住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第104回 見積もりも現場管理も、AIがやる時代へ

そもそも新築以外のリフォームとかリノベーションの領域って、見積もりを作るのがすごく難しくて。例えば「給湯器が壊れたから交換してください」っていう単純な依頼でも、この形の最新機種はどんな機能があって、ここのスペースに収まるか、ガスの接続にはどんなオプションが必要かなど、給湯器1個でも総合的な知識が必要なんです。

ええ。例えば屋根屋さんや大工さん、電気工事の人からサッシ屋さんまで、とにかくいろんな人が絡む上に、雨や雪で作業ができないとスケジュールが一気に崩れる。本当に骨の折れる作業なんですが、それをAIがサクサクっとやってくれるようになる。

へぇ〜。でもデザイン業界もそうなってますもんね。昔は画用紙に自分の手で絵を描いてましたけど、今はソフトを使ってデザインするのが当たり前になっている。「ソフトを使える人=クリエイター」という時代です。

まぁ今なら生成AIに「ピカソ風に描いて」と指示すれば描けちゃうんですけどね(笑)。でもここで言っているのはそういうことじゃなく、そもそも「横顔と正面の顔と上から見た顔をすべて混ぜて一つの平面として表現してみよう」と発想することがAIにはできないということで。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。