137通目/安田からの返信 「どのクレージーと向き合うのか」
クレージーな人のそばにいる・・・これはなかなか勇気のいる作戦ですね。まあクレージーの種類にもよりますけど。芸術家的なクレージーはぜんぜん平気なんです。でもいきなり大きな声を出すとか、いきなり怒り出すとか、その手のクレージーは本当に苦手でして。あまりにも突然キレる人だったので、大口の取引を断ったこともあります。私には平穏がいちばん重要なのです。とは言え私自身も見方によってはクレージーなんでしょうね。境目研究家を名乗って生きていくとか。給料を払いすぎて会社を潰してしまうとか。きっと人はみな何かの分野でクレージーなのでしょう。自分自身のクレージーと向き合うことがいちばん大事なのかもしれません。
前回136目/大野「根性なしを続けられる根性は相当なもの」
閉所恐怖症を克服する一つのやり方として、少しずつ戸を閉めていくというのを聞いたことがあったので。もし安田さんの筋金入りが実際であれば、根性なしを続けられる根性は相当なものですよ。ちなみに、僕と手を繋いで一緒にやるとどうなるか?あるいは意図的に最初から周りに合わせない。ズラすつもりでウェーブに参加するのはいかがでしょうか。どうせズレるなら、ズラすつもりでやって、万が一合ってしまったら失敗という成功です。そして、自分のリミッターを外す簡単な方法があるとしたら、クレイジーな人のそばにいるというのは一つの手段として効果覿面です。疲れますけどね、最初は。そこを乗り越えると自分の当たり前度も上がってくる。
ー大野より
前々回135通目/安田「筋金入りの根性なし」
ありがとうございます。確かに無言ならできますね。だけど手を挙げるとか中腰とか、かえって目立ってしまうんですよ。私は+1作戦の逆パターンでこれまで数々の恥をかいてきました。思い切ってウエーブをやる勇気がないので中腰でやってしまう。かえって目立つ。「なんじゃこいつ」という目で見られる(ような気がする)。中腰すらできなくなる。ちょっとだけ手を挙げてみる。また白い目で見られる(ような気がする)。最後は心の中でウエーブした気になる(今ココ)。つまり−1作戦ですね。こうやって今は多くの物事を妄想の中でのみ行なっております。大野さんの回答がダメなわけではないのです。私が筋金入りの根性なしなのです。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/