地元国立大学を卒業後、父から引き継いだのは演歌が流れ日本人形が飾られたケーキ屋。そんなお店をいったいどのようにしてメディア取材の殺到する人気店へと変貌させたのかーー。株式会社モンテドールの代表取締役兼オーナーパティシエ・スギタマサユキさんの半生とお菓子作りにかける情熱を、安田佳生が深掘りします。
第36回 多店舗経営は考えていなけれど、新店舗オープンは考えている?

スギタさんの会社では今『スギタベーカリー』と『ハーベストタイム』の2店舗を経営されていて、過去にはカフェも経営されていたり、現在もスタッフの独立支援という形で新店舗もオープンさせたりしていますよね。今後はもっと店舗を増やす予定はあるんでしょうか?

単純にそこにモチベーションが湧かないからですね。もっとも以前、チェーン店を作りたいと「チェーンストア理論」を学びに行ったことはあるんです。でもよくよく考えたら、僕自身があんまりチェーン店には行かない人なんですよね。自分が魅力を感じてないのにそこを目指すのも変だな、と気づいてしまって。
対談している二人
スギタ マサユキ
株式会社モンテドール 代表取締役
1979年生まれ、広島県広島市出身。幼少期より「家業である洋菓子店を継ぐ!」と豪語していたが、一転して大学に進学することを決意。その後再び継ぐことを決め修行から戻って来るも、先代のケーキ屋を壊して新しくケーキ屋をつくってしまう。株式会社モンテドール代表取締役。現在は広島県広島市にて、洋菓子店「Harvest time 」、パン屋「sugita bakery」の二店舗を展開。オーナーパティシエとして、日々の製造や商品開発に奮闘中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。