この対談について
株式会社ワイキューブの創業・倒産・自己破産を経て「私、社長ではなくなりました」を著した安田佳生と、岐阜県美濃加茂エリアで老舗の葬祭会社を経営し、60歳で経営から退くことを決めている鈴木哲馬。「イケイケどんどん」から卒業した二人が語る、これからの心地よい生き方。
第149回 人間とAIが共存できる世界とは
第149回 人間とAIが共存できる世界とは

1ヶ月くらい激痛が続きました(笑)。でね、私としてはなんでこんなに痛いのかとか、いつまでこの状態が続くのかとか、歯医者さんに聞きたいことが山程あるわけです。でも先生も忙しいだろうし、そんな気軽に質問できないじゃないですか。

そうなんですよ。しかも「おそらく医師は次にこういう処置をしてくれるはずです」とか「痛みのある箇所に、痛み止めのセメントを詰めてもらうといいですよ」とかさらに詳しい情報も教えてくれて。何回も同じことを聞いても、嫌な反応1つしない(笑)。

思考の「壁打ち」で使うことが多いですね。僕は頭の中のイメージを言葉にするのがちょっと苦手なんですけど、「これを言語化して」って頼むわけです。今までは部下にやってもらっていたんですけど、AIなら気を遣う必要もないし(笑)。

いや本当に。僕もこの前、新プロジェクトを立ち上げた時に「プロジェクトの名前とロゴを考えて」ってAIに指示したら、一瞬でめちゃくちゃたくさんアイディアを出してくれて。それを見ながら「お、これいいやん!」ってなった案を即採用しました(笑)。

いい使い方ですね〜(笑)。ちなみに鈴木さん、以前はまだ無料版しか使っていないって仰っていましたけど、有料版に切り替えました?

複数のAIを使い分けるのもオススメですよ。私の場合だと、画像生成はChatGPT、相談事はGeminiという風に使い分けています。

そうなんですよ。さっきのドライソケットの話じゃないですけど、私は子どものちょっとした不調や怪我とかについてもよく聞いていて。先日も子どもの皮膚が赤くなっていたので、その写真を撮ってGeminiに相談すると、専門医並みの情報をわかりやすく整理して教えてくれるんです。

そういえば先日、ある経営者さんのメルマガに面白いことが書かれていましたよ。AIにできないのは、承認する時の信用とお墨付き、そしてモチベーション管理などの感情領域だって。だから経営者に必要なのは正解を決める力じゃなくて、「この方向で行く。責任は俺が取る」という熱意だけだそうで。

非常に興味深いですね。確かにAIには腹は括れないですもんね(笑)。それこそ契約書とかだってAIで作れますけど、これからはきっと「これでOK、責任を持ちます」というお墨付きを与えるのが、弁護士さんの仕事になっていくんでしょうね。

ちなみにAIって、ご遺族の精神的なケアにも役立つと思うんですよ。ただただ話を聞いて欲しいとか、辛い気持ちを共有したいとか、そういう時にもAIだったら何時間でも親身に寄り添って会話を続けてくれるじゃないですか。その辺り、鈴木さんはどう思われます?
対談している二人
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















