【読むPodcast | マネトレ16-前半】大久保圭太の「財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~」第76回

シンガポール帰りの大久保さん。経営脳から投資脳へチェンジ!をテーマに、前半では実際の課税制度がどうなっているのかをお伝えします。(音声はこちら

>>>大久保圭太氏のプロフィール

円道

こんにちは。円道カズキです。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。

大久保

お願いしまーす。

円道

おかえんなさい。眠そうすぎでしょ、それは。

大久保

眠い。

円道

何そのサングラス(笑)

大久保
え?サングラス?
円道

レイバン?

大久保

これ、松田優作コスプレです(笑)

円道

いやぁ~!これ見せたいなぁ~(笑)

大久保

PDFで。

円道

PDFで挟み込みますか?(笑)

大久保

それはやんなくていい(笑)

円道

いいっすか?やって。

大久保

え?ダメだよ(笑)ベスパ買った、ベスパ。

円道

ホントに買ったんですか!?

大久保

買った。

円道

散々言ってましたもんね。

大久保

『探偵物語』のコスプレで。

円道

まさに松田優作(笑)

大久保

変なオジサンだよね。

円道

やばいっすね。僕、この間たまたまフラ~っと銀座を歩いてたら。

大久保

あ、あれ。収録のあとでしょ?

円道

収録のあとに銀座歩いてたらホントにすれ違って。マフィアでしたよね(笑)あれ、靴、何ですか?

大久保

いいよ。

円道

あれ何でしたっけ?あの靴。

大久保

内緒。

円道

ダメ?

大久保

ダメ。

円道

毛が生えてるやつ。ファーがファー!ってなってるやつ(笑)

大久保

サンダルにね。

円道

そう。やべえ奴いると思ったら「あっ、大久保さんだ!」みたいな(笑)しかも、それこそ変なサングラスして。

大久保

変じゃないよ、べつに。普通の。

円道

短パン履いて、ボッサボッサの……スリッパ。やめましょう。

大久保

難民スタイルでしょ?

円道

そんな大久保先生、今日はシンガポール帰りということで、おかえりなさいという話だったんですが。

大久保

ああ、ありがとうございます。眠いっすね。

円道

眠いはいいんですが(笑)最近何してるんですかと。

大久保

え?何してるんですか??

円道

最近しょっちゅうシンガポール行ってませんか?

大久保

そうですね。ちょっと悪いことを……あっはっは(笑)

円道

いや、それみんなホントに疑いますよ(笑)色々な意味で。「あれかな?」「これかな?」と。

大久保

何がですか?シンガポール進出の支援ですよ……とかですよ。

円道

濁さなくていいじゃないですか、「とか」って(笑)実際何なんですか?ここ最近のシンガポールの動きは。せっかくなんで、その辺の話を今日はしたいじゃないですか。

大久保

はいはいはい。まあ、シンガポールで「投資脳」みたいな、経営の脳から投資脳にしたほうがいいっていう、脳科学をやってるキャリティが……

円道

あ、西田先生が?

大久保

そうそうそう、やってるビジネスモデル塾のシンガポール版をやっていて。

円道

あ、そういうこと。

大久保

講師として行ってる部分と、あとは現地のクライアントと打ち合わせとかしてます。やっぱり、こっちで色んな話をしてても、何て言うかね、頭では理解するけど、やっぱ金利で食ってる奴を見ないと「投資ってこんな感じなんだ」みたいのがちょっと分かんないのかなと思って。節税の目的と、色々あるんですけど、日本のマーケットがちっちゃくなるから海外出したいよねっていう人もいるし、あとは節税で何かできんじゃないかと思う人がいたり、あとは日本にない金融商品とかってどうなの?みたいな。あんま金融商品の話は多分日本で話すとダメなんで、ここでは話さないけど。

円道

えー。

大久保

いや、だって捕まるでしょ、多分。まあ、営業してないから良いんだと思うけど、まあ、良い利回りのものが色々あるっていうのを。

円道

たしかにこの辺ってタックスヘイブンが何だ、節税のために使えるだって。ただ、よう分からんと。肌感としてよく分かんないですもんね。

大久保

そう。で、みんなやっぱり「シンガポールは税金安いんでしょ?」で、まあ安いんだけど、「何か無理矢理やりゃ出来んじゃないか」みたいのを……。まず説教からですね、「そんなに税金甘くねーぞ」と。それこそ、ほら、仮想通貨系も来ましたけど、そんなに甘くねえっていう現実を分かんなきゃいけないとは思うんですよね。ちゃんと居住するっていうことから。

円道

非居住者じゃダメだぞと。

大久保

そうそうそうそう。ほとんど分かってないですもんね、やっぱね。分かんないっすよ、税理士だって分かんない。

円道

そのあたりも、ちょうど私も分からない。ちょうどいいリスナーの代表がいますので、説教をしていただきましょうよ、今日は。

大久保

さすが上手いね、進め方が。

円道

ということでね、やっていきたいと思いますが。

大久保

シンガポールにも円道君のファンいたよ。

円道

あ、ホントですか?

