。言い出しっぺが必ずしもぜんぶやらないといけないわけじゃなくて。

金子

はい。なかなかリーダーシップをとるタイプじゃないので。

安田

僕もそうでした。前、会社つくるときにね、いろいろやってみたい事業とか会社経営とかは興味あったんですけど、「リーダーシップはかけらもないし、人と話するの嫌だし、営業できないし」みたいなとこで、リーダーシップある人とか、経理ができる人とか、人とのコミュニケーションが苦にならない人とかを仲間として口説いていって、「あ、これでチームで、俺めっちゃ楽じゃん」みたいなことで。

金子

(笑)

安田

商品開発だけをやりたかったですね、僕は。

金子

じゃあ、チームに必要な方を探していくっていうところから始めてチームつくって、人の役に立てるなにかを……

安田

ゆるいチームがいいと思いますよ。

金子

ああ、ゆるいチームがいいですね!

安田

たとえばね、現場で働いてる人たちって、「もっと役に立ちたい」と思ってたりとか、「もっと快適な職場で働きたい」とか、「もっとこういうふうにしてあげたら、お客さんが喜ぶ」とか、いろいろ思いがあると思うんですね。

金子

ありますね。

安田

それに近しい人を集めてきて、「いままでの延長では解決できないなんか、やりましょうよ」みたいなのをやったらいいんじゃないですか?

金子

あ、ちょっと楽しそうですね。

安田

楽しいですよ、ビジネスは。

金子

うん。

栃尾

うんうん。

金子

いろんなところに通ずるというか、いいっすね。

安田

いろんな会社回ってみて、「あ、この会社はここがすばらしい」とかいうのを見てもいいし、勉強して。で、そこで働いてる人と友だちになるじゃないですか。

金子

はい。

安田

ネットワークつくっていって、介護職のネットワークが何百人ってあったら、すごい存在だと思いますよ。

金子

そうですねえ。

栃尾

ほんとだ。

金子

ほんとですねえ。おぉ、ちょっと考えてみます。

安田

いや、いいと思いますけど。音楽とかと合体させてもいいと思うし。

金子

そうですねえ、たしかに。

安田

僕は音楽のセンスぜんぜんないんでわかんないんですけど、なんとなく、絵を描くとか曲つくるとかと、商品つくるとかビジネスを考えるって、似てる気がしますけどね。

金子

えっ!?……は、はい。どんなところが?(笑)

安田

「どんな音楽をつくりたいのか」とかから考えるんですかね。

金子

うーん。

安田

ちょっと自分が思ったこととか、気がついたこととか、ひらめいたこととかから、たぶん始まるんだと思うんですよ。

金子

たしかにそうですね。おっしゃるとおり。

安田

それじゃないですかね。

金子

はい。なるほどー。

安田

どうですか?栃尾先生は。どうやったら金子さんが人の役に立つかを、ビシッと。

栃尾

(笑)

金子

(笑)私、人の役に立ちたいタイプなんですけど。

栃尾

人の役に立ちたい?私がちょっと思ったのは、また安田さんの話とはぜんぜん別の観点になるんですけども、まわりの人を観察するといいのかなと思いました。

金子

ふーん。

栃尾

ただ自分が求められるのを待ってても来ないし、「困ってる」っていうことを発信する人って、あんまいないので。

金子

うん。

栃尾

だから、こちらから観察をして、「あれに困ってそうだな」っていう。

金子

おお!

栃尾

たとえば「チョコレート食べたい」って思ってるときにチョコレートを差し出せれば、もう役に立てると思うんですよね。

金子

たしかに!

栃尾

だけど、チョコレートを食べたいかどうかわかんないけど、もしかしたら、ちょっとしたサインで、「コーヒー飲んでるときにいつもチョコレート食べてる」って知ってれば、「はい、チョコレート」サッ!みたいなことができる。

金子

ああ、そういうことか!なるほどー!

栃尾

そういうささいなところで、よく観察をして、その人のことをインプットしていくと、結構細かく役に立てるんじゃないかなって、ちょっと思いました。

金子

たしかにそうですね。

栃尾

私はあんまり得意じゃないんだけどね、そういうの(笑)

金子

あ、そうですか?なんか得意な感じが……

栃尾

得意じゃない。気が利かないタイプで。

金子

へぇ~。

栃尾

でも、できる人はすてきだなって思いますね。そういう人に助けられることもよくありますし。

金子

たしかにたしかに。

栃尾

うんうん。

安田

基本的に仕事ってね、すべての仕事は人の役に立たないとなかなか成立しないんで、いろんな仕事がありますけど。

栃尾

うんうん。

金子

うん。そうですね。

安田

誰かの、なんらかの役に立っているんだと思うんですけど、人の役に立つ以上に楽しいこと、ないと思いますけどね、僕。

栃尾

お~。

安田

僕、だから仕事が好きなんですけど。

金子

思います、うんうん。

栃尾

うんうん。

安田

うん。だけど、やっぱり多くの人は、「この役の立ち方で、ここでこれをやってください。いくら払います」みたいなことをやっちゃってるんで、もうちょい自分発で、人の役に勝手に立っちゃって、お金になるかどうかは、ほんとどっちでもよくて。

金子

うん。

安田

だって結局、稼いだ金で楽しいことをやるわけじゃないですか。

栃尾

うんうん。

金子

そうですね。

安田

なにが楽しいかってことを考えたら、やっぱり人に感謝されることほど楽しいこと、なかなかないと思うんですけど。

金子

うん。いや、ほんと、そのとおりだと思います。うん。

安田

なにかを考えるときは、やっぱり、いまの延長線上にならないようにですね、「とんでもなく」とか「とてつもなく」とかっていうようなことを考えるといいと思いますよ。

栃尾

ああ。

金子

えーっ、おもしろい。

安田

もうほんとに、いまよりちょっといい介護の仕事とかじゃなくて、桁ちがいの、夢のような、「日本のなかで人気企業ランキング1位になる介護会社をつくる」とかいうことを考えると、だいぶちがう発想が出てくるっていう。

金子

なるほどー。

安田

ぜひ、がんばってみてください。

金子

はい。できるかどうかは置いといて、ちょっと考えてみます。

安田

あのー、せっかくなんで、私はチーム金子を募集したらいいと思うんですけど、もし金子さんと一緒に、なんか、その……

金子

役に立てる?

安田

ええ、役に立てる、介護でもいいし、ちがうところでもいいんですけど。

金子

なんでもいいです。なんでもいいです。

安田

興味ある人がいたら、ぜひ、お問い合わせしてください。

金子

一緒に、はい!

安田

質問と同じところに「金子さんチームに入りたい!」って書いてくれたら、私がつなげます。

金子

やったー!

栃尾

あ、いいですねえ。

金子

ありがとうございます(笑)ぜひ!

安田

ということで、本日は以上です。

栃尾

ありがとうございました!

金子

ありがとうございました!

*本ぺージは、2023年2月1日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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