大久保

うん。

円道

ありがとうございます。

大久保

なんか面白いっすよ。

円道

いや、面白いのはどう考えても大久保圭太先生じゃないですかね(笑)

大久保

うっはっは(笑)

円道

はい、というわけでね、シンガポールの話。どっからいくんですか?これ。

大久保

ん?

円道

だって、節税だけ話したって1回終わっちゃいそうですし。

大久保

やっぱ税率が低いんですよ。シンガポールだけじゃなくて、オフショア地域っていうものですね。元々植民地だった所とかが多いですけど、金融が発達して、要するにイギリスだったりが支配してた領土で、お金がやっぱ危ないから、反乱とか起きたらね、だから、それを……

円道

リスクヘッジで分散して、こう……

大久保

そう。銀行に。で、イギリス本国に送るとイギリスで課税されちゃうから、そこに非課税というか税率が安い地域を作って……っていうので金融が発達していったと。カミカミだね、俺。

円道

カミカミの前に喋んの疲れて面倒くさくなりそうで、それがドキドキしてました(笑)「もうやめよう」とか言いそう(笑)

大久保

(笑)そうそう。そんなもんです。そんなもんです。

円道

なるほどですね。そういう歴史的背景があった中でオフショアっていうのが生まれてると。

大久保

ずっと英語だったから。

円道

嘘つくなよ!(笑)

大久保

ツッコミ早いな(笑)そうそうそう、日本語はちょっとアレなんだけど、まあまあ。そん中で香港が法人税16.5かな、で、シンガポールも17パーセントぐらいあんだけど、他の色んな免税を入れると5パーから10パーぐらいの法人税だし、個人も一応0~22パーなんだけど、一番やっぱ大きいのはキャピタルゲインが非課税。だから、配当でもらえば税金かかんないとか。

円道

え、キャピタルゲインがなし!?

大久保

なしなし。

円道

ゼロなんですね。

大久保

ゼロです。

円道

これは、まあ、知ってる人は常識なんでしょうけど。

大久保

いやいや、結構知らないと思いますよね。

円道

インカムゲインに対しては?

大久保
インカムは、だから所得税がそのぐらいのレートと、法人税。
円道

所得税は何パーって言いましたっけ?

大久保

一応0~22なんですけど、日本の半分なんで。

円道

ああ、でも、それでもやっぱり低いですね。

大久保

いや、でもね、給料を1,000万ぐらいに抑えれば例えば10パーぐらいなのね。で、残りの生活費は、使われる方は、配当でもらったら0だから、会社で利益出して、会社17パーだけど、色んな制度があって5とか10で収まるので、そうすると会社で利益出して、そこから配当させる。

円道

配当0なんですか?

大久保

配当0です。

円道

へぇ~。でも、ここだけ聞くとやっぱり節税としてのメリット相当ありそうですよね。

大久保
ある。あるんですけど……
円道

だが。

大久保

なんで言い直したの?(笑)あるんだが(笑)そうすると「向こう側で申告すればいいんでしょ?」とか結構簡単なことを言うんだけど。

円道

実際どうなんですか?まず会社を、法人のメリットを使うんで法人向こうにつくるわけですよね。

大久保

うんうん、そうね。

円道

で、なんか分かんないですけど、それ自体も結構ハードル高いんですか?

大久保

いや、つくんのは簡単です。会社バンバンM&Aあるから、要するにキャピタルゲインが非課税だから、売って買って、「会社はやっぱ商品だ」みたいなね。

円道

考えがね。

大久保

そういう考えがやっぱあるんだよね。

円道

たしかに、シンガポールに、私も3年前ぐらいに遊びでって言っちゃおかしいですけど、普通に作りに行ってすぐできましたもんね。だから、それぐらい簡単だったのは覚えてます。

大久保

何しに?悪いことしに行ったんでしょ?

円道

んまぁまぁ、ありましたが。で。

大久保
で??だから、えーと……
円道

要は今回の話は日本の経営者とか……

大久保

向こうで今の話で節税ができる人は、向こうで事業実態がある人ってことです。

円道

ああ、じゃあ向こうでビジネスやっとけって話ですか?

大久保

ちゃんとやんないと日本側で課税されますよってこと。

円道

要はどこに住んでるかという居住があるので、日本の居住者だと、シンガポールでビジネスしないと課税されちゃうよと。

・・・後半へ続く・・・

